2013年9月16日月曜日

7年前、何をしていたか。7年後、何をしているか。

イケダハヤトさんが、東京オリンピック招致決定直後に「7年前、何をしていたか。7年後、何をしているか。」というエントリをアップしていた。それに触発されて書いてみることにした。別に7年前である必然性はないけれど、こんなことでもない限り、まず思い返してみることもあるまい。

・7年前に何をしていたか。
7年前といえば、2006年。この年はよく覚えている。挫折の年として。というのも、学部留年が決定し、合格していた修士課程への進学を流してしまったのと、同時に2度目に受験したら、不合格になってしまったのだ。その結果、いわゆる社会的に所属のない状態が半年ほどできてしまった。今から思い返せば笑い話だしあまりにささやかな挫折だが、それまで勢いだけでわりと順調に来ていたので、これは結構なショックだった。そして所属のない状態というのが精神的に応えるものだということを知った。幸い3回目に受験したら通ったので、その状態は半年ほどで済んだが、想像力を拡張する(させられる)経験になった。

・7年後何をしているか
7年前に30歳になったときに単著が2冊、共著、論文が多数あって、メディアの仕事を引き受けたりしているとは微塵にも思っていなかった。当時はまだ外資系のコンサルタントブームのようなものがあって、いずれはそういった分野で仕事したいなあなどと思っていたからだ。だから、その後博士課程に進学して、大学で助教をやって、ましてや準公的機関で2年間働いて、大学に勤めるというような進路はとても想像していなかった。

イケダさんは「生きているかさえよく分からない」というようなことを書いていたけど、それもなんとなく共感する。今の仕事の任期が終わったあとにうまくキャリアが連続するかもよく分からない。昨今の大学業界の情勢ではまったくもって不透明だからだ。若干働き過ぎな感じもしなくはない。キャパシティの向上が回収していくところもあるから、あくまで現時点の主観だ。もっと多面的に競争してみたい気もするし、むしろゆっくりしてみたい気もする。とりあえず元気にやっているというところを最低ラインに起きつつ、またいくつかアティチュードとして決めている「絶対に、やらない仕事」のラインを死守しつつ、「絶対にこれをやっている」などということは決めずに、柔軟にいたほうが楽しいのかもしれない。

さて、7年後、2020年に、ぼくは、あなたは、日本はどうなっているのでしょうか。