2013年2月12日火曜日

ネット選挙:「候補者成り済ましで公民権停止」は何を含意するのか

ヘッドライン | 主要 | 政治 | ネット選挙の与党案判明 「候補者成り済まし」公民権停止 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/news/2013/02/post_20130210185259.html

というニュースが流れている。ネット選挙運動に関連して、ずっと懸案事項になっている「なりすまし」等の虚偽表示に対する罰則規定として、罰金等に限らず、選挙権や被選挙権の停止といった規定について、自民党と公明党が合意したという。

虚偽表示に対して、なんらかの罰則規定は必要と思われうが、文字通り受け取ると厳しすぎる。罰金刑で十分だろう。ただ、こういった極端な項目をあえて織り込むことで、野党との今後の交渉を有利に進めるものと受け取ることもできる。野党には「与党と交渉した」という「手柄」を渡しつつ、実質的な部分を与党提案で行くことで、妥協点となりうる。

「だから、どうした」、というわけでもないけれど、硬直化したガバナンスを変革するためのネット選挙運動の解禁となるのか注視したい。