2013年3月2日土曜日

「次世代政策VOTE 2013」を行います。

国際公共経済学会という経済学が中心の、学際系政策研究の学会に所属しているのですが、この学会の春季大会が3月23日に開催されます。修士論文賞や若手研究者の報告会も行われるのですが、今大会から「次世代政策VOTE」という企画を試行することになりました。

政策研究者がただ政策を研究するだけではなく、政策提案能力も磨きませんかという企画です。それを、会場で聴いていただいている学会内外の研究者、実務者、政治家、行政関係者等のみなさんに評価してもらおう、という一種の知的なゲームです。今回はぼくが企画委員長を務める国際公共経済学会の次世代研究部会のメンバーが中心となっていますが、今後広く一般に募集して企画していくことも考えております。

なお国際公共経済学会は、「経済学会」という名称ですが、ぼくや共同規制が専門の生貝直人さんはじめ経済学が専門ではない研究者も少なからず所属しております。また次世代研究部会は「研究歴の若い研究者」で構成されていて、博士課程〜PDのさまざまな研究者が参加しており、今回のような企画や、夏には宿泊での研究合宿(サマースクール)も予定しております。ぜひ若手社会科学系研究者のみなさまは参加していただければと思います。入会/問い合わせはこちらから。

以下、「次世代政策VOTE 2013」の詳細です(http://ciriec.com/conference/spring)。
---

◇第3セッション <次世代政策VOTE 2013>(曙館4階 403教室)        14:40~17:10

  次世代研究部会を中心とした若手研究者が、各専門分野で今後実現すべき政策提案をプレゼンテーションし, (10分程度)それを基に議論を行います。そのやりとりを受け、審査員及びフロアの出席者(及び観衆)が、 ①革新性②実現可能性③将来性などの観点から評価・投票を行います。



1.『デジタルアーカイブのための著作権制度改革』

発表者:生貝 直人(東京藝術大学 総合芸術アーカイブセンター 特別研究員)

2.『政策過程へのPRとロビーイングの導入』

発表者:西田 亮介(立命館大学大学院 先端総合学術研究科 特別招聘准教授)

3.『住民参加型政策投票システム』

発表者:松原 真倫(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科博士課程)

4.『人口政策としての移民のガバナンス』

発表者:山田 航(兵庫県立大学大学院経済学研究科 博士課程)

5.『次世代コンテンツ政策』

発表者:山口 翔(立命館大学グローバル・イノベーション研究機構 ポストドクトラルフェロー)

進行:深見 嘉明

コメンテータ:菊池 尚人(慶應義塾大学)他