2015年7月21日火曜日

『ターミネーター 新起動/ジェニシス』





今年は既に公開されているマッドバックスはじめ、80〜90年代ハリウッド超大作のリメイクや続編が次々出るので、まあ、楽しみにしていたわけだけど、特報からもわかる一抹の不安感はまったく払拭されていなかった。ジョン・コナー、カイル・リース、サラ・コナーの配役が、もうちょっと何とかなったのではないか。シュワちゃん以外にも、あまりに色濃くキャラが印象づけられている世界観なので、『T3』的な悲しみという他なかった。T4や『サラ・コナー・クロニクル』のように、うまく継承できた作品はいずれもシリーズが完結せずに終了してしまった。ラストは一瞬シリーズ終わったと思わせるが、そこはちゃんと最後に仕掛けてありました。とはいえ、オマージュ満載で、映画館でもそうだったけれど、当時リアルタイムでT1、T2を楽しんだ年長世代が多く、関西の映画館で観たからかもしれないが上映中にツッコミや笑い声が上がったりしていた。その意味ではビジネスとしてはこれでよいのかもしれない。『AVP』シリーズのエイリアンとプレデターみたいに、続いていく予感がした。