2014年7月30日水曜日

アクティブ・レスト

ちょうど昨年の日本公共政策学会の研究大会で、福島にいったときに、温泉の体重計に乗って自分の体重に愕然としてから、ちまちまと計画的な運動を再開した。結局、週1回2時間+(仕事と転機の塩梅等々)運が良いとサーフィンというあたりで均衡している。けれども、体重は食事療法なしでマイナス5キロで、いま、随分長い、3ヶ月くらい体重が変動しない踊り場を迎えている。これ以上痩せるためには、もう少し運動頻度をあげないといけないのかもしれない。しかし運動強度は確実にあがっていて、1時間ちょっとで3000m前後泳げるようになった。体調も圧倒的に改善した。部活ほどではないにせよ、ぼちぼちな強度だと思う。いまは、アクティブレストのために、言い換えれば無目的的に運動しているだけだけど、こうなってくると、ちょっと何かしら大会とかそういうのに出たくなるのが人情というものである。しかしそうなると、今みたいにダラダラと身体を動かすだけじゃものたりなくなって、より運動強度と運動頻度を求めたくなるのが目に見えているのでなかなか踏み切れずにいる。

※ちなみにアクティブレストというのは、「積極的休養」というやつですね。

2014年7月27日日曜日

国際公共経済学会 第4回 情報社会と政策形成研究会のお知らせ

以下、来月の研究会です(公開研究会ではありません)。

http://ciriec.com/2014/07/%E7%AC%AC4%E5%9B%9E-%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%A8%E6%94%BF%E7%AD%96%E5%BD%A2%E6%88%90%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/より引用)
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第4回 情報社会と政策形成研究会のお知らせ

次世代研究部会企画による第4回 情報社会と政策形成研究会 についてお知らせいたします。

報告者:赤坂亮太(慶應義塾大学)
 主題:「自立型ロボットのリスクと責任(仮)」
 日時:2014年8月9日(土)13時〜
場所:東洋大学大手町サテライト(交通アクセス)
本研究会についてのお問い合わせは、国際公共経済学会 次世代研究部会(jisedai@ciriec.com)までお願いいたします。

2014年7月26日土曜日

『無業社会』書評



工藤啓さんとの共著『無業社会』の書評をいただく機会が増えてきましたので、気がついたものを一覧しておきます。なお、Amazonでは、朝日新書のラインナップのなかで、「一番ほしい物ランキング」トップをひた走っているようです。まだポテンシャルが残されているということでしょうか。

・麻木久仁子さんの書評。キャリアの初期から、お世話になってきたので嬉しいです。

『無業社会 働くことができない若者たちの未来』 - HONZ
http://honz.jp/articles/-/40629

・開沼博さんによる『読売新聞』の連載書評。9月11日にゲンロンカフェで対談します。

『無業社会 働くことができない若者たちの未来』 工藤 啓、西田亮介著 評・開沼博(社会学者・福島大特任研究員) : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20140714-OYT8T50113.html

・労働法制にお詳しい濱口桂一郎先生のブログ。以前から愛読させていただいてきたので、嬉しいです。

工藤啓/西田亮介『無業社会』  
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-15a2.html

・7月7日には、『週刊東洋経済』にも書評を掲載いただきました。
http://www.sodateage.net/news/1321/

・朝日新聞社のPR誌『一冊の本』に、紹介文を書きました。
http://www.sodateage.net/news/1101/

ほかにも、幾つか媒体掲載が続く予定があるので、また更新していきます。

2014年7月25日金曜日

2014/09/11 (木) @ゲンロンカフェ 開沼博×西田亮介「若者が働けない社会――気鋭の社会学者による『未来の変え方』徹底討論!」(仮)

9月11日に、開沼博さんと対談します。開沼さんが84年生まれ、ぼくが83年生まれなのですが、これまで、あまり同世代の人と仕事をしたことがなかったので、今から楽しみです。ぼくも、開沼さんも地方出身で、首都圏で学び、再び地方で働いています(ぼくは京都、開沼さんは福島)。しかも、必ずしもアカデミズムに限定されないかたちでモノを書くことに関心をもっていたりする。一見、まったく別の領域で仕事をしているようで、意外と共通点があるのではないかと考えています。そんなわけで、きっと、いろいろな話題に議論が広がるのではないでしょうか。

以下、http://peatix.com/event/45961より引用(申し込みもこちら)
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【イベント紹介】
(詳細準備中)

【登壇者プロフィール】
開沼博(かいぬま・ひろし)

1984年福島県いわき市生まれ。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。専攻は社会学。著書に『フクシマの正義「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』(同、佐藤栄佐久氏との共著)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。学術誌の他、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。

西田亮介(にしだ・りょうすけ)

1983年京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。専門は情報社会論と公共政策。著書に『ネット選挙――解禁がもたらす日本社会の変容』、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』など。近著に工藤啓との共著『無業社会――働くことができない若者たちの未来』がある。

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申し込みはこちら→
http://peatix.com/event/45961

9月24日には、やはりゲンロンカフェにて、三宅洋平さんとの対談もあります。
http://peatix.com/event/44022/

2014年7月23日水曜日

西田亮介×三宅洋平「安倍政権は止まるのか――ウェブとデモで【これから】【本当に】政治を変えるには」 9月24日@ゲンロンカフェ

 9月24日、ゲンロンカフェで、再び、三宅洋平さんと、ネットと政治について議論します。

下記、http://peatix.com/event/44022より引用。
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西田亮介×三宅洋平「安倍政権は止まるのか――ウェブとデモで【これから】【本当に】政治を変えるには」 @MIYAKE_YOHEI @Ryosuke_Nishida

前売2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に!

詳細

当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。
友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
【イベント紹介】
(詳細準備中)

【登壇者プロフィール】

西田亮介(にしだ・りょうすけ)
1983年京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。専門は情報社会論と公共政策。著書に『ネット選挙――解禁がもたらす日本社会の変容』、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』など。近著に工藤啓との共著『無業社会――働くことができない若者たちの未来』がある。

三宅洋平(みやけ・ようへい)
1978年7月24日生まれ。
(仮)ALBATRUSのボーカル・ギター。
政治団体『日本アーティスト有意識者会議(略称 NAU)』代表。
311以降の社会には「無関心層(政治不信層)の政治参加が必要」と感じ、2013年の参議院選挙に立候補(緑の党・推薦候補)。「選挙フェス」と銘打った街頭演説を17日間26カ所で展開し、比例区で176.970の個人得票(全候補中26番目)を得て、落選。
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申し込みはこちらから→
http://peatix.com/event/44022

2014年7月22日火曜日

『プロメテウス』



リドリー・スコット監督。2012年。人類の起源云々というキャッチコピーで売っていたはずで、そのため見逃してたけれど、むしろ『エイリアン』シリーズの原点。子どものころに、『エイリアン』シリーズを、繰り返し見て育った世代(?)なので、今まで見損ねてたことを後悔した。至るところに、『エイリアン』シリーズへのオマージュが埋め込まれていて、いちいち物凄く楽しい。換言すれば、『エイリアン』シリーズと一緒に見るべき。そのほうが絶対楽しめるはず。


2014年7月21日月曜日

「まだ見ぬ東京と出会うための新感覚シティカルチャーガイド『TO』」の最新号をいただきました。



「まだ見ぬ東京と出会うための新感覚シティカルチャーガイド『TO』」の最新号を、編集者の川田洋平さんからいただきました。144ページの圧巻のボリューム。川田さん、お一人で作っているというから、すごい。圧倒的な濃密さで、メインの特集は中野区。以前、足立区と、目黒区を特集したそうです。ビジュアルには、長澤まさみ。コンセプトは「長澤まさみの呼びかけで、中野で同窓会を開くことになりまして。」。中野区に住んでたことがあるんですね・・・これは、東京感覚の、新しいタウン誌ですね。要注目では。

川田さんのインタビュー発見 →
「〈ゆとり世代〉の編集者」 第4回 川田洋平 1/5 - DOTPLACE http://dotplace.jp/archives/6178

Facebook →




2014年7月20日日曜日

CIRIEC 次世代研究部会サマースクール2014「熱海会議」報告者募集中(非会員可)

国際公共経済学会で、今年も次世代研究部会サマースクール2014「熱海会議」を開催します。経済学の学会ですが、ぼくが参加していることもわかるとおり、経済学以外のメンバーも多数参加している学際系の学会ですので、若手のみなさんはぜひ、いらっしゃってください。サマースクールは、非会員も報告できるという点もポイントです。基調講演は、今年『ハイエクの経済思想』(勁草書房)を出版された、吉野裕介さんです。
(下記、http://ciriec.com/2014/07/ciriec-%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%83%A8%E4%BC%9A%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB2014%E3%80%8C%E7%86%B1%E6%B5%B7%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%80%8D/より引用)
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次世代研究部会では、若手研究者による学術的研究成果の公表、交流を目的とした夏期合宿を行っております。
昨年も「西園寺会議」を開催し、盛会でしたが、本年度は下記の日程で「熱海会議」を開催致しますので、ご案内致します。
  • 日時:
2014 9 13日、14日(土、日)
  •  場所:
東洋大学 熱海研修センター
  • 基調講演:
「『ハイエクの経済思想』解題〜情報社会における思想と政策の関係をめぐって〜」
吉野裕介(よしの ゆうすけ) 中京大学経済学部専任講師
専門領域:経済思想・アメリカ研究・情報社会論。1977年京都府生まれ。2007年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(経済学)。 2008年日本学術振興会特別研究員PD、2009年スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、 2011年から2014年まで京都大学研究員を歴任。
主要業績:著書に『ハイエクの経済思想』(単著、勁草書房、2014年)、『ハイエクを読む』(共著、ナカニシヤ出版、2014年)、『「統治」を創造する』(共著、春秋社、2011年)ほか。 翻訳に『思想史論集(ハイエク全集II-7)』(共訳、春秋社、2009年)。 論文に「アメリカにおけるハイエクの『隷属への道』:思想の受容・普及プロセスからのアプローチ」(『経済学史研究』55(1):36-52、2013年)ほか。
  •  プログラム:
 913()
1500  集合
1530  自己紹介(各自5分ずつ研究テーマと併せて)
1630  基調講演<吉野裕介 中京大学経済学部講師>
1650  コメント <調整中>
1720  コメントへの応答
1730  全体討論(1
1900  懇親会
2200  帰寮(懇親会が外の場合)
2200  エンドレス討論「研究者としての野望について2014

 914日(日)
1000  個別研究報告 午前の部 (各20分報告+質疑10分)()
○座長 <調整中>
○報告 <調整中>
1200  昼食(当日案内)
1300  個別研究報告 午後の部
○座長 <調整中>
○報告 <調整中>
1500  終了(退館)
  • 参加費:調整中(4,000~5,000 円程度になる予定です)
  • 申込み:
    ①参加のみの方:8月31日(日)までに氏名・所属・連絡先(TEL・メール)を記載の上、両日参加か否かをあわせて下記アドレスまでご連絡下さい。
    ②報告を希望される方:8 月15 日(金)までに上記の情報に加え、発表テーマおよびA4 で1枚程度のサマリーを下記アドレスまでお送り下さい。なお、応募者多数で報告枠が埋まる場合等には選抜します。
  • メール:jisedai@ciriec.com
※ 発表資料は各自用意下さい(20部程度)。
※※本合宿では学会非会員の方でも、広義の政策や社会システムを研究対象としていれば、必ずしも経済学専攻ではない研究者の方であれば御参加・御報告いただけます。
※※※日中のプログラムについては一般見学も受け付けておりますので、8月31日までに氏名・所属・連絡先を記載の上、jisedai@ciriec.comまでご連絡ください。

次世代研究部会 運営委員
生貝 直人、西田 亮介、松原 真倫、山口 翔
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2014年7月19日土曜日

『Blackfish』



何の気なしに見始めた、水族館で飼育されているシャチが人を殺すまでの背景を紐解いたドキュメンタリー。地味だけど、「シャチは、知的で、可愛く、人間と馴染んでいる」という固定概念が、じわじわと覆されていく良作だった。余談だけれど、大昔、舞台となったオーランドのシーワールド行ったことあるんじゃないだろうか。


2014年7月18日金曜日

「ふくしま会議 in Tokyo 世界を変える、福島の最新ソーシャルビジネス」8月1日19時〜@丸の内 3×3 Laboに登壇します

「ふくしま会議 in Tokyo 世界を変える、福島の最新ソーシャルビジネス」8月1日19時〜@丸の内 3×3 Laboに登壇します。
(以下、http://peatix.com/event/43320より引用)
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ふくしま会議 in Tokyo

世界を変える、福島の最新ソーシャルビジネス

詳細

東日本大震災から毎年福島で行われている、「ふくしま会議」が、福島で今起こっているソーシャルビジネスに特化したプログラムとして東京にやってくる!
福島発の最新ソーシャルビジネスを議論しながら、福島の食とお酒を堪能!

登壇予定者一覧(50音順。2014年7月16日現在)
赤坂 憲雄 氏 (一般社団法人ふくしま会議代表理事、学習院大学教授、福島県立博物館館長) 
安倍 宏行 氏 (株式会社安倍宏行、NEXT MEDIA "Japan In-Depth" 編集長)
五十嵐 幸介 氏 (株式会社五十嵐製麺 社長気付室長)
一色 清 氏 (株式会社朝日新聞社 教育コーディネーター) 
佐藤 弥右衛門 氏 (会津電力株式会社 代表取締役社長)
西田 亮介氏 (社会学者、立命館大学特別招聘准教授、国際大学GLOCOM客員研究員)
宮城 治男 氏 (NPO法人ETIC. 代表理事)


※イベント・懇親会の内容・登壇者は変更する場合がございます。予めご了承ください。

日時

201481日(金)
第一部 19:0020:30
第二部 20:3022:00

会場

千代田区丸の内3-2-3 富士ビル3F 

参加費

第一部 無料
第二部 2,000円(懇親会費として)

プログラム

第一部 19:00~20:30(入場無料)
1. 開会 ふくしま会議 代表理事 赤坂憲雄
2. ふくしま発、ソーシャルビジネスの今
 1) 会津の地で電気の地産地消を実現する! 会津電力株式会社 代表取締役社長 佐藤弥右衛門氏
 2) スピルリナ・サラシア麺で世界を変える! 株式会社五十嵐製麺 社長気付室長 五十嵐幸介氏
 3) パネルディスカッション - ふくしまから世界へ
一色清氏 (株式会社朝日新聞社 教育コーディネーター)
赤坂憲雄氏 (ふくしま会議代表理事、学習院大学教授、福島県立博物館館長)
宮城治男氏 (NPO法人ETIC. 代表理事
西田亮介氏 (社会学者、立命館大学特別招聘准教授、国際大学GLOCOM客員研究員)
モデレーター: 安倍宏行氏 (株式会社安倍宏行、NEXT MEDIA "Japan In-Depth" 編集長

第二部 20:30~22:00 (懇親会費2000円)
3. ふくしまの食を堪能!懇親会食材・飲料のご紹介
懇親会
4. 閉会
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申し込みは、http://peatix.com/event/43320から。

2014年7月17日木曜日

「amazon著者セントラル」を作ってみました。



「amazon著者セントラル」を作ってみました。
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00LUA4TVU

著作をもつ、著者に関する情報をamazon上で集約できるサービス、といったところでしょうか。問題は、本を登録する際に、共著や共編著になっている書籍について、おそらくは出版社からの登録の際の問題なのでしょうが、「著者として登録されていない」となってしまうことでしょうか。

その場合も、amazonのオンラインのカスタマーサポートに依頼を出すと、順次登録してもらえるようです。

2014年7月14日月曜日

7月13日『読売新聞』朝刊書評欄に、開沼博さんによる『無業社会』の書評が掲載されました。



7月13日『読売新聞』朝刊書評欄に、社会学者の開沼博さんによる『無業社会』の書評が掲載されました。開沼さんとは、今年のジャーナリスト・キャンプなどで、ご一緒させていただいてきたので嬉しいですね。いろいろと『無業社会』にいただいた書評も増えてきたので、近々ざっと一覧してみます。





2014年7月13日日曜日

East Asian Junior Sociologists Forum 2014にて報告してきました。

East Asian Junior Sociologists Forumにてひさびさに英語報告に行ってきました。横浜で開催中のISA(世界社会学会)の一環の企画として、開催されたようです。一応、日本社会学会にもずっと入っているものの、もう長らく政策やメディアの学会、研究会での活動が中心だったので、ひさびさに社会学者のみなさんと議論するよい機会でした。とはいえ、アカデミックの英語スキルは要改善ですね...汗 修行がてら、今年は英語の仕事にもいろいろ挑戦していく予定。チェアと複数の報告者がこないなど、ハプニングもあったものの、久方ぶりに同業の後輩に同じセッションで再開したりと、なかなか楽しい企画でした。寺地さんはじめ、実行委員のみなさんにおかれましては、大変お世話になりました&お疲れ様でした。明日以後は普通に業務なので、ISAには参加できませんが、そちらに参加されるみなさまもがんばってください。

Ryosuke Nishida, 2014, "Realities of Young Unemployed and Their Daily Life in Japan: From the Experience of Making 'Jyakunenn-Mugyosha Hakusho,'" East Asian Junior Sociologists Forum 2014, Pacifico Yokohama, Yokohama city, July 13, 2014.

2014年7月10日木曜日

『Journalism』誌の「ビッグデータ時代の報道とは」特集



朝日新聞の『Journalism』誌の「ビッグデータ時代の報道とは」特集に、論文を書きました。藤代さんや平林先生のインタビューも掲載されいて、関係者必携では。ただ、海外事例の紹介が多く、やっぱりジャーナリズムは実践しないとしょうがないのでは、などとも思いました。グッドプラクティスを作っていきたいですね。来春の、統一地方選挙でも、何かやりたいものです。

西田亮介,2014,「ネット選挙の解禁で、政治もジャーナリズムも新たな応力が求められている」『Journalism』290,77-85.


『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は・・・



映画館で観るべし!・・・

公式サイト →
http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/

2014年7月5日土曜日

新しい研究費を獲得しました:「データ・ジャーナリズム」の実践に関する萌芽的研究

新しい研究費を獲得しました。学内のものです。この数年、ジャーナリズムについて考える機会が増えていたので、この予算をバネにして、形にしていこうと思います。奇しくも、ジャーナリズムについては、新しいご提案を受けたばかりでもあり、さらに思考を深めていきたいものです。

2014年度立命館大学研究高度化推進制度研究推進プログラム「若手研究」
■課題:「データ・ジャーナリズム」の実践に関する萌芽的研究
■助成対象期間:2014年7月1日~2015年3月31日

7月25日(金)18時30分〜変える力フォーラム 「なぜ、いま、憲法が問題なのか-改正論の新潮流-」

7月25日(金)18時30分〜PHP総研の変える力フォーラム 「なぜ、いま、憲法が問題なのか-改正論の新潮流-」に登壇します。

(以下、http://www.kaeruchikara.jp/event/1447/より引用)
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「なぜ、いま、憲法が問題なのか-改正論の新潮流-」

 第9条だけが憲法の問題ではない。

 統治のあり方・財政・社会保障・教育など、我われは憲法にかかわる課題をいくつも抱えている。そうした問題意識のもと、憲法の専門家ではない、いわば「アマチュア」が憲法草案をつくり、世論の意識を高めようとしている。PHP総研もその一つ。

 このフォーラムでは、近年、独自の草案を発表した日本青年会議所とゲンロン憲法委員会のメンバーにその意図をうかがい、憲法学者とともに、今後の憲法のあり方について考えたい。

 皆様のご参加をお待ちしております。

(ご参考) 社会変革プラットフォーム「変える力」の第15号は、憲法改正を特集しています。http://www.kaeruchikara.jp/article/1284/
プログラム

【日時】2014年7月25日(金)18:30~20:30
【会場】株式会社PHP研究所 東京本部2Fホール
    (東京都千代田区一番町21番地)

【パネリスト】
 曽我部真裕 (京都大学大学院法学研究科教授)
 西田 亮介 (立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)
 松原 輝和 (公益社団法人日本青年会議所憲法論議推進委員会副委員長)

【モデレータ】
 永久 寿夫 (政策シンクタンクPHP総研研究主幹)

【参加費】 無料

【定 員】 80名 (定員になりしだい締め切らせていただきます。)

【対 象】 どなたでもご参加いただけます。

2014年7月4日金曜日

nexus 5の導入と設定の簡潔なメモ(docomo SIM+Emobile製端末)


国産の2枚開きが売りなものの、実際には使う機会などなかったしょうもない作りのdocomoスマホの基盤がおかしくなったのか、電源が入ったり入らなくなったりしてきたので、しばらく電話を持たない生活を続けていた。それはそれで快適だったのだけど、社会生活に支障をきたしそうな気もしてきたのでいい加減携帯を変えることにした。

しばらく前に購入したNexus 7がよく出来ていたので、スマホもNexusにして身も心も、ハードもソフトもGoogle先生に捧げることに決めた。ところがいろいろとネット上の設定を見ながら取り組むもなかなか実際に電話帳の移行等も含めて、完全に乗り換えるのはなかなか大変だった。以下、その手順を簡潔にメモ。むろん、なにかを保証するものではないのでよろしくお願いします。

■条件
・docomo SIM(Xi)+EMOBILE製端末(Nexus 5)
・spモードを契約(mopera Uの契約がなかった点がポイント。製造ロットによって、spモードが利用できるものと利用できないものがあるらしい点と、mopera Uの契約の有無が重要。My docomoで確認可能)

■ハードの準備
・SIMを入れる。音声通話は認識する。
・「設定」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「mopera U」を設定。
 (「名前」を「mopera U」「APN」を「mopera.net」に。ちなみに、標準で認識していた)
・「mopera U」の契約があれば、その時点で利用可能。なければ、My docomoから契約。月額540円。これでLTEを認識する。

■電話帳の移行
・Nexus 5には、SDカードスロットがない!
・旧端末の「ドコモ電話帳」で、ストレージ内などにエクスポート。
・PCと旧端末をUSB接続し、Android File Transfer等を使って、ファイル操作を可能にしたうえで、エクスポートしたファイルを複製。
・新端末(ここではNexus 5)とPCを接続し、ファイルを移動。
・新端末の電話帳ソフトから、同ファイルをインポート。

以上で、概ね、基本的な移行が完了した。docomoの契約書類がなかなか発掘できず、自分の契約状況を確認できなかったことが盲点でした。Nexus 5は軽量で、動作も軽快。なかなかいいですね。タブレットやクラウド含めて、ますますGoogle化は進む一方である。あとはPCのみだが、これはなかなか置き換えがたい。しかし、最近のクラウド化の進行は遠くない日に・・・と思わせるものもある。暫定的に、デスクトップクライアントを経由して、メインマシンのMacをAndroidから操作できるので、インターフェイスが改善したら、ますますGoogle化は進むのかもしれない。



2014年7月3日木曜日

再びランクアップする『無業社会』


工藤啓さんとの共著『無業社会』(朝日新書)が、再びランクアップしています。全体で397位、朝日新書で2位ですね。頑張って欲しいところです。

2014年7月1日火曜日

「護憲/改憲」と「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」のどちらが重要か

集団的自衛権を認める閣議決定を今日に控えて、デモも、メディアも盛り上がりを見せている。ニュースによると、午後にも閣議決定が行われるようだ。

憲法解釈変更、午後に閣議決定=集団的自衛権の行使可能に―与党が正式合意(時事通信) - Y!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140701-00000034-jij-pol

自分の態度はといえば、とりあえず「消極的護憲派」といったところだろうか。「第2次世界大戦から70年ほどのあいだに、いろいろな懸案事項があったものの、現状は、過去に想定されていたシナリオのなかでは、それほど悪いものではなかったのではないか」と思うからだ。むろんベストシナリオであるとも思わないけれど、バッドシナリオはもっとあったはずだ。分割統治や高度経済成長の失敗が該当するだろうか。それでも、それなりに上手く切り抜けてきたのではないか。

なので、周辺事態とかグレーゾーンとかいろいろ出てきているけれど、改憲せずに乗り切れるならば、その論理と方法を模索したら良いのではないかと考えている。とはいえ、「絶対、改憲するな」という立場でもない。立憲主義や民主主義がきちんと守られ、周辺各国との関係を悪化させず、複雑化した地政学的リスクに対処できるなら、そのような路線も十分ありうると思う。

なぜこのような立場にたどり着くのかを掘り下げると、「護憲/改憲」という方法的な主題よりも、「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」の3点セットに関心があるからだと気づいた。換言すれば、護憲か改憲かに囚われすぎて、平和と民主主義が維持されず、周辺事態への備えができないことを危惧する立場でもある。

護憲/改憲は確かに問題だが、同時に別種のリスクとして、周辺事態やグレーゾーン事態にも現実味を感じる。だからこそ、改憲を通じた「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」と、護憲を通じた「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」の2つの論理を比較して、態度を決めたいと常々思っている。

現政権からは、あまりその論理に合意できないものの、とりあえず(解釈)改憲を通じた「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」の提案がなされた。だとすると、今こそ護憲を通じた「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」の提案が聞きたい。両者を比較して、どちらがよいのか考えたい。ところが、管見の限り、護憲派からは、解釈改憲反対をめぐる発言ばかりで、具体的な論理は提示されていないような気がする(そもそも護憲と脱対米従属というちょっと考え難い政策的な組み合わせが対にされていたりさえする)。

昨日から「奇跡を信じろ」「諦めないことが大事」「冷笑的な態度は何も変えない」という文言を見かけた。しかし、どこにも護憲を通じた「平和と民主主義の維持、周辺事態への適切な対応」の提案は見当たらなかった。仮にこの問題に十分な知識を持たない場合、政権与党のほうが理を尽くそうとしていて、反対派は感情的に反発しているようにさえ見えてしまうかもしれない。

日本の政治は、左も右も超越的なものと情動に覆い尽くされているように見える。確かに政治の前提には非政治的な要素が不可欠だろうが、しかしそのことは政治における論理の不在を容認するものでもないだろう。一連の騒動を眺めながら、改めてその論理の不在こそが、日本政治の宿痾のように思えた。