2014年2月10日月曜日

公開研究会「ポスト3.11の情報社会」ゲスト:東浩紀 / 2014.2.17.Mon 19:00-21:00

下記のように、公開研究会「ポスト3.11の情報社会」を、東浩紀さんをお招きして、京都のGACCOHさんにて開催します。すでに、満員御礼となってしまっているのですが、前日に一瞬、どこかのタイミングで追加募集するつもりでいます・・・

http://www.gaccoh.jp/?p=5452より引用・・・なのだけど、もともと案内書いたのもぼくでしたw)
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2000年代を通して、インターネットのプラットフォームは、ハード、ソフトともに急速に普及した。スマートフォンに、ブログやソーシャルメディアの急速な普及は、日本社会にもたしかに訪れた。それらの普及は、ビジネスだけではなく、政治、社会など、広汎な分野に変革をもたらすものと思われたし、現に「集合知」や「ロングテール」「デジタル・デモクラシー」といった言説は、閉塞した日本社会を切り開くのではないかと期待された。「アラブの春」や、インターネットを駆使した米大統領選挙などが、その期待に拍車をかけた。
 ところが、2011年に東日本大震災と原発事故を経験し、2度の国政選挙を終えた現在、日本社会が直面しているのは、むしろ「変革の終焉」ではないか。1990年代初頭からの政権交代は頓挫し、衆参の捻れさえない自民党政権に戻った。情報技術で選挙や政治を変えるという試みも、今のところ大きなインパクトを残せてはいない。2013年の流行語大賞は、テレビ由来のものが上位を独占した。繰り返されてきた、「情報技術が社会を変える」という言説は、日本社会では地に落ちたといわざるをえない。
 改めて、「情報技術で社会を変える」構想と方法論を考えなおす時期ではないか。本研究会は、そのような問題意識のもと、思想家、作家として幅広く活動する東浩紀氏をお迎えして、討論者とともに、日本における「ポスト3.11の情報社会」の構想を展望する。
 
ゲスト(講演)

東浩紀(思想家、作家)
 
討論者

吉野裕介(京都大学大学院文学研究科アジア研究教育ユニット研究員)

柴田悠(同志社大学政策学部政策学科 任期付准教授)

高原基彰(関西学院大学社会学部社会学研究科准教授)

西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)

日時:2014年2月17日(月)19:00-21:00(予定)

場所:GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口より徒歩5分)

参加費:無料

主催:西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)

共催:GACCOH

2014年2月9日日曜日

もうひとつの、政治のネット活用「 #民主党大会2014」をご存知ですか?

2014年2月8日は、首都圏は大雪が降るなか、東京都知事選の選挙運動期間の最終日を迎えた。今回の都知事選では、2013年の公選法改正によってネット選挙が解禁になり、各候補がネット選挙に取り組んだことはよく知られている。なりすまし騒動や、ネットでの動員、ネット中心の活動を表明した候補などが登場して、とりあえずネットではそれなりに話題になったし、定着した(ネット選挙の報道として、筆者と毎日新聞社の共同研究なども(ステマ気味に・・・)。

しかし、ここで紹介したのは、都知事選のネット選挙ではない。民主党の2014年党大会におけるネット活用である。民主党は、福島県郡山市で、2014年の党大会を行っている。その党大会で、桜井充民主党政策調査会長がツイキャスとTwitterでQ&Aを行う企画に取り組んでいた。民主党としては、新しい企画だったようだ。

以前、フォローしてた民主党のマスコット「民主くん」のアカウントが呟いていたのを目にしていた。

そこで、事前に以下の3つ+あとから2つの質問をハッシュタグ「 #民主党大会2014」で入れておいた。

結論からいうと、司会の人がいの一番に拾って、確かに櫻井民主党政策調査会会長に振って、回答を行ってくれた。
民主党はじめての試みだったわけだから、まずは実現にこぎつけた「なかの人」に敬意を表したい。だいたい日本的な組織と、ネットの取り組みの相性は良くない。大学、自治体、マスコミはそうだった。民主党は、かつて2000年代を通してネット選挙解禁を強く主張していたとはいえ、おそらく政党も同様だろう。

いろいろと不幸も重なった。まず8日の20時15分という開始時刻は、ちょうど都知事選の地上戦直後だ。最近の大型の選挙では、ネット選挙の一環として、ニコニコ動画等で「最後のお願い」を放送する(ネットでの選挙運動は、8日いっぱい可能)。政治に関心があるユーザーはそちらを見ていたのではないか。

ツイキャスは、時間が来ると切れるので、これは放送全体の視聴者数の延べ数ではないが、放送終了直後の視聴者数は同時視聴者数36人/計158人だった。野党の取り組みとはいえ、これはいささか寂しい数字だ。たとえば、選挙運動期間中に、2度ニコ生でネット選挙の解説をしたが、ともにのべ3万人近い視聴者だった。



見ている限りでは、いくつかの課題があった。ほぼマスコミ取材のような対応に終始していて、ネットならではの特性にフォーカスできていなかった。動画ではもう少し長くご回答いただいていたのだけれど、たとえば、ぼくの1つ目の質問と対応する回答を比較してもらうとすぐわかるが、ぼくの質問に直接回答していない。民主党の総括の有無について問うたけれど、民主党内部の要因ではなく外部要因について回答している(テキストにはないが、「動画では、党内の調整が難航している」旨の発言もあったはず。ちなみに3番目の質問への回答は、「スポーツ等への寄付のあり方を検討したい」という主旨だったはず)。ネットはマスへの回答でもあり、同時に個人への回答でもあるから、こういったズレへの反応は敏感だ。

加えて、タイミングの悪さもあり、残念ながら事前の盛り上がりに欠いた。ハッシュタグへ寄せられた質問が少なすぎた。政治についての関心が、明らかに都知事選という他所に向く日時は回避し、刺さる、換言すればユーザーが興味を持てるコンテンツを十分に企画すべきだった。

とはいえ、こうした試み自体は非常にユニークだから、「やっぱりネットはだめだ」ではなく、さらにネット対応して挑み続けてほしい。与党自民党は、相当なネットの対策をしているわけだから、(一応)最大野党の民主党はやはりコストが低く、新しい分野でもあるネットにはもっと注力してほしい。

とはいえ、有権者も、ネットにおける関心の一部を民主党に向けてみてもいいのかもしれない。先日ニコ生のユーザーアンケートで、ネット選挙が解禁されて自分が支持しない候補者について調べるか問うたところ、確か6割近い人が調べると回答していた(もちろん、十分に一般性のある調査などというつもりはない)。支持しない人も、民主党の見解をちらと見つつ、最近、野党が何を考えているのか、野党再生はありえるのか(あるいは、ありえないのか)、などを妄想してみてもよいのかもしれない。

なお、ぼく自身は、1)曲がりなりにも与党経験がある 2) 再編の約15年の歴史があるが、新しい野党再編とその合意にはまた同程度の時間がかかってしまうのではないかという懸念がある 3) 与党が緊張感を持った政権運営に挑むためにも、そこそこ強い野党が必要 という観点から、経済政策やエネルギー関連など政策的にはすべてに共感するわけではないものの、現在の政治を取り巻く情勢においては消極的民主党支持といえる。そういうわけで、昨日の「 #民主党大会2014」の周知に貢献してみようと、こうして夜中にぽちりぽちりとブログを更新してみた次第だ。また民主党は、ネットを使って、(知的に)面白いことをやってくれるだろうか。楽しみにしている。

2014年2月7日金曜日

2014年東京都知事選挙主要4+1候補のGoogleトレンド(2月7日)

先日「2014年東京都知事選挙主要4+1候補と2013年参院選の山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補のGoogleトレンドの比較(2月2日時点)」というエントリを書いた。

マスコミ各社から、情勢報道が出ているが、Googleトレンドはどうだろうか。



  • 2014年2月5日水曜日
  •  家入一真: 10
  •  舛添要一: 16
  •  宇都宮健児: 6
  •  田母神俊雄: 7
  •  細川護煕: 17
残念ながら、ネットの検索量にも大きな変化はない。ネットに注力することを宣言したはずの候補も、検索量という観点では、うまくネットユーザーに訴求できていないようにも思われる。選挙運動最終日の土曜日には、各候補が最近では定番になりつつある、渋谷のハチ公前で演説を行うようだ。大きな変化は起きるだろうか。

しかし、それよりも、東京を始めとする首都圏では、選挙運動最終日の2月8日に降雪が予想されている。
東京23区でも15センチ予想 大雪に厳重な警戒を(ウェザーマップ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140207-00010005-wmap-soci
一般に、悪天候は投票率を押し下げるとされている。2月9日にも、雪が残ると同じような影響を及ぼすかもしれない。投票率が下がると、既存の支持基盤がものをいうことが多い。ネット選挙の影響は、幸か不幸か、現時点では、マスメディアや地上戦、そして天候と比較して、極めて限定的と言わざるをえない。このような状況は、変わったほうが良いのか、それともこのままで良いのだろうか。変えたいなら投票に行くべきだが、どうにも足を運ぶ盛り上がりに欠くという意見にも多いに共感する。どうなるのだろうか。

しかし、投票率やネット選挙もいわれるが、供託金がネックだろう。都知事選の供託金は、300万円だが若年者の立候補(を始めとする政治参加)を促すなら、ネット選挙よりもまずはこの金額を下げることも考えるべきではないか。物価スライド制ではないが、物価が下落したのだから、供託金の金額を下げるという考え方もできなくはない。

いずれにせよ、大きな支持基盤を背景に、事前に「主要候補」と目されない限り、圧倒的に規模の大きなマスメディアの報道に乗らず、乗らないから当選せず、いつまでたっても泡沫候補のままという悪循環がある限り、まともな聡明さをもった若年世代が積極的に政治参加するようになるとは思えない。

毎日新聞社さんとの2014年都知事選共同研究の第3弾

毎日新聞社さんとの2014年都知事選共同研究の第3弾です。いかがでしょう。時系列に比較いただいてもおもしろいと思います。また、Web版限定で、独自コンテンツの掲載も始まりました。毎日新聞社さんは、いよいよデータ・ジャーナリズムに目覚めたのでしょうか(そうあってほしいです)。

もう一つの都知事選:(1)エリアを越えた「ネット戦」-毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140206mog00m010005000c.html

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(第3弾)
本紙・立命館大共同研究:争点にズレ 世論調査…景気、つぶやき…原発-毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140205org00m010012000c.html

本紙・立命館大共同研究:「つぶやき」増減は全国連動 原発など顕著-毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140201org00m010999000c.html


(第2弾)
本紙・立命館大共同研究:関心事に地域差 陣営、戦術に影響も-毎日新聞
 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140127org00m010003000c.html

本紙・立命館大共同研究:つぶやき、原発最多 主な4候補名関連づけで-毎日新聞
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140130org00m010004000c.html

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(第1弾)
都知事選:主要4候補、ツイッター分析 「主張」「告知」に二分−−毎日新聞・立命館大、共同研究-毎日新聞
 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010154000c.html

都知事選:「ネット力」分析 知名度はメディア影響大-毎日新聞
 http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000e010103000c.html

都知事選:主要4候補、ツイッター分析 西田亮介・立命館大特別招聘准教授の話-毎日新聞
 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010157000c.html

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※共同研究概要
本紙・立命館大共同研究 - 毎日新聞
http://senkyo.mainichi.jp/tochiji/analyze/

毎日リリース:ネット選挙「本紙・立命館大共同研究」都知事選で展開(2014/1/24)-毎日新聞 http://mainichi.jp/info/news/20140124org00m040005000c.html

※毎日新聞社の都知事選関連情報
選挙毎日 - 毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/

※毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」
あなたと候補者との一致度は?投票の参考材料の一つとしてお役立て下さい! #eravote http://vote.mainichi.jp/2014tochijisen/

※国会議員のネット利用についての情報一覧
国会議員名鑑 - 毎日新聞
 http://senkyo.mainichi.jp/giin/index.html

※ネット選挙の基礎知識
ネット選挙:ネット選挙運動の可否 
http://senkyo.mainichi.jp/net/etc/about.html

2013参院選:参院選期間中のツイッター分析 - 毎日jp(毎日新聞)
 http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130731.html

ネット選挙 - 毎日jp(毎日新聞)
 http://senkyo.mainichi.jp/net/

コメント掲載(『The Japan Times』)

下記『The Japan Times』の記事にコメント掲載されました。
Tamogami finds right-wing niche | The Japan Times http://www.japantimes.co.jp/news/2014/02/05/national/tamogami-finds-right-wing-niche/#.UvO9_-Wt9Nk.twitter

2014年2月6日木曜日

【本日2月6日21時〜】わっしょい!×毎日新聞】データで読み解け!都知事選~「ネット力」と選挙戦術~

2月6日21時〜下記URLにて配信。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv167408179
(以下、上記URLから引用)
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【わっしょい!×毎日新聞】データで読み解け!都知事選~「ネット力」と選挙戦術~

ネット事業者6社 サービス別「えらぼーと」集計結果と
毎日新聞・立命館大共同研究の結果を解説

投開票まで残すところあと数日…
ついに佳境に入ってきた東京都知事選。
この17日間を、候補者たちはどのように闘ってきたのか?

毎日新聞と立命館大学による共同研究で明らかになった、
各候補者の「ネット力」や選挙戦術など、
東京都知事選をビッグデータで読み解いていきます。

また、番組では、「わっしょい!ネット選挙」として連携している
ネット事業者6社別に「えらぼーと」の集計結果を発表!
サービス別の傾向が明らかに…!?

出演
[解説]
 西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)@Ryosuke_Nishida
 大隈慎吾(毎日新聞社 世論調査室)
 七尾功(ニコニコ 政治担当部長)
[司会]
 杉本誠司(ニワンゴ取締役社長)

Yahoo!個人のアクセスランキングで1位

Yahoo!個人のアクセスランキングで1位になってた。なかなかぼくみたいなマニアックな書き手がアクセスランキング上位に来ることは滅多にないので、記念のスクリーンショット・・・
2014年東京都知事選候補者がネットを介して有権者と対峙した「 #都知事候補だけど質問ある?」(西田 亮介) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryosukenishida/20140205-00032341/


2014年2月5日水曜日

都知事選候補者がネットを介して有権者と対峙した「 #都知事候補だけど質問ある?」

若年者の政治参加を促す様々な取り組みを行っているNPO法人YouthCreateが、「ASK TOKYO 2014」という2014年の東京都知事選の投票を促す活動の一環として、2月4日の21時から1時間にわたって、「#都知事候補だけど質問ある?」という企画を行った。Twitter経由で、有権者を含む多くの人々から質問を集めて、それに都知事選候補者たちが答えるという企画だ。宇都宮健児 舛添要一、家入一真、細川護煕の4人の候補者が参加した。

この模様は、現在もTwitterのハッシュタグ「 #都知事候補だけど質問ある?」をたどることで読むことができる。宇都宮健児 舛添要一、家入一真 細川護煕の4人の回答数は、それぞれ「25、11、54、19」だ。公式アカウントの書き込みによると、細川候補は事前に回答を用意した質問に回答するというスタンスだったようだ。参加した候補者が全員ではなく、このように対応に温度差は見られたものの、多くの質問が寄せられ、回答が行われた。まずは候補者の調整や運営に当たられた主催・共催のみなさまお疲れさまでした。

そもそも政策的な主張に乏しいと言われ続けた今回の選挙だけに、こうした企画が、とくにネット発で行われたことの意味は大きいと思われる。有権者から、参加しない候補者がいることも含めて、候補者の「人となり」、政策的主張について知る機会が増えたことは、課題を残すものの、極めて重要だろう。日本のメディアは公選法や放送法、業界の自主規制等の存在によって、「中立公正」「不偏不党」であることが求められるため、特定候補の突っ込んだ話題や主張を、有権者が低コストで知る機会はあまりない。街頭演説を聞きに行くのは、候補者の移動場所を把握したり、移動を伴うので、政治に強い関心がある人が中心だ。

しかし、2013年のネット選挙解禁によって、ネットではかなり自由度の高い選挙運動が可能になった。「 #都知事候補だけど質問ある?」のような企画が可能になったのは、こうした変化を受けてのことだ。双方向性と拡散性というソーシャルメディアの特性を活用して、候補者と有権者を架橋し、「人となり」、それから政策観を可視化する重要な取り組みといえる。

ネット選挙解禁が日本社会に与えうる変化の本質は、投票率の向上等ではない(前者は、他国の事例、そして日本における2013年のネット選挙解禁でも実証されていない。また「理想の投票率」も規定できない。投票の義務化という議論もあるが、普通選挙の実現に至る歴史的経緯からして共感しない)。『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』と『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』では「漸進的改良主義」と呼んだが、ウェブサービスの大きな特性である、強力な透明化と双方向性を政治、政策過程に導入していくことにこそある。

早くも告示日や選挙運動期間中の、ニコニコ生放送での演説会が定着し、それに続くネットの特性を活かした取り組みは多くはない(ひっそり付け加えておくと、筆者と毎日新聞社の都知事選の共同研究などもある)。候補者からのネットを使った発信や周知の手法は進化したが、有権者の立場や視点から候補者の取り組みを可視化する取り組みは多くはなかったのである。このような意味で、「 #都知事候補だけど質問ある?」は貴重な取り組みといえる。

いくつかの課題も残されている。特に気になったのは、回答する質問を、候補者側が選んでいることだ。この形式の問題は、候補者が共通して避けたい話題が回避されたままになることだ。目視で見る限りでは、「人となり」に関する話題の回答が多く、「政策」主題の課題は各候補それぞれの得意分野に集中していたように見える(あくまで目視なので、各自「 #都知事候補だけど質問ある?」を見てほしい)。筆者も、あえて都議会との関係のマネジメント方法など各候補が共通して答えにくそうな質問を3回ほど、ハッシュタグを経由して質問してみたが、いずれも回答は得られなかった。もちろん質問が多かったからということも関係しているのかもしれない。

こうした課題を回避するためにも、田原総一朗さんや選挙報道における池上彰さんのような強力に切り込むタイプの司会者を導入してみてはどうだろう。「人となり」は、うまく答えることで、与える印象を改善できるので、候補者にとっては答えやすい。多くの人が気にするのもそちらだろう。政策的な主題は、政策的な知識や、力量が露骨に可視化され、また失言にも繋がりやすいから、候補者にとってはあまり答えたくない類の質問である。炎上の可能性があるネットなら尚更だ。これらの主題からも、候補者が逃げないように、答えたくない質問にも回答を強く促す、単なる進行役ではない司会者が重要な役割を持つように思えた。

とはいえ、前述したように、そもそも重要な機会だし、何事もいきなりベストな取り組みができるとは限らないから、ぜひ、今後の企画では検討してほしい。「人となり」も重要だけれど、「政策」についての発信も行ってほしい。このような、ネットの特性を活かして、有権者の立場で可視化していく取り組みがさらに増え、日本の選挙や政治、政策過程の透明性の改善に寄与することに期待したい。

2014年2月3日月曜日

ニコ生:2014/02/08(土) 開場:18:57 開演:19:00「都知事選前夜!大胆予測」

安倍宏行さんの【Japan Indepth】ニコ生に出ます。

2014/02/08(土) 開場:18:57 開演:19:00「都知事選前夜!大胆予測」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv167942605 より引用)
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元フジテレビ解説委員安倍宏行が2013年10月に創刊した全く新しいウェブ・メディア、”Japan Indepth ニッポンの深層”。 編集長安倍宏行と編集委員や寄稿者たちが毎週、旬な話題を取り上げ徹底討論します! 今回のテーマは、「都知事選前夜!大胆予測」 ゲストはJapan Indepthの寄稿者2人。 永田町の裏の裏まで知り尽くしたジャーナリスト:山田厚俊氏、インターネット選挙活動をデータで読み解く気鋭の学者:立命館大学大学院特別招聘准教授西田亮介氏。 今回の選挙戦を総括するとともに、結果を大胆予測します。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv167942605

2014年2月2日日曜日

2014年東京都知事選挙主要4+1候補と2013年参院選の山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補のGoogleトレンドの比較(2月2日時点)

2014年東京都知事選挙主要4+1候補と、2013年参院選の山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補のGoogleトレンドを比較してみた。山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補は、当時ネット選挙を駆使した候補として知られている。なお3名のなかでは、山本候補のみ当選した。

Googleトレンドは、検索量が、相対的に表現されている。範囲内の最大値を100として比較している。検索量はプラットフォームのコアコンピタンスなので、絶対値は公開されていない。したがって、前者と後者の絶対量を表現したものではないことに注意する必要がある。

また「Yahoo!ビッグデータ」は、検索量と議席獲得数のあいだの相関関係を指摘したものの、それが一般的に観察できる傾向かどうか、またGoogle検索でも同様の傾向にあるかどうかはわからない。つまり、検索量と当選結果の関係性は、現時点では明確ではないことに注意が必要である。
 ビッグデータが導き出した参議院選挙の議席予測−Yahoo! JAPANビッグデータレポート  http://event.yahoo.co.jp/bigdata/senkyo201307/
とはいえ、それらの注意を念頭に置いても、なかなか興味深い結果だった。

■2014年東京都知事選挙主要4+1候補



  • 2014年1月23日木曜日
  •  家入一真: 100
  •  舛添要一: 26
  •  宇都宮健児: 15
  •  田母神俊雄: 28
  •  細川護煕: 26

  •  2014年1月30日木曜日
  •  家入一真: 11
  •  舛添要一: 12
  •  宇都宮健児: 7
  •  田母神俊雄: 6
  •  細川護煕: 18

■2013年参院選の山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補


  • 2013年6月30日~7月6日
  •  山本太郎: 5
  •  三宅洋平: 4
  •  鈴木寛: 1
  • 2013年7月14日~20日
  •  山本太郎: 18
  •  三宅洋平: 22
  •  鈴木寛: 7
  • 2013年7月21日~27日
  •  山本太郎: 100
  •  三宅洋平: 41
  •  鈴木寛: 6
−−−
2013年参院選の3者は、検索量には大きな差があったものの、7月21日の投開票日に向けて、3候補ともに検索量が増加していることがわかる。とくに山本候補の場合は、見事に、投開票日前後に、検索量をもっとも増加させていた。三宅候補も同様の傾向にあった。

2014年東京都知事選挙主要4+1候補はどうか。IT起業家として知られる家入候補が突如立候補を表明したこともあり、1月23日の告示日には、顕著に検索量が増えた。しかし、その後急落している。ウェブサービスやアプリのローンチ直後と似たような状況である。またその他の候補に至っては、告示日以前よりも検索量が減ってしまっている。

2014年の東京都知事選では、各候補がネット選挙のさまざまな対策を行ったことが指摘されたが、少なくとも現時点では検索量を増やすことには有効に貢献していないといえる。選挙戦も残すところおよそ1週間となった。後半戦の展開にも注目したい。

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2013年のネット選挙の経緯と民主主義、キーパーソンへのインタビュー等についてはこちら→
西田亮介,2013,『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』NHK出版.

日本におけるネット選挙解禁の経緯や、論点等についてはこちら→
西田亮介,2013,『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』東洋経済新報社.

2014年1月31日金曜日

2014年都知事選、毎日新聞社共同研究の第2弾

毎日新聞社さんとの2014年都知事選共同研究の第2弾が公開されました。第2弾は、しばしば言われていた支持層と、応援演説の場所等を可視化してみました。データ・ジャーナリズムの実践的取り組みだと思います。

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(第2弾)
本紙・立命館大共同研究:関心事に地域差 陣営、戦術に影響も-毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140127org00m010003000c.html

本紙・立命館大共同研究:つぶやき、原発最多 主な4候補名関連づけで-毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/news/20140130org00m010004000c.html

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(第1弾)
都知事選:主要4候補、ツイッター分析 「主張」「告知」に二分−−毎日新聞・立命館大、共同研究-毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010154000c.html

都知事選:「ネット力」分析 知名度はメディア影響大-毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000e010103000c.html

都知事選:主要4候補、ツイッター分析 西田亮介・立命館大特別招聘准教授の話-毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010157000c.html

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※共同研究概要
本紙・立命館大共同研究 - 毎日新聞
http://senkyo.mainichi.jp/tochiji/analyze/

毎日リリース:ネット選挙「本紙・立命館大共同研究」都知事選で展開(2014/1/24)-毎日新聞 http://mainichi.jp/info/news/20140124org00m040005000c.html

※毎日新聞社の都知事選関連情報
選挙毎日 - 毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/

※毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」
あなたと候補者との一致度は?投票の参考材料の一つとしてお役立て下さい! #eravote http://vote.mainichi.jp/2014tochijisen/

※国会議員のネット利用についての情報一覧
国会議員名鑑 - 毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/giin/index.html

※ネット選挙の基礎知識
ネット選挙:ネット選挙運動の可否 http://senkyo.mainichi.jp/net/etc/about.html

2013参院選:参院選期間中のツイッター分析 - 毎日jp(毎日新聞) http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130731.html

ネット選挙 - 毎日jp(毎日新聞) http://senkyo.mainichi.jp/net/

2014年1月30日木曜日

『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)のKindle版が発売されました。

『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)のKindle版が発売されました。他のプラットフォームの電子書籍も随時発売になるはずです。電子書籍派のみなさまもぜひ。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00I46ZP3E/ref=cm_sw_r_tw_dp_hJA6sb0QD890Q

2014年1月29日水曜日

「ネット選挙」に対する2つの視点

東京都知事選挙の選挙運動期間まっただ中である。2013年から解禁されたネット選挙だが、あっという間に選挙運動のスタンダードになったようだ。大変興味深いのが、今回各候補は慣例となっていた、東京青年会議所主催の討論会も、日本記者クラブの共同記者会見も、キャンセルになったが、告示日のニコニ動画等主催の演説会には各候補が出揃った。また2月1日のネット事業者による討論会にも、各候補が顔を揃えるようだ。

【都知事選】候補者討論会、ようやく実施へ 2月1日夜、ネットで生放送 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140127/elc14012720560006-n1.htm

東京青年会議所も、日本記者クラブも、一定程度伝統的な権威をもつ主体と考えられるが、それらをキャンセルしたときの影響は計算できるものの、ネットの影響を十分に予測することは難しく、キャンセルしづらかったとも考えられるし、もしかすると、そのような選挙に与える影響の予見困難さゆえに、ネットの影響力を無視できないと各陣営が考えたとしても不思議ではない。いずれにせよ、ネット選挙が解禁になって1年と経たないが、選挙において、とりあえずネット選挙対策を行うということは事実上の標準となった。

ところで、「ネット選挙」には、必ずしも利害が一致しない2つの視点がある。一つは、候補者サイドから見たときのもので、こちらはウェブサイト等を通じて、候補者について周知し、共感、投票、寄付金等、自陣営に必要な資源の調達に影響を与えようとするものだ。もう一つは、有権者から見たときの、視点である。こちらは、ウェブサイト等を通じて、候補者について知り、自分が投票すべき候補者や政党を知ろうとするときのものである。

ある意味では、当たり前だが、両者の利害は必ずしも、一致しない。有権者が多くの候補者に関する情報を得るようになると、政党や候補者によりシビアな目を向けることになる。実際には、具体的な政策を打ち出していない候補者、過去に不祥事を起こした候補者、資金の出所や支持母体等を隠しておきたい候補者等々にとっては、あまり喜ばしいこととはいえない。

候補者は絶えず、自身のポジティブさや、共感を集めやすいイメージを発信するだろう。有権者は候補者ほど、直接的なコストを投資しているわけではなく、選挙に積極的ではないのが当たり前だから、分かりやすい利害が明確になっていないと候補者のことを詳しく調べたりはしない。多くの場合、候補者は、有権者よりも、選挙に対して、積極的にコミットする。

このとき、両者のアンバランスはどのようにして、補正されうるのだろうか。個人的には、機能するジャーナリズムではないかと考える。ジャーナリズムは、権力や社会に監視の目を向けるのが本業であるから、有権者の目を誤魔化そうとする候補者や政治の動向をチェックするコストを拠出し、有権者の適切な選択を支援しうる可能性がある。

しかしながら、ネット選挙に対して、ジャーナリズムはどれだけ対応しているだろうか。毎日新聞社と筆者は、2013年の参院選のネット選挙について、共同研究と報道を行った。
2013参院選:参院選期間中のツイッター分析 - 毎日jp(毎日新聞) http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130731.html
2013年の参院選は、ネット選挙解禁が話題になったから、他社も多くの同種の試みを行った(毎日新聞社と筆者の共同研究が、もっとも包括的かつ踏み込んだ内容だったとは自負するものの)。ところが、今回の東京都知事選では、どうか。毎日新聞社と筆者は、今回も同種の取り組みを行っている。
毎日新聞社との共同研究第1弾の公開 http://ryosukenishida.blogspot.com/2014/01/1.html
しかし、他社からはこうした包括的なネット選挙報道の試みは、一向に登場しない。先ほどの言い方でいうと、候補者サイドのネット選挙の取り組みは選挙を経るごとに、手法とノウハウが蓄積し高度なものになっている。ジャーナリズムは、その進化に対応できているだろうか。

たとえば、ネット事業者7社「わっしょい!ネット選挙」という、共同でネット選挙について扱うことを表明している。しかし、既存メディアかは見えてこない。ネットに力を入れているはずの朝日新聞でさえ、だ。候補者サイドがネット選挙の手法を進化させていくことの意味は、有権者に対して、効果的に動員を促すことだが、その成功は必ずしも有権者の利益や、少し大仰な言い方をすれば、機能する民主主義には直結しないのではないか。

公職選挙法の全面的改正も視野に入れつつ、ネット選挙のさらなる解禁がささやかれるようになってきている。「第4の権力」としてのチェック機能が期待されるメディアが、ネット選挙に取り組まないことで、ネット選挙に期待された透明化や民主主義の改善といったポテンシャルが十分に発揮されない可能性がある。2015年には統一地方選挙、2016年には国政選挙が控えている。メディアのネット選挙報道の技術向上を期待したい。
















2014年1月28日火曜日

なぜ、都知事選で生活に関連した政策が提示されないのか?

表題の主題で、津田さんが始めた新しいネット政治メディア(?)「ポリタス」に寄稿しました。ご笑覧いただければと思います。
なぜ、都知事選で生活に関連した政策が提示されないのか? | ポリタス - 「東京都知事選2014」を考える http://politas.jp/articles/14

2014年1月27日月曜日

『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』書評@『週刊朝日』by内山菜生子さん

内山菜生子さんに、『週刊朝日』にて、拙著『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)の書評をいただいたのですが、これが実に端的にまとめていただいています。ご一読ください。
ネット選挙とデジタル・デモクラシー [著]西田亮介 - 内山菜生子 - 話題の新刊(週刊朝日) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト http://book.asahi.com/reviews/column/2014012400002.html #bookasa 

2014年1月26日日曜日

毎日新聞社との共同研究第1弾の公開

毎日新聞社さんとの共同研究の第1弾が公開されました。早くも、ネットではいろいろと話題になっているようです。

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(第1弾)
都知事選:主要4候補、ツイッター分析 「主張」「告知」に二分−−毎日新聞・立命館大、共同研究-毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010154000c.html

都知事選:「ネット力」分析 知名度はメディア影響大-毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000e010103000c.html

都知事選:主要4候補、ツイッター分析 西田亮介・立命館大特別招聘准教授の話-毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20140126ddm001010157000c.html

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※共同研究概要
毎日リリース:ネット選挙「本紙・立命館大共同研究」都知事選で展開(2014/1/24)-毎日新聞 http://mainichi.jp/info/news/20140124org00m040005000c.html

※毎日新聞社の都知事選関連情報
選挙毎日 - 毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/

※毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」
あなたと候補者との一致度は?投票の参考材料の一つとしてお役立て下さい! #eravote http://vote.mainichi.jp/2014tochijisen/

※国会議員のネット利用についての情報一覧
国会議員名鑑 - 毎日新聞 http://senkyo.mainichi.jp/giin/index.html

※ネット選挙の基礎知識
ネット選挙:ネット選挙運動の可否 http://senkyo.mainichi.jp/net/etc/about.html

2013参院選:参院選期間中のツイッター分析 - 毎日jp(毎日新聞) http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130731.html

ネット選挙 - 毎日jp(毎日新聞) http://senkyo.mainichi.jp/net/

nose...

ロングボードはtoes on the noseのために...

2014年1月25日土曜日

毎日新聞社と2014年度都知事選に関する共同研究を行います。

毎日新聞社さんと2013年の参院選に引き続いて、都知事選に関する共同研究を行うことになりました。下記、毎日新聞社からのプレスリリースです。よろしくお願いします。


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毎日リリース:ネット選挙「本紙・立命館大共同研究」都知事選で展開(2014/1/24)

2014年01月24日
 株式会社毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝比奈豊)は2月9日に投開票される東京都知事選で、インターネット上の選挙運動を分析するため、立命館大学との共同研究プロジェクトに基づいた記事を紙面とWEBで展開します。
 立命館大の西田亮介・特別招聘准教授と共同で、政党・政治家や有権者のツイッター上のつぶやきなど、インターネット上での動きを分析。従来から行っている全国電話世論調査や「毎日新聞ボートマッチ(通称・えらぼーと)」のデータも活用しながら、選挙戦の可視化、透明化に挑戦します。
 期間中は毎日新聞紙上にて継続的に紙面を掲載するほか、ニュースサイト「毎日新聞」に特設する都知事選コーナーで、紙面と連動したグラフィックを展開します。
◆共同研究者
 西田亮介(にしだ・りょうすけ)・立命館大特別招聘准教授(情報社会論)。1983年生まれ。慶應義塾大大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。同助教、東洋大非常勤講師などを経て現職。著書に『ネット選挙|解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)など。
◆関連サイト
毎日新聞社選挙サイト「選挙毎日」
毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」
◆本件に関するお問い合わせ先
毎日新聞社
E-mail : media_release@mainichi.co.jp

2014年1月24日金曜日

Saab 9-3 SE2.0


ハッチバックなのに、後部座席が分割で倒せないところを除くと(サーフボードを中に積むときに致命的にめんどくさい)、とても気に入ってるのだけど、去年の車検でもいろいろいわれたし、エアコンもヘタってきたので、本が売れるとかどこかでまとまった臨時収入があったら、買い替えどきだと思われる。2世代あとのSaabか、アルファロメオなんかもいいよねえ、なんて思ったりしてしまう。でも、意外とマツダあたりも悪くないのでは、とかなんとか・・・

2014年1月23日木曜日

chilly, small, but fun...


...それもシングルフィンロングボードかもしれませんね。

【わっしょい!×毎日新聞】出番はあるか?ネット選挙~東京都知事選2014~ (番組ID:lv166680232)

下記番組に出演します。

【わっしょい!×毎日新聞】出番はあるか?ネット選挙~東京都知事選2014~ (番組ID:lv166680232)

(以下、http://live.nicovideo.jp/watch/lv166680232より引用)
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【わっしょい!×毎日新聞】出番はあるか?ネット選挙~東京都知事選2014~

1月23日(木)告示を迎え、いよいよ本格的に始まった東京都知事選。
この17日間を、候補者たちはどのように闘うのか?

各候補者の現時点でのネット活用度を徹底比較。
ネットでの活躍が期待できそうな候補者は?
そもそも、今回の都知事選でネット選挙の出番はあるのか!?

ネット選挙で勝つ人、負ける人の傾向など、
昨夏、参院選のネット選挙振り返りも交えながら、
みなさんと一緒に考えていきます。

出演
ゲスト:西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)@Ryosuke_Nishida
    大隈慎吾(毎日新聞社 世論調査室)
解説: 七尾功(ニコニコ 政治担当部長)
司会: 杉本誠司(ニワンゴ取締役社長)

市川真人さんの、書評で、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)に言及いただきました。

市川真人さんの、書評で、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)に言及いただきました。『池上彰の選挙と政治がゼロからわかる本[著] 池上彰』の書評で、「大人のための『民主主義教育』」というエントリ。

社会学者の西田亮介は、ネットを使った選挙運動の解禁が政治や社会に与える影響を考察した『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』のなかで、その本質を「政治マーケティング(およびそれに基づいたPR)の高度化と、政治の透明化」という相反する二極に見いだした。従来型の新聞やテレビ以上に、人々が「いつでも、どこでも」接するがゆえにインターネットは、アメリカ型の政治マーケティング(広報戦略)として活用されるだろう、それに対峙するのは一般にイメージされがちな「政治と主権者の双方向的対話」ではなく、政治家の発言や活動が漏らさず記録され閲覧可能になる透明性である、というわけだ。
その二極は、受け取る側により多くを期待せずにはいられない変化である。マーケティングとPRが高度化するということは、有権者が候補者に抱くイメージに影響を与える力が大きくなるということだから、民主主義の理念に基づけば、主権者はそれに抗って主体的に判断する力を養わなければならない(違う言い方をすれば、マーケティングに頼って選挙に勝とうとすること自体が民主主義の軽視、正確には民主主義を構成する個々の主権に対するあなどりなのだが)。政治が透明化するということは、透明なだけでは有効でなく、透明化された情報を生かす力を求められる。それらはいずれも、これまでも政治を身近に感じてきた人たちにではなく、そうでなかった人たちにこそ、より大きく働きかける変化だ。(http://book.asahi.com/ebook/master/2014011600004.htmlより引用)
的確に、ぼくの書籍の意図を汲んでいただいていて、とても嬉しく思います。また池上さんの書籍の問題意識も、実は書籍で言及したように通底するところがあるので、市川さんのエントリ全体もぜひ呼んで下さい。

しかし、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』は発売直後は、参院選後だったこともあって、いくつかの書評が出るに留まりましたが、最近東京都知事選もあってか、再び書評や言及いただく機会が増えてきました。10月間なので、出版業界の外の、世間的には、まだ新刊のうちに属するかと思いますし、選挙の話だけではありませんので、この機会に改めてぜひ。





2014年1月19日日曜日

雑誌寄稿: 西田亮介,2014,「政治も透明化の時代」『広報会議』61: 34-5.

『広報会議』の2014年2月号がパブリックアフェアーズの特集を組んでいます。広報が専門の同誌でも、初めての特集だそうです。そこに短い原稿を寄稿しました。個人的には、パブリックアフェアーズとネット選挙は対になっていると考えています。機能する民主主義と、企業等の利益拡大は、どのようにして共存できるのかというのが最近の問題意識です。この特集には、知人もたくさん登場していました。

西田亮介,2014,「政治も透明化の時代」『広報会議』61: 34-5.

(さわりは、こちらからも)


『日本における社会起業家の登場と その起業過程 ― 制度的基盤、コミュニティ機能、政策との協働 ―』

2014年1月15日水曜日

『広報会議』2014年2月号「社会の合意を得る方法 パブリックアフェアーズは透明性高まる社会の要請」

『広報会議』2014年2月号に、「パブリックアフェアーズは透明性高まる社会の要請」というコラムが掲載されているのですが、本日のみ全文無料公開だそうです(明日以後は、たぶん部分的に読めるのだと思います。)。

http://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201402/society-agreement/001484.php

2014年1月14日火曜日

『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)と『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)

2013年に、ぼくは『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)と『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)という2冊の本を書きました。今日、細川元首相の都知事選への立候補の表明がありましたが、政治の季節が訪れると、この2冊は季節の風物詩のように動きます。この2冊は、意見似て見えますが、実は別種の書籍です。その点を説明したいと思います(みなさんに、両方を手にとっていただくために!(笑))。

これは時系列でいうと、『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)は、ネット選挙解禁直前に、解禁までの歴史的経緯や先行研究を取りまとめ、ネット選挙の課題と可能性、それから、当時Twitterを使っていた「Twitter議員」のデータ分析等をコンテンツにしています。

他方で、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)は、初めて国政選挙でネット選挙が解禁された2013年の参院選の速報的分析を中心に、政策マーケティングの歴史、可能性と課題、鯖江のオープンデータ、海賊党などの事例を書いています。また関係諸氏(ただし、政治家除く。政治家のみなさんについては、また別の機会があればいいのですが・・・)のインタビュー等を収録しています。したがって、両者のコンテンツは一部重複するところはあるものの、重複していない箇所が多く、言ってみれば姉妹編になります(なので、片方を手にとった方は、ぜひ両方を手にとって下さい(笑))。

あとデータジャーナリズム、とくにネット選挙報道の可能性と課題についての書籍を書いて、ネット選挙シリーズを3姉妹にしたいなあ。2015年は統一地方選挙、2016年は(たぶんダブル)国政選挙の年なので、可能性がある版元さんがあれば、ぜひご連絡いただけると嬉しいです・・・






2014年1月12日日曜日

「「健全な民主主義」と「動員(キャンペーン)」の両立は可能か」

2014年1月11日の情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア時代の情報流通と制度設計研究会での西田コメントスライド「「健全な民主主義」と「動員(キャンペーン)」の両立は可能か」です。


2014年1月9日木曜日

Jetstarで大阪ー東京を移動してみた・・・

年末年始から結構追い込まれていて、そんなストレス発散と物見遊山がてら、かねてからLCCに乗ってみたいと思っていたこともあって、先日関西ー東京間の移動にJetstarを利用してみた。その所感などを連々と記してみることにしたい。

普段は言うまでもなく新幹線で、京都ー東京間を移動している。コストは、京都ー品川で、13,420円(自由席だと12,710円)所要時間は2時間11分くらいらしい。

対するJetstarは平日の外れた時間帯だと、なんと空港利用税とかコミコミで6000円くらい。もっとも安い場合、4000円台もある模様。飛行時間は1時間10分。他社でも代替

しかし、これを見て、「圧倒的にLCCがいいじゃん!」と思うのは、早計というもの。現実には、関空までの移動コスト、成田からの移動コストがバカにならない。ちなみに、京都から関空までもっともラクなのは直通のはるかだろう。はるかの場合、特急券込みで、3,040円、約1時間20分。成田から都内(上野)までは、京成スカイライナーで、2,400円、40分ほど。これらを足し合わせると、概ね、12,000円弱、約3時間10分といったところ。JRは遠距離移動だと、都区内無料になるので、細かな移動運賃を足し合わせると、厳密には、もう少しLCC利用のほうがコストがかかるはず。

また新幹線と違って、飛行機はチェックインや、セキュリティチェックの関係で、マージンを見越して空港に到着しないと落ち着かない。そう考えると、残念ながら、トータルで見たときに、LCC(を含む、実際の移動)のコストパフォーマンスは、東京ー大阪間に限ると、新幹線と比較してあまり良いとはいえなかったという印象。とはいえ、Jetstar自体に限ると、全体的にコストカットされていて、CAの人数が少ない分、テキパキとして合理的なオペレーションも、なんだかユニクロみたいな感じもあって、嫌いじゃなかった。

やはりLCCの本領は、遠距離で乗ったときに、既存の航空券との比較で発揮されるのだろう。今年もいくつか遠方の出張の予定が入っているので、そのときには他社も含めていろいろ乗ってみたい。こういうの、最近流行りのエクストリーム出勤の一例になるのだろうか・・・

jetstarの機体。小さい・・・。座席は、おそらく座席数を確保するため、厚みを落としたレザーシート(たぶん、ゴミを弾いて、掃除しやすくするため)。でも、この軽い感触のシートは、意外と快適だった。
関空の搭乗ゲート。えっと、ずいぶん遠くて、周囲に売店一つ無いので、セキュリティ通ったあたりで、飲食物買っとくのが吉か。

成田は空港に直接降りて、バスで建物まで。早く帰りたくて、前方のシートを追加で有料で予約したけど、これだと関空→成田では意味がない気がした・・・

2014年1月4日土曜日

Google Scholarの機能改善がすごい件

研究者だと、一度や二度はGoogleの論文検索システムGoogle Scholarのお世話になったことがあるかと思うんですが、最近どんどん機能改善が進んでいるようです。最近では、文献管理システム用にファイルを吐き出してくれたり、論文をストックする「マイ ライブラリ」や、なんと自分の論文がどれだけ引用されたかを機械判定してくれる「マイ 引用」等々(研究者が書く論文は、他者に引用されたか、というのが判断の尺度のひとつに)。そして、なんと自分のプロフィールページも作れてしまうようになったようです。自分の論文がどれだけ引用されたといったことが分かります。日本の、とくに文系研究者は書籍を研究業績にすることが多いものの、Google Scholarは十分に書籍と統合されていなかったり、やや更新時期が遅かったりといった課題があるものの、なかなかの精度とお役立ち度です。というわけで、ちょっと自分のプロフィール・ページを作成してみました・・・


2014年1月3日金曜日

謹賀新年

今年もよろしくお願いします。

今の勤務先に勤めて3年目になりかなり仕事と環境に慣れたので、きちんと業績を出し続ける年にしたい。とくに英語の仕事を増やしたい。その意味で今年は現在の延長できちんと仕事して、冒険するとしたら来年だろうか。

昨年のもの含む業績一覧はこちら(コメントやセミナー、年末に出たものは未更新)。
https://sites.google.com/site/ryosukenishida/

たぶん相対的に見ても量的に少なくないと思うけれど(質はみなさまの評価にお任せします)、満足してもしょうがないので、淡々と前に進み続けたいところ。昨年は仕事をし「続ける」ことの重要性を改めて感じる年にもなった。

あと食事制限無しのダイエットに成功中で、春から5kgほど痩せた。仕事をし続けるためには、レッドブルじゃなくて、やはりフィジカルな身体の調整が必須と思うようになった。もう2㎏ほど痩せて、20代前半ぶり以来の安定して60kgを割れる状態にしたい。

一昨年まで少し離れてたサーフィンだけど去年はだいぶカムバックしたはず。今年は上手くなりたいところ。