【学振と戦う院生、PDのみなさんへ】学振書類作成のTips
http://ryosukenishida.blogspot.jp/2014/05/pdtips.html
学振、科研は、研究者でいるかぎり、フォーマットが生涯ついてまわるので、自分もそうですが、早く的確に攻略したいものです。
【学振あるある①】「再考する」「捉え直す」表現の9割は、書いた本人にしかその具体的イメージが湧かない。読み手は疑問符だらけ。なお、「多角的」「多面的」「立体的」も、同様。心当たりの皆さんは、修正期間中に見直すとよいと思います。
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20
注:派生型を付け加えておくと、「再検討」「位置付け直す」「定位する」等があります。これらの表現を使うときには、必ず、どのように再検討して、その結果、何が期待できるのかを一言添えるだけで、印象が大きく変わります。
【学振あるある②】研究方法や視点等を箇条書きにしてあるものの7割は、項目間の関連性と、なぜそれらの項目を取り上げたかの言及がない。読み手からすると、ほかの可能性が気になったり、必然性が良く分からず、大変気持ち悪いです。心当たりの皆さんは(ry
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20
注:たとえば、「3つの視点から検討する」ときの、この3つはどのように選択されたのか、3つの視点はどう関係しているのか、という意味ですね。
【学振あるある③】独創性欄の8割に「これまでやられていない」旨が記載。しかし、それだけでは、独創的かつ重要であることは伝わりません。「しょうもないから」という可能性の排除に努めてください。心当たりの皆さんは(ry
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20
(数値は適当ですので、悪しからず…)
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20
学振は大変ですが、頑張ってください。科研もほぼ同じフォーマットなので、業界にいる限り、現状では生涯向き合うことになります…
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20
エラそうに書いてますが、メタ認知が出来てきたの最近です"@sodateage_kudo: 読み手(審査側)になると「わからない」表現結構あたります。 RT 「再考する」「捉え直す」表現の9割は、書いた本人にしかその具体的イメージが湧かない。読み手は疑問符だらけ。なお、「多角的」"
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2014, 5月 20