2014年2月7日金曜日

2014年東京都知事選挙主要4+1候補のGoogleトレンド(2月7日)

先日「2014年東京都知事選挙主要4+1候補と2013年参院選の山本太郎候補、三宅洋平、鈴木寛候補のGoogleトレンドの比較(2月2日時点)」というエントリを書いた。

マスコミ各社から、情勢報道が出ているが、Googleトレンドはどうだろうか。



  • 2014年2月5日水曜日
  •  家入一真: 10
  •  舛添要一: 16
  •  宇都宮健児: 6
  •  田母神俊雄: 7
  •  細川護煕: 17
残念ながら、ネットの検索量にも大きな変化はない。ネットに注力することを宣言したはずの候補も、検索量という観点では、うまくネットユーザーに訴求できていないようにも思われる。選挙運動最終日の土曜日には、各候補が最近では定番になりつつある、渋谷のハチ公前で演説を行うようだ。大きな変化は起きるだろうか。

しかし、それよりも、東京を始めとする首都圏では、選挙運動最終日の2月8日に降雪が予想されている。
東京23区でも15センチ予想 大雪に厳重な警戒を(ウェザーマップ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140207-00010005-wmap-soci
一般に、悪天候は投票率を押し下げるとされている。2月9日にも、雪が残ると同じような影響を及ぼすかもしれない。投票率が下がると、既存の支持基盤がものをいうことが多い。ネット選挙の影響は、幸か不幸か、現時点では、マスメディアや地上戦、そして天候と比較して、極めて限定的と言わざるをえない。このような状況は、変わったほうが良いのか、それともこのままで良いのだろうか。変えたいなら投票に行くべきだが、どうにも足を運ぶ盛り上がりに欠くという意見にも多いに共感する。どうなるのだろうか。

しかし、投票率やネット選挙もいわれるが、供託金がネックだろう。都知事選の供託金は、300万円だが若年者の立候補(を始めとする政治参加)を促すなら、ネット選挙よりもまずはこの金額を下げることも考えるべきではないか。物価スライド制ではないが、物価が下落したのだから、供託金の金額を下げるという考え方もできなくはない。

いずれにせよ、大きな支持基盤を背景に、事前に「主要候補」と目されない限り、圧倒的に規模の大きなマスメディアの報道に乗らず、乗らないから当選せず、いつまでたっても泡沫候補のままという悪循環がある限り、まともな聡明さをもった若年世代が積極的に政治参加するようになるとは思えない。