2014年4月29日火曜日

高知の「日曜市」で出会った美味しいものたち

ジャーナリストキャンプ2014 in 高知」という企画があって、先週末仕事でしばらく高知にいた。ジャーナリストの人たちの思考の傾向やパターンを経験的に理解するよい機会で、そちらもまたどこかで書くとして、とりあえず、高知城城下で毎週日曜日に開催される「日曜市」で出会った美味しいものたちを列挙しておく。これらも、いちおう地域ブランドや地域産業振興の仕事も引き受けているがゆえの、リサーチの一環であると、変わらず大学に戻って、生協のおにぎりとサンドイッチで昼食を済ませつつ強調しておきたい。冗談抜きで、高知は食に恵まれたまちだと思う。海産物や有名なゆずはいうまでもなく、肉もおいしい。しかも、いずれもとてもリーズナブル。データを見ると、外食支出が多かったりと、とてもユニーク。ほかに鰹(たたき&竜田揚げ)、ブリ丼、くじら、あおさ、刺身定食、あたりを食べたものの、書いててうつぼと田舎寿司を食べるのを忘れたことを帰ってきてから思い出した・・・ただし、日曜市の場合、地元の人と、観光客もいるのだけれど、なかなかその場で食べられる食品が少なかったことが気になる。つまり1次産品が原材料のまま、もしくはごく簡単に加工された状態で売られているのである。絶品なのは間違いないけれど、とくに観光客の場合、その場で食べるニーズもあるのでは、と思ったりもした。また、店の数は物凄く多いのだけど、売っているものはかなり似ている。1次産品中心であることと、関係有るのだろうけど、店の数の割に、商品のバリエーションが乏しく、やや差別化がうまくいっていない気もする。まあ、こういった発想は、食材の美味さと比較して、野暮というほかないのかもしれない。

鯵の押し寿司、ゆず風味。新鮮で、しゃりにゆずが。臭みはまったくなく、とてもさわやか。鰹もおいしいけれど、青魚好きなので、押し寿司が絶品過ぎた。しかも400円!
「はし巻」なる粉物。形状は違えど、基本的にはお好み焼き的な何か。箸で切ったりしなくていいので、食べやすい。

こちらは鯖の押し寿司とたけのこ寿司、稲荷。350円・・・
見た目は普通の唐揚げ。しかし、肉が大変ジューシーで絶品。魚だけじゃないですね・・・

2014年4月27日日曜日

「毎日新聞社客員研究員」になりました

2014年4月25日付で、「毎日新聞社客員研究員」になりました。
特段、給与等が発生したりするわけではありませんが、これまでの毎日新聞社との共同研究や報道等における、互いのリスクテイキングとパートナーシップを確認し、その継続することを確認し合ったという意味が大きいと思います。実際、これまでになかった新しい肩書だと聞いています。デジタル報道センターを中心に、息の長いデータ・ジャーナリズムとジャーナリズムのイノベーションを追求していきます。引き続き、よろしくお願いします。

2014年4月23日水曜日

J-WAVE JAM THE WORLD 2014.04.22 BREAKTHROUGH!:『わたしたちは国をどこまで頼っていいのか?』(ゲスト: 社会学者 西田亮介さん)

J-WAVE JAM THE WORLD 2014.04.22 BREAKTHROUGH!:『わたしたちは国をどこまで頼っていいのか?』(ゲスト: 社会学者 西田亮介さん)
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/break/index.html

4月23日に、津田さんのJAM THE WORLDに呼んでいただきました。なんでもスペシャルウィークだそうで、聴取率を測る時期に、こんなに硬いテーマで大丈夫なのかと勝手に心配にはなりますが、多くのみなさんが普段なかなか意識することも少ないと思われるテーマだけに素晴らしい企画ですね。

J-WAVEのスタジオは、六本木ヒルズ33Fで変わらず、素晴らしい眺望でした。津田さんにお目にかかったのも、とても久しぶりで、ややお疲れのようにも、見えましたが、質問は鋭く、しゃべる側としては、とても楽しいものでした。

中身としては、

・大きな政府/小さな政府→透明で、合理的、機能的な政府へ

・社会保障の拡充+経済成長の両立

・インセンティブ設計とソフトパターナリズム

・試行錯誤とリクエスト

みたいな話をさせていただきました。すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、こうした発想の少なくない部分は、キャス・サンスティンの議論に由来しています。『Simpler』とか『Conspiracy Theories and Other Dangerous Ideas』あたりが参考文献になるでしょうか。このあたりの文献も、早く邦訳されてほしいです。

「ミニマリストとトリマー」みたいな話もしたいなあ、と思っていたのですが、さすがに1時間弱の尺では難しかったです。

その辺りは、下記のイベントなんかでも話していけたらなあと思います。
「「憲法から考える国のかたち —— 人権、統治、平和主義」小林節×ゲンロン憲法委員会(境真良+西田亮介+東浩紀)」
http://peatix.com/event/33654

最近、法学のみなさんとご一緒させていただく機会が多く、改めてサンスティン、それからアッカーマンらの議論に関心を持っています

2014年4月21日月曜日

「湘南とリゾート」『α-synodos』vol.146+147 2014.4.20

αシノドスに、「湘南とリゾート」についてのエッセイを寄稿しました。いや、一応、地域振興の仕事や、サーフカルチャーの研究「も」しているので、単なる趣味じゃないんです、断じて。

以下、http://synodos.jp/a-synodos より引用。強調は西田による。
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vol.146+147 2014.4.20
特集:「リゾート」/「国家と情報」
・木曽崇×木下斉「カジノと街づくり――複合型施設の可能性とは」
・西田亮介「湘南とリゾート」
・大野更紗×開沼博「『1984 フクシマに生まれて』刊行記念 大野更紗と開沼博が選ぶ『生き抜くためのブックレット』」
・木村草太「制定過程が示すもの――特定秘密保護法を考える」
・三木由希子「『ツワネ原則』とは何か」
・河﨑健一郎「公安捜査の資料流出事件は私たちに何を教えるか」
・岸政彦「もうひとつの沖縄戦後史(4)──子どもたちの叛乱」

2014年4月18日金曜日

9-3


うちのSaab9-3も、走行距離で9万キロが見えてきて、Saabにありがちらしい、エアコン(冷やす方)の不調、液晶のドット落ち等々が見えてきた昨今で、そろそろ乗り換えたいなな、などとも思うのですが、サーフィンするうえで必須ともいえるセダン風ハッチバックデザインというのはなかなか見かけません。Saabでも、この年式以後は、普通のセダンです。MAZDAの、アテンザスポーツあたりが以前はこんな感じでした。9000あたりから続く、今ではすっかり懐かしくなってしまった流線型デザインはなかなか捨てがたいというところもあります。

2014年4月15日火曜日

毎日新聞社デジタル報道センターに見る、新しい「IT×ジャーナリズム」の可能性

昨今、とくにネット上のビッグデータや新しい可視化手法(インフォグラフィクス)を、報道に活かしていく「データ・ジャーナリズム」が脚光を浴びている。日本でも朝日新聞の「ビリオメディア」企画など、いくつかの実践が行われてきた。だが、日本でなかなか実践として普及していなかった。筆者の認識では、技術というよりは、日本のメディア業界の独特のガバナンスが影響しているという見立てであった(実際、実践よりは、「データ・ジャーナリズム」の名を冠したシンポジウム等をよく目にする)。

そのようななかで、あまり話題になっていないが、毎日新聞社にもデジタル報道センターという部署ができた。毎日新聞社は、たとえば過去のネット選挙報道でも、政治部を中心に、社会部、デジタルメディア局の合同の体制を取るなど他社に先駆けた体制を構築していた。恒常的なガバナンスとしても新しい実践を試行しようとしている。

4月1日付けで、これまで大阪本社所属だった石戸諭記者が、同センターの所属となったことにも注目したい。石戸記者は社会部出身だが、ITやネットの動向の感度も高く、自身でも積極的に使いこなしている(たとえば石戸記者のTwitterのタイムラインなどを見てみてほしい)。毎日新聞社と筆者による一連のネット選挙報道の取り組みも、筆者が学会報告をしていた会場に石戸記者が足を運んでくれたことがきっかけとなって始まった(下記は、これまでの毎日新聞社と筆者の共同研究の概要)。

都知事選とソーシャルメディア:毎日新聞・立命館大共同研究 政治対話、ネットでも- 毎日新聞
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140215ddm010010003000c.html

毎日リリース:ネット選挙「本紙・立命館大共同研究」都知事選で展開(2014/1/24)-毎日新聞
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140124org00m040005000c.html

2013参院選:参院選期間中のツイッター分析- 毎日jp(毎日新聞)
http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130731.html

毎日リリース:参院選 立命館大と共同研究によるツイッター分析を紙面とWEBで展開(2013/06/28)
http://mainichi.jp/info/news/20130628org00m040007000c.html

ITは、使い方次第で、資金力の差や既存のパワーバランスを逆転できるポテンシャルを秘めている。それを引き出すのは最終的にはマンパワーと組織の意思決定であるから、毎日新聞社のデジタル報道センターはその両方を獲得しようとしている(...半ば期待を込めつつ)。

先日、2014年度も毎日新聞社と筆者の共同研究(受託研究)の契約を双方合意のもと更新した。先行して、第1弾の企画が紙面とWebの双方で出て、ネットではそれなりに話題になっている。

ツイッター分析:「消費税」ツイート急増、「小保方」4倍- 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20140413k0000e040133000c.html

ネットの世界:毎日新聞・立命館大、共同研究 増税つぶやき、生活密着 「給料上がらないのに」「コンビニで実感」- 毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20140413ddm003020076000c.html

来月以後、この取り組みは本格化していくことになるが、デジタル報道センターが中心となって、日本における新しいITとジャーナリズムのあり方を探求し、また実践していくことができるのではないかと、今から楽しみにしている。

このように、ともすれば、古いイメージが抜けない日本の新聞メディアも、その強みを活かした新しいジャーナリズムに取り組み始めた。ようやくといった感も否めないが、たとえば2013年に解禁されたネット選挙の活発化と手法の高度化に対応して、新聞がネット上でも権力の監視や問題提起といったジャーナリズムの本来的な機能を果たしていくうえでも、こうした取り組みと、業界における切磋琢磨は、有権者にとって歓迎できるものなのではないか。

アメリカでは、新聞社は大規模なリストラや紙媒体との決別が始まっている。もちろん、既存の発行部数やメディア環境が異なるので、一概に比較することはできないが、ジャーナリズムと新聞のイノベーションのきっかけになることを期待したい。

2014年4月14日月曜日

2014年4月13日日曜日

2014年度毎日新聞社共同研究の第1弾

2014年度の毎日新聞社との共同研究の第1弾です。毎日新聞社には、4月1日付で、デジタル報道センターという部署ができ、ネット選挙などを追いかけてきた大阪本社の石戸諭記者が配属となりました。毎日新聞社さんと、日本版の新しいデジタル×報道を模索していきたいと考えています。ネット選挙に限らず、ぼくのネットの言説の見立ては、下記コメントの通りです。

ツイッター分析:「消費税」ツイート急増、「小保方」4倍 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20140413k0000e040133000c.html

ネットの世界:毎日新聞・立命館大、共同研究 増税つぶやき、生活密着 西田亮介・立命館大特別招聘准教授の話 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20140413ddm003020122000c.html
ネットは過剰に特別視しても無視してもだめだ。無作為抽出したツイートをみて、私たちが日常に感じている生活実感が書き込まれているのでは、と感じた。政治についての率直な感想も観察できるのではないか。 (上記 http://mainichi.jp/shimen/news/20140413ddm003020122000c.htmlより引用)

平成26年度〜27年度 科研費 若手研究(B)「情報社会におけるソーシャルメディアを用いた国会議員の情報発信に関する研究」

以下のような題目で、科研費穫れました。内定交付の書類も、事務方がOKして、あとはハンコついて提出するだけなので、よほどのことがない限り、いただけることでしょう。精進します。

平成26年度〜27年度 科研費 若手研究(B)「情報社会におけるソーシャルメディアを用いた国会議員の情報発信に関する研究」

2014年4月12日土曜日

「情報社会と政策形成」研究会第2回

「情報社会と政策形成」研究会第2回
日時:4月12日(土)13時〜17時@立命館大学東京キャンパス

報告者:成原慧(東京大学助教)
「情報社会において理性的な変革は可能か」(仮)

研究会メンバー:
成原慧(東京大学助教)
工藤郁子(キャンペナー(民間企業))
山口翔(名古屋学院大講師)
生貝直人(東京大学特任講師)
赤坂亮太(慶應義塾大学客員研究員)
井上明人(国際大学GLOCOM客員研究員)
岩出和也(東洋大学院)
松原真倫(慶應義塾大学院)
西田亮介(立命館大学特別招聘准教授)

2014年4月10日木曜日

新しい研究費

立命館大学研究推進プログラム「基盤研究」「2014年東京都知事選のネット選挙の定量的分析」を獲得しました。

いっそう研究に励みます。科研費といい、今年度は当たり年です。

2014年4月8日火曜日

共著分担執筆:『ソーシャル・エンタプライズ論――自立を目指す事業の革新』

一橋大学名誉教授の鈴木良隆先生が編者となった『ソーシャル・エンタプライズ論――自立を目指す事業の革新』が刊行され、2本分担執筆で参加させていただきました。コンパクトな良いテキストにまとまっていると思います。

西田亮介,2014,「ソーシャル・エンタプライズの登場と背景」鈴木良隆『ソーシャル・エンタプライズ論――自立を目指す事業の革新』25-44.

西田亮介,2014,「現代のソーシャル・エンタプライズ」鈴木良隆『ソーシャル・エンタプライズ論――自立を目指す事業の革新』46-62.

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641164390
奥付は3月31日刊行になっているのですが、Amazonリンクがまだないみたいなので、出たらまた紹介します。


自律→自立だったので修正しました。

2014年4月7日月曜日

西田亮介,2014,「ビッグデータと都市の寛容性」『新建築』89(4): 188.

建築系の雑誌『新建築』に、ビッグデータと都市論についてのエッセイを寄稿しました。批評風なのですが、並びをみると、もっと制度とか政策とかそういった具体的なコンテンツが求められていたのかもしれないとちょっと反省しました。ただ、個人的には、短いけれどおもしろい仕事なのでは、などと思っています。

西田亮介,2014,「ビッグデータと都市の寛容性」『新建築』89(4): 188.





2014年4月6日日曜日

2014年4月23日「社会学におけるピアエデュケーションの現在と未来」@関西学院大学

4月23日に関西学院大学にて。ぼくの立命館での主たる業務は、大学院のキャリアパス形成支援なので、そのあたりをお話させてもらおうと思います。しかし、現在の、関学の社会学は、素晴らしくスタッフが充実していますね。

(以下、http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/event/2014/event_20140423_004987.htmlより引用)
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【 社会学部新校舎開設記念行事 】
■日時: 04月 23日 (水) 10時 35分 ~ 12時 40分
■場所・開催地:社会学部1階101号教室

 このたび完成した社会学部新校舎には、ピアエデュケーション(学生同士の相互学習)の理念を採用した共同学習室が整備され、これを拠点にアクティブラーニング(一方通行の授業ではなく学生自らによる主体的な学び)の展開が構想されています。
 本シンポジウムでは、他大学の事例と比較しながら、本学部の試みの特色を明らかにし、大学教育における新しい潮流の現在と未来を語ります。

■式典-新校舎奉献式-
 10時35分~11時5分

■シンポジウム
 11時10分~12時40分

 「社会学におけるピアエデュケーションの現在と未来」
  キースピーカー 西田亮介(立命館大学)
          鈴木謙介(関西学院大学)
  コメンテーター 稲増一憲(関西学院大学)
          大岡栄美(関西学院大学)
  司 会     高原基彰(関西学院大学)

■館内ツアー
 シンポジウム終了後20分程度予定
 ツアーに参加を希望される方は4月16日(水)までに以下のEメールアドレスに件名を「館内ツアー申込」として、本文に①お名前、②ご連絡先電話番号を記載いただきお申込みください。
 E-mail :soc-uketsuke@kwansei.ac.jp

■問い合わせ
 社会学部事務室(0798・54・6202)

2014年4月5日土曜日

「ソーシャルメディアは、関係性の組み換えを可能にしました。 西田亮介さんのソーシャル論」『ソトコト』179: 54-5

『ソトコト』5月号、「ソーシャルの教科書」特集に、見開きで掲載されています。

西田亮介,2014,「ソーシャルメディアは、関係性の組み換えを可能にしました。 西田亮介さんのソーシャル論」『ソトコト』179: 54-5.


業績一覧更新

業績一覧を更新しました。2014年3月末までの仕事を更新しました。4月刊以後の仕事はまたおいおい書き足しています。こうやって振り返ると、圧倒的にドメスティックな仕事が多いことが分かりました。昨今の風潮からして、グローバルな仕事もしなくては・・・などと反省したからではありませんが、2014年度はすでに3件、国際的な仕事が予定されています。引き続き精進していきます(すでに新学期始まってますが)。

https://sites.google.com/site/ryosukenishida/

2014年4月3日木曜日

2014年4月4日 大学院キャリアパス推進室シンポジウム「博士人材が創造する未来」

明日開催です。パネルディスカッションの司会をします。

(以下、http://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/news/article.html/?id=51より引用)
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2014年度大学院キャリアパス推進室シンポジウム「博士人材が創造する未来」を開催します(4月4日)

2014年度大学院キャリアパス推進室シンポジウム

「博士人材が創造する未来」


本シンポジウムでは、社会問題として取り扱われている博士人材の就職問題の現状と課題、この問題を乗り越えるために博士人材は何をすべきか、また各大学ではどのような取り組みが行われているのか、行政、有識者、当事者のそれぞれの立場からお話を伺います。そして、博士人材が自らキャリアパスを切り拓くために取るべき方策について、みなさんと一緒に考えたいと思います。


開催日時

2014年4月4日(金) 13:00~16:30

会場
立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム

参加方法
申し込み不要。どなたでもご自由にご参加ください。

参加費
無料

主催
立命館大学大学院キャリアパス推進室

プログラム
第1部 基調講演
猪股 志野(文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室 室長)
「グローバル化社会の大学院教育
        ~多様な分野で博士課程修了者が活躍するために~」

<プロフィール>
平成7年4月 文部省入省。平成11年7月高等局企画課法規係長(兼)企画係長、平
成22年7月科政局基盤政策課人材政策企画官を経て、平成25年10月より、高等局
大学振興課大学改革推進室長。現在に至る。

榎木 英介(近畿大学医学部病理学教室講師)
「博士を活かす社会を目指して~課題と展望」 

<プロフィール>
博士(医学)、病理医。1971年横浜生まれ。1995年東京大学理学部生物学科動物学専攻卒。
同大学院に進学に進学したが、博士課程中退。神戸大学医学部医学科に学士編入学。
2004年医師免許取得。2006年に博士(医学)。進路に迷い方向転換をした経験などから、若手
研究者、博士のキャリア問題に強い関心があり、様々な活動を続けている。2003年にNPO法人
サイエンス・コミュニケーションを設立し、代表理事を務めた(2009年まで)。2010年にはサイエン
ス・サポート・アソシエーション(SSA)を新たに立ち上げ、科学・技術政策のあり方を考える活動
を開始している。このほか、中高生向けの理科実験教室に参加するなど、科学コミュニケーション
に関わる活動を幅広く行っている。著書に『博士漂流時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 科学
ジャーナリスト賞2011受賞)、『医者ムラの真実』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『私の病気は何
ですか―病理診断科への招待』(岩波書店)(共著)等がある。
第2部 博士人材育成に関する取り組み報告
立命館大学「大学院キャリアパス推進室」
米山 裕(立命館大学教学部長・大学院キャリアパス推進室長・文学研究科教授)
野島 晃子(先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程5回生)
福森 隆寛(情報理工学研究科情報理工学専攻博士課程後期課程3回生)

同志社大学博士課程教育リーディングプログラム「グローバルリソースマネジメント」
和田 元(同志社大学同志社大学高等研究教育機構副機構長・GRMプログラム責任者
    理工学研究科電気電子工学専攻教授)
Jorge Eduardo Lamas De Anda(理工学研究科機械工学専攻博士(後期)課程1回生)

大阪大学博士課程教育リーディングプログラム「超域イノベーション博士課程プログラム」
藤田 喜久雄(大阪大学未来戦略機構第一部門 (超域イノベーション博士課程プログラム) 部門長
        プログラムコーディネーター・工学研究科機械工学専攻教授)
佐々木 周作(経済学研究科経済学専攻博士課程後期課程1回生)
第3部 パネルディスカッション
<パネリスト>
榎木 英介(近畿大学医学部病理学教室講師)
米山 裕(立命館大学教学部長・大学院キャリアパス推進室長・文学研究科教授)
和田 元(同志社大学同志社大学高等研究教育機構副機構長・GRMプログラム責任者
    理工学研究科電気電子工学専攻教授)
藤田 喜久雄(大阪大学未来戦略機構第一部門 (超域イノベーション博士課程プログラム) 部門長
        プログラムコーディネーター・工学研究科機械工学専攻教授)

<ファシリテーター>
西田 亮介(立命館大学先端総合学術研究科特別招聘准教授)