2013年12月29日日曜日

repair


5年くらい前のボード(クアッドフィッシュ)を引っ張り出してきて、ちまちまと簡単なリペア。すごく調子がいいボードだったので、次波あがったら、乗ってみよう。

2013年12月26日木曜日

ウェブコンテンツ: 「「自分の選択で、道を開く」社会学者 西田亮介さん」

以前非常勤をしていた大学の、学生さんの依頼で受けたインタビューが公開されました。いわゆる自分語りをしてる、ちょっと珍しいコンテンツです。

「「自分の選択で、道を開く」社会学者 西田亮介さん」
http://gipj.net/interview/2013/12/24/621/

2013年12月24日火曜日

高度化する政党のメディア戦略?

先日(12月20日)、何気なくTBS「ひるおび」を見ていたら、安倍首相が生出演していた。メディア対応があまりに上手くて、思わずTwitter連投してしまった。

@byungerさんがまとめてくれたのが、以下のNAVERまとめ。
「12/20 TBSひるおび 安倍首相ナマ出演ツイートまとめ #tbs」
http://matome.naver.jp/odai/2138751622730603701
小泉元首相のコミュニケーションが半ば本能的なものだったとしたら、安倍首相のコミュニケーションは徹底的に計算されたものだろう。実際、第1次安倍内閣や、その直前の、党内改革や2004年の埼玉8区の補選などを通じて、自民党はコミュニケーション戦略の高度化を図ってきた。自民党は、7月の参院選のネット選挙対策でも抜きん出ていたが、そこにも戦略の蓄積を見出すことができる(これらについては、拙著『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)参照のこと)。

これからは、アメリカの大統領選挙のように、政治(家)も、ますます純粋な「素材」だけではなく、ソフトとハードの技術で「武装」させていく時代になっていくのだろう。問題は、与党がこうした蓄積を形成しているのに対して、野党はその準備が出来ていないことだ。

与党が技術の蓄積を行っているのに対して、野党、とくに民主党は旧態依然とした批判とコミュニケーションを繰り返していた。攻め所だったはずの、限りなく敵失に近い特定秘密保護法成立後の状態が端的に物語っている。むろんテレビに出ることだけが全てではないが、首相は情報番組に出て、パブリック・イメージの改善に勤めているのに対して、民主党は結の党結成などのニュースに完全に埋没している。次の選挙(2015年の統一地方選、2016年の国政選挙)でまともに戦うためには、早期のパブリック・アフェアーズとコミュニケーション戦略の立て直しが必須だろう。


2013年12月19日木曜日

『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)書評

北大公共政策大学院の吉田徹先生が、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)書評を『第三文明』に執筆下さいました。とても励まされた、嬉しい書評です。ぜひご一読ください。

http://www.d3b.jp/books021





2013年12月15日日曜日

「モクチン」を知っていますか?

「モクチンを知っていますか?」というと、ちょっと建築に詳しい人なら、木賃アパートを思い浮かべるかもしれない。戦後の住宅供給が十分ではなかった時期に建てられた木造アパートの総称だ。現在もまだ、都内にも数多くの物件が残っているが、老朽化と供給過多が課題になっている。

ここで紹介したいのは、その木賃アパートのリノベーションに取り組む「モクチン企画」である。慶應義塾大学SFCの博士課程の連勇太朗さんを代表とする、れっきとしたNPO法人なのだ。彼は「アーキコモンズ」というIT技術を使って、建築のスタディを行う方法論を開発するなど、社会的な建築のあり方を独自路線で探求していた。

モクチン企画では木賃アパートを現代的な住環境に再生する、おそらくはクリストファー・アレグザンダーのパターン・ランゲージを現代的にアレンジする「レシピ」を開発して、リノベーションすることで、都心部で現代的な住環境を安価に提供することと、賃料を改善するという観点でオーナーのメリットを両立させる試みに取り組んでいた。不動産企業等とのパートナーシップによって、院生ながら多くの物件再生を手がけて、建築業界で注目を集めていた。

彼の手法に以前からとても関心を持っていたのは、多くの建築家が問題の特殊解を導き出すのに対して、彼の手法が一般解を志向したものだったからだ。社会問題の範囲は後半で、ひとつのグッドプラクティスによってすべてが解決するわけではないからだ。他方で、一般解が難しいことはいまさらいうまでもない。そして、彼の手法は今後日本社会が直面する少子高齢化や物件の老朽化という現実に対するひとつの一般解を志向するものに思えたからだ。

そのモクチン企画の新事務所「Kamata KUUCHI」がオープンした。12月14日のお披露目イベントを見に行ってきた。この事務所は、蒲田の戸建てを改装したものである。蒲田というのは、こういった木造住宅が密集した地帯として知られている。物件を丸ごと借り受けて、リフォームした。庭には、アーティストの荒牧悠の作品が並ぶ。連さんはここに住んでいて、事務所としてすでに稼働しているそうだ。また蒲田というのは、古くからの下町として知られているが、物件全面の空き地を使ってそのポテンシャルを引き出す取り組みを構想しているようだ。今後もモクチン企画の動向には要注目だろう。



         




cold morning

朝夕はすっかり寒くなって、5mmのウェット必須。それでも最近のウェットの発熱素材はよく出てきて、日が照ってくると暑いくらい。風がなければ、まだ3mmでもいけるのかも。Keep Surfin'.




2013年12月14日土曜日

無職の若者の実態を調査してわかったこと 『若年無業者白書』を作ったわけ(下)

NPO法人育て上げネットの工藤啓さんとの対談後編が公開になりました。こちらもYahoo!ニュースにも取り上げていただきました。

無職の若者の実態を調査してわかったこと 『若年無業者白書』を作ったわけ(下)
http://toyokeizai.net/articles/-/25781

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131209-00025781-toyo-bus_all

2013年12月12日木曜日

Rits チョコレート


手土産に、衣笠生協にて。なかなかよい感じなのでは。

2013年12月10日火曜日

三宅洋平さんとの対談まとめ

12月5日に拙著『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)の販促イベントとして、下北沢B&Bにて、先日の参院選の「選挙フェス」などが話題になったミュージシャンの三宅洋平さんと対談を行いました。
その対談の内容と、敷衍した議論を知人でブロガーのふじいりょうさんに執筆いただきました。ありがとうございました。

「「環境政党」はもう成り立たない?」@Parsleyの「添え物は添え物らしく」
http://yaplog.jp/parsleymood/archive/1177

ふじいさんは辛口が基本のため、下記のように書いていただきました。
西田氏が研究しているtwitterの定量観察に触れる場面もあったのだが、多くの政治家アカウントの場合、活動の告知ツイートが大半でユーザーのメンションに対して応えるケースが少ない、といったことは著書にも既に指摘があり、ぶっちゃけ内容に乏しかった(これは予想していたけれど)。
書籍の販促イベントだからねっ! とりあえずふじいさんは拙著を(きっと買って)読んでくださっているようですので嬉しいです。





2013年12月9日月曜日

「2015年のネット選挙」@国際公共経済学会第28回研究大会2013年12月8日

昨日「2015年のネット選挙」というパネルディスカッションのコーディネータを行いました。毎日新聞社の前田政治部長と石戸記者をお迎えして、下記のメンバーで議論しました。学会の朝一セッションというのは集客が大変危ぶまれるのですが、蓋をあけてみれば多くの方に集まっていただき質疑も活況で2時間あっという間でした。ネット選挙についての関心の高さが伺えました。引き続き検討していきます。
『2015年のネット選挙』
基調報告:
前田 浩智(毎日新聞社)
セッション:
パネリスト
生貝 直人(国立情報学研究所)
石戸  諭(毎日新聞社)
前田 浩智(毎日新聞社)
松原 真倫(慶應義塾大学政策・メディア研究科)
山口  翔(名古屋学院大学)
コーディネータ
西田 亮介(立命館大学特別招聘准教授)
午後には下記のパネルにも登壇しました。
『2025年のICT社会  —官民の役割分担—』
パネリスト
石川   准(静岡県立大学)
片山 さつき(参議院議員)
南場 智子(DeNA)
西田 亮介(立命館大学特別招聘准教授)
樋渡 啓祐 (武雄市市長)
コーディネータ
松原   聡 (東洋大学) 
国際公共経済学会第28回研究大会プログラム→
http://ciriec.com/conference/winter/%E7%AC%AC28%E5%9B%9E%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%A4%A7%E4%BC%9A

ネット選挙の概要を簡単に紹介するpptを作ったのでアップ。

2013年12月7日土曜日

国際公共経済学会の理事に就任しました。

12月8日9日と、国際公共経済学会の第28回研究大会が慶應義塾大学の日吉キャンパスで開催されています。
http://ciriec.com/

今大会の総会で、国際公共経済学会の理事になることになりました。任期2年だそうです。これまでの春季大会やサマースクール(「西園寺会議」)等の企画をご評価いただいたのではないかと思います。若手部会担当ということだと思いますので、これからも若手研究者が活躍し、相互に刺激を与えられるような企画を考えていきたいと思います。またそのような企画のために、みなさまからお力添えをいただければ大変幸甚です。今後ともどうぞよろしくお願いします。

慶應日吉キャンパスは、有名な銀杏並木の紅葉がとてもきれいでした。


※追記
その後、同事務局次長にも就任しました。

2013年12月2日月曜日

若者支援の現場の”共通言語”をつくりたい 『若年無業者白書』をクラウドファンディングで作ったわけ(上)

若年無業者の支援を行うNPO法人育て上げネットの工藤啓さんとの『若年無業者白書』の作成をめぐる対談の第1部が東洋経済オンラインで公開されました。
若者支援の現場の”共通言語”をつくりたい 『若年無業者白書』をクラウドファンディングで作ったわけ(上) | オリジナル - 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/25234 
Yahoo!ニュースにもピックアップいただいたみたいです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131202-00025234-toyo-bus_all



2013年11月29日金曜日

紅葉



@小松原北児童公園 立命館衣笠キャンパスローカル。京都の紅葉の季節もあと少し。

2013年11月28日木曜日

『BRUTUS』2013年12月11号「小津の入り口」

『BRUTUS』の表紙に名前が出ることもそう多くないだろうからアップ。


西田亮介,2013,「男と女 モダンな社会が生んだ『強い女』と『弱い男』への視線」『BRUTUS』2013年12月11号「小津の入り口」特集,40-1.

今度はサーフィンとか、車あたりの仕事もしたい(笑)


2013年11月26日火曜日

ぼくたちは特定秘密保護法案がどうなったかを、2015年の統一地方選挙、2016年の国政選挙まで覚えていなければならない。

特定秘密保護法案が衆院国家安全保障特別委員会を通過した。報道各社が報じているが、たとえば『毎日新聞』は以下のように報じた。
秘密保護法案:衆院特別委で可決 与党強行 みんな賛成 http://mainichi.jp/select/news/20131126k0000e010146000c.html
みんなの党を除いて、民主党、日本維新の会など野党各党は反対に回ったものの、テレビ中継終了後に、採決を行ったようだ。合意に至らなくても採決しなければならないことはあるし、それ自体は間接民主制の常でもある。また防衛、外交、安全保障、テロ防止等において秘密の保全が必要な事項があることも理解できる。ウェーバーの『職業としての政治』 ではないが、最終的に政治家は自身の信念に従って判断し、結果は選挙で問われるべきであることも。

だが、先の『毎日新聞』の記事は下記のように記している。
与党側は、この日の特別委の審議が全国にテレビ中継されていることを考慮。「首相がいる場で採決を強行する姿を国民に見せてはまずい」(自民党関係者)として、質疑を終えて首相が退席した後のタイミングで採決を強行した。 
とてもじゃないが共感できない。テレビに映像が映らなければなんとかなる、国民は「次の選挙」まで記憶していないとみなされている。

他方、さっそく国会前や大阪市役所(?)など、いくつかのデモが企画されたようでもある(Twitterのハッシュタグ「#国会に押し寄せよう」や「#秘密保護法をブッ潰せ」)。スタンスは共感するが、道路交通法や公安条例の範囲内の活動にとどまるかぎり、残念ながらデモという手段による法案提出へのポジティブな効果には懐疑的だ。今できることは多くはない、という認識でいる。

それよりも、ぼくたちは特定秘密保護法案がどうなったかを、どの政党がどういう態度を取ったかを、2015年の統一地方選挙、2016年の国政選挙まで覚えていなければならない。投票行動で意思表示するべきだ。

しかしながらここで頭を抱えざるをえないのが、野党の状況だ。与党が強引な手法を採用できるのは、与党が「まともな野党がない」と国民が認識しているという理解をしているからだ。野党のなかにも、採決に賛同してみたりする政党も現れた。

その意味でも民主党は一刻もはやく立て直す必要がある。「クローズ」に対して「オープン」を、「既得権」に対して「新興勢力」を、今度こそエビデンスを示しつつ論理的かつ共感できるようにぶつけていく必要がある(あと別文脈では、まともな経済・金融政策の道筋も)。今度はゼロからではなく、ビハインドを背負ってのスタートだ。とはいえ特定秘密保護法案を巡る議論は、「結局自民党はクローズを志向する」という印象付けを与えている。コントラストを活かして、二項対立の図式で攻めに回るチャンスでもある。

そのうえで繰り返すが、ぼくたちは特定秘密保護法案がどうなったかを、どの政党がどういう態度を取ったかを、2015年の統一地方選挙、2016年の国政選挙まで覚えていなければならない。

明日、映画『立候補』のプロモーションで、マック赤坂さんと対談します。


ぼくも詳細は謎ですが、学生さんのツイートを要約すると以下のような感じです。
---
11月27日(水)立命館大学衣笠キャンパス充光館地下301教室。映画「立候補」の上映会。トークショーは18時半から。上映は19時半から。入場無料。

映画『立候補』

2013年11月25日月曜日

情報ネットワーク法学会第13回研究大会第4分科会「インターネット選挙運動の回顧と展望」報告資料

西田亮介,2013,「インターネット選挙運動の定量的分析と展望――2013年参院選の毎日新聞社共同研究から」情報ネットワーク法学会第13回研究大会第4分科会「インターネット選挙運動の回顧と展望」報告資料(2013年11月23日).

2013年11月22日金曜日

データ・ジャーナリズムの課題は、技術ではなくガバナンスにある?@Japan In Depth

元フジテレビの安倍宏行さんが独立して始められた、「Japan In Depth」に投稿しました。最近供給サイドの事情でのITの導入が、日本的なシステムとのあいだで齟齬をきたすケースをよく目にするので、書いてみました。
データ・ジャーナリズムの課題は、技術ではなくガバナンスにある?
http://japan-indepth.jp/?p=1492

2013年11月20日水曜日

2013年12月5日(木)、下北沢の書店B&Bにて、三宅洋平氏と対談します。

2013年12月5日(木)、下北沢の書店B&Bにて、三宅洋平氏と対談します。Twitterでのやりとりからかたちになりました。三宅さんの「選挙フェス」等、興味深く見させていただき、著書でも言及したとおりですので、とても楽しみです。関連してコンテンツもアップされました。
イベント「ネット世代の選挙のゆくえ」:西田亮介×三宅洋平 | NEWS | ジレンマ+ http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/news/5727
予約はこちらから→
http://bookandbeer.com/blog/event/20131205_bt/



2013年11月18日月曜日

仁和寺と龍安寺

気分転換がてら仁和寺と龍安寺に散歩してきた。天気も良く、衣笠キャンパスから徒歩20分くらい。仁和寺は世界遺産ですね。前者は紅葉もだいぶ進んできた感じ。なんとなく仁和寺は、雪がちらつく季節なんかにまた行ってみたくなった。龍安寺は次回は昼時にいって湯豆腐と精進料理を食べよう。










みんなの党、和田政宗議員との議論

みんなの党、宮城選挙区の和田政宗参議院議員から、先日の『三田評論』でのネット選挙に関する座談会についてご意見を頂戴し議論しましたが、お忙しいようで残念ながらこちらの質問にはあまりお答えいただけないようです・・・

みんなの党、和田政宗議員との議論
http://togetter.com/li/591770

2013年11月17日日曜日

オープンガバメントサミット2013資料「地方発のオープンデータとガバナンスの展望」

昨日は福井県鯖江市で開催されたオープンガバメントサミット2013の第3部に登壇していました。企業や自治体関係の皆様が、全国から集まってきてなかなか東京でも見られないメンバーでした。
http://www3.city.sabae.fukui.jp/ogsummit/

第3部は進行の都合上(難しすぎるため!)、各自の資料は掲示されなかったので、ここにアップ(とはいえ、ppt1枚ですが・・・)。そのうちまとめます。


2013年11月14日木曜日

『若年無業者白書』の関連記事

『若年無業者白書』の関連記事をいくつか。
データから知るニート 求職型など3類型、支援に役立て - 朝日新聞デジタルhttp://t.asahi.com/d4ux
「PCメールを送受信できない」が7割~『若年無業者白書』が示す「働きたくない若者」の実態 http://blogos.com/outline/73577/
どちらも記事の内容自体は丁寧に書いてくださっているのですが、やや見出し違和も。若年無業者は、必ずしも「ニート」でも、「働きたくない若者」とも限らないわけです。確かに見出しは複雑性を縮減しつつ、注意喚起しなければならないなかでの作成なので、難しいだろうな、と思いつつも、やはり若年無業者は、ニートでも、働きたくない若者、でもないわけで、正確性を欠いているといわざるをえないかと思います。
工藤さんがよくおっしゃっていた、「若年無業者」問題の難しさが、白書作成のお手伝いをしてから経験的にもちょっとわかってきました。「若者」という言葉のイメージが、日本では「健康で、仕事が潤沢で、働くのがあたりまえ」、しかも量的にも多数であるという端的に暗黙の過去の時代の了解と密接に結びついているので、そこから外れた若者論が過剰にセンセーショナルな響きを持ってしまうということなのでしょう。

※ 『若年無業者白書』紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


『若年無業者白書』Kindle版→

2013年11月12日火曜日

なぜ『若年無業者白書』の作成をお手伝いしたのか

先日、東京と大阪で刊行の記者会見を行った『若年無業者白書』だが、若年無業者の支援に取り組むNPO法人育て上げネットの工藤さんから聞くところによると、紙版はほぼ売り切れに近い状態のようだ。というわけで、今後は関心を持っていただいた方にはAmazon Kindle版を入手いただくほかなさそうだ(むろん、Kindleというメディアの、現状の日本における入手の容易さという課題は認識していて、工藤さんや育て上げネットさんとも善後策を検討しているところです)。

背景解説...というわけではないけれど、情報社会や情報化が政策に与える影響に関心をもっているぼくが、なぜ「若者」研究や雇用問題を解説することにしたかについて記してみたい。もともと工藤さんと知り合うことになったきっかけは、前職での社会起業家に関する調査だった。当時、日本の社会起業家(当事者のみなさんがどう呼ばれることを希望するかはさておくとして)の起業家精神醸成過程に強い関心を持っていたので、そのような調査を担当していた(現在もサブテーマとしての関心は継続中)。それがきっかけで工藤さんに、工藤さんや育て上げネットの事業というよりは、創業するに至った経緯や事業の着想についてインタビューさせていただいたのだった。

それ以後、さまざまなかたちで工藤さんとご一緒させていただくことがあったのだけど、育て上げネットの事業それ自体に対して強く興味を持つようになったのは、工藤さんの『大卒だって無職になる "はたらく"につまずく若者たち』という著作だった。育て上げネットが若年無業者をの支援を対象にしているということも、若年無業者の雇用についても少しは知っていたものの、自分がかかわるとは思っていなかった。ぼくたちの仕事は本質的に座学中心になりがちで、現場や具体的な提案には疎い。今風にいうなら「自分事」になりにくい、あるいは半ば意図的にしないようにしてさえいる、とでもいえばいいのだろうか。

しかし、工藤さんの著作は、複数の若年無業者の事例を取り上げながら、平易な言葉で最初のきっかけがきわめて偶発的に生じていることを紹介していた。共通するのは、いくつかの「不幸」が重複した結果、若年無業という状態に入り込んでしまうということだった。無業状態が継続することで、経済的な制約と、社会的な孤立状態に陥ってしまい、自力での状態の改善が困難らしいということも分かった。

工藤さんの本で、若年無業者の問題は、「他人事」ではなくなった。ぼく自身は、かろうじて大学教員だけれど、単年度契約の繰り返しの任期付き教員かつ物書きで、すでに5年ほど似たような条件で働いてきた。「現在」があるのは、せいぜいが偶発的な、もしくは幸運な結果に過ぎず、なにかボタンひとつ掛け違えていれば、あるいはこれからなにか失敗すれば十分に若年無業になりうる、そしてそうなってしまうと支援してくれる仕組みがこの社会には十分存在しているとはいえないということを直観したとでもいえばよいだろうか。

とはいえ、できることなど多くはない。当時はすぐさま書評を書いたり、工藤さんとの対談をアレンジしたくらいだった。
『大卒だって無職になる』を読んで、若年無業者の問題点を考えた:西田亮介 | 考えた | ジレンマ+ #nhk_jirenma http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/think/1801
【対談】若者の今――大卒でも無職になる時代に「働く」ということ http://www.d3b.jp/youth/843
本業というか、本質的なコミットメントができるとしたら、調査か研究だろうということで、いくつか以前にも工藤さんと民間の助成金に応募したものの、そのときはおそらくぼくの書類作成の力量が及ばず幾度も敗北を重ねることになってしまった。確かその辺りの経緯は『若年無業者白書』の最後に収録した対談に収録されているはずなので詳しくはそちらを読んでいただきたいけれど、最終的にクラウドファンディングでの資金調達を挑戦するということになったのだった。これがぼくの視点からみたときの、なぜ『若年無業者白書』の作成をお手伝いしたのか、という理由である。このほかに、工藤さんや育て上げネットと頻繁に打ち合わせを重ねるなかで、日本の社会システムについてのいくつかの気付きもあったのだけど、だんだん長くなってきてしまったのでそのあたりはまた次の機会にでも・・・



※ 『若年無業者白書』紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


『若年無業者白書』Kindle版→

2013年11月11日月曜日

登壇: 2013年11月16日オープンガバメントサミット2013@鯖江市嚮陽会館

2013年11月16日(土)オープンガバメントサミット2013@鯖江市嚮陽会館の、第3部 「オープンな未来に向けて今からできること」に登壇します。以下、開催概要の一部を鯖江市のサイトから引用。参加登録も同じくこちらからどうぞ。

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開催概要

  昨年7月には電子行政オープンデータ戦略が策定され、今年、6月14日には世界最先端IT国家創造宣言が閣議決定されました。
  そして、世界では、6月17日、G8サミット首脳宣言で「オープンデータ憲章」が発表されました。「オープンデータ」は、人類がさらに成長を続けるためのイノベーションの切り札とまで、言われるようになっています。
  ITのまち鯖江から発信する“IT推進フォーラム”、今年は、未来を拓く“オープンガバメント”について、全国で先進的に活躍されている皆さんに、そして会場の皆さんとで語り合っていただきます。どうぞ、参加ください。

キーワードは“オープンデータ”、“行政課題”、“GOV2.0“、”イノベーション“です。
オープンガバメントサミット2013

日時:2013年11月16日(土) 15:00~20:20
場所:鯖江市嚮陽会館
主催:鯖江市、さばえIT推進フォーラム実行委員会
後援:オープンデータ流通推進コンソーシアム

情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア時代の情報流通と制度設計研究会11月9日西田報告「公共財としての『ニュース』」@立命館大学東京キャンパス

西田亮介,2013,「公共財としての『ニュース』」情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア時代の情報流通と制度設計研究会11月9日@立命館大学東京キャンパス.

大阪大学でのシンポジウム「地域社会圏と日本のリデザイン」@11月22日

以下、のセミナーに登壇します。大阪大学(http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2013/11/5844)から引用
---
学際融合教育ミニシンポジウム「地域社会圏と日本のリデザイン」

2013年11月22日 (金) 13:15から 16:45

私たちにとって当たり前の「1つの住居に1つの家族が住む」という様式は戦後経済システムの中で生まれたものです。
少子高齢化が進み単身者も増える中、新しいコミュニティ、地域、社会をつくるためにどのような住居が求められているのでしょうか?
地域社会圏は建築家山本理顕がライフワークとする新たな集合住宅と社会の中間体の構想です。
成熟社会への移行が求められる中、住居は社会デザインの鍵となります。
本シンポジウムでは地域社会圏構想のコアメンバーと各界気鋭の研究者がこれからの住まいとコミュニティについて議論し日本の進路を考えます。

入場無料
日時 平成25年11月22日(金) 13:15~16:45
場所 大阪大学中之島センター10階佐治敬三メモリアルホール
主催 大阪大学学際融合教育研究センター
協力 大阪大学21世紀懐徳堂

基調講演 

山本理顕 建築家 山本理顕設計工場

ゲスト
石川 健治(法学者) 東京大学法学部
新 雅史(社会学者) 学習院大学大学院政治学研究科
仲 俊治(建築家) 仲設計スタジオ
西田 亮介(公共政策学者) 立命館大学大学院先端総合学術研究科

コーディネーター
松行 輝昌(経済学者) 大阪大学学際融合教育研究センター

日時:
2013年11月22日 (金) 13:15から 16:45
主催:
大阪大学学際融合教育研究センター 協力:大阪大学21世紀懐徳堂
場所:
中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール
参加登録:
必要(メール)
連絡先:
大阪大学学際融合教育研究センター
zenkyo-daigakuin@office.osaka-u.ac.jp

2013年11月10日日曜日

11月6日に情報セキュリティ大学院大学「情報セキュリティ特別講義」でゲストレクチャーを行いました。

湯淺墾道先生にお声がけいただき11月6日に情報セキュリティ大学院大学「情報セキュリティ特別講義」でゲストレクチャーを行いました。ネット選挙と毎日新聞との共同研究について。東大と中央大の院向けにも配信されていた模様。情セ大の院生のみなさんに、質疑応答をたくさんいただきました。情報セキュリティ大学院大学は横浜駅西口徒歩5分の距離にあり、羨ましい立地条件でした。

before the south wind blowing...


2013年11月7日木曜日

研究資金獲得支援セミナー第2回実践編@10月29日、11月5日



研究資金獲得支援セミナー第2回実践編「Let's Try 研究助成」@10月29日、11月5日を衣笠キャンパスで担当しました。2週間にわたって講義、ピアレビュー、ブラッシュアップ等を通して実際に民間の研究助成に応募してみようという企画です。十数名の博士院生、PDが参加しました。資金獲得できるとよいですね!

http://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/program/list/article.html/?id=23

nexus 7 & MAGREX


今更だけど、NEXUS 7とカバーになるBluetoothキーボード(MAGREX社)+BIC SIMゲット。初代iPadと何代目かのAmazon Kindle以来のタブレット。十分速いし、各種Googleのツールや設定と同期しているため、すごく便利。iTunesがあるiPad系と迷ったけれど、おそらく仕事で使うなら正解。MAGREXのキーボード兼カバーも便利。ただし、スペースを打つとき、カバーの爪にやや引っかかる。「ネクサス」を日本語変換して「Nexus」が出てこないのはご愛嬌か。BIC SIMは基本的にはiijモバイルと変わらないのだけど、Wi2 300のWi-Fiサービスがオマケでついてくるのが格安SIMのなかでは便利なのではないかと思ったため、数ある格安SIMのなかからこれにしてみた。MAGREXのキーボード兼カバーには、革製のものとアルミ製のものがあるのだけど、前者は後ろの足で本体を支えるので、膝のうえで自立しにくそうに見えたので、アルミ製のものにしてみた。こちらは本体にはめる仕様なので、膝のうえでも自立する。






2013年11月5日火曜日

「個人が社会を巻き込んでいく 2014年 世の中を変える 人・言葉・働き方 倉成英俊×西田亮介×佐々木紀彦」@『広報会議』2013年12月号

倉成英俊・西田亮介・佐々木紀彦,2013,「個人が社会を巻き込んでいく 2014年 世の中を変える 人・言葉・働き方 倉成英俊×西田亮介×佐々木紀彦」『広報会議』59: 52-9.

これは、予想外に(?)相当楽しい鼎談でした。ちなみに今日のみ以下のリンクから前文読めて、明日以後3割くらい読めるそうです。
30代座談会で予測、2014年 世の中を変える人・言葉・働き方 #広報会議 http://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201312/aoyama-pr-meeting/000925.php


2013年11月3日日曜日

京都のインカレ政策サークルの発表会のコメンテータをしてきました。

MPI京都というインカレの、政策系学生団体の報告会のコメンテータ(?)をやってきました。テーマは「理想の選挙」。なかなか難しいテーマですね。報告も、イマイチ焦点を絞りきれなかった印象。とまれ、このご時世、イデオロギー系ではなく、政策に関心を持つ学生さんたちは貴重なので、頑張っていただきたいものです。あと、進行は、やや、というかかなり冗長だったので、もう少し構成を詰めていただければなお良しですね。


『「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社)が2刷りになりました。

2011年末の共編著『「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社)が、この度増刷になりました。現在でも進行形の主題を扱っている本だけに、読み継がれていってほしいものです。引き続きよろしくお願いします。


「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」第5回

「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」第5回が終わりました。一連の本ワークショップを担当してきましたが、ひとまず新棟Aについては終了。どれだけ具体的な建築に活かすことができるか、というフェーズになるはずです。

大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」第5回を開催
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12286/date/10/year/2013

2013年11月2日土曜日

『若年無業者白書』刊行記念講演を大阪でも行いました。

『若年無業者白書』刊行記念講演を大阪でも行いました。在阪メディアの方や支援現場の方が大勢いらっしゃって下さいました。東京イベントの経験を踏まえて、相関関係と因果関係の違い等についての簡潔なレクも入れてみました。今後この『若年無業者白書』をどうやって活用していくか、という議論もできればいいですね。以下、大阪イベントに関する『大阪日日新聞』さんの記事です。
ニートの実態分析 『若年無業者白書』NPOなどが発行 - 大阪日日新聞 http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131031/20131031029.html

※ 『若年無業者白書』紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


『若年無業者白書』Kindle版→


※こちらもあわせて、どうぞ。
「『若年無業者白書』のためのリテラシー」
http://ryosukenishida.blogspot.jp/2013/10/blog-post_30.html

2013年10月30日水曜日

『若年無業者白書』のためのリテラシー

先日、若年無業者の支援を行うNPO法人育て上げネットさんと共同執筆した『若年無業者白書』を公開しました。ありがたいことに、いくつかメディアにも取り上げていただきました。
若者就労支援:「若年無業者白書」出版 NPOが支援データまとめる http://mainichi.jp/select/news/20131027mog00m040022000c.html
携帯持っていれば無業期間は短縮…「ニート白書」 : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20131030-OYT8T00469.htm?from=tw
若者の失職期間、携帯電話あれば短くなる傾向 パソコンは逆効果 NPOなど調査 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131029/biz13102910520012-n1.htm
またいくつか誤植や欠損のご指摘もいただき、さっそく工藤さんのブログで公開しております。後日、育て上げネットのホームページ等にも反映していくはずです。
【若年無業者白書正誤表ver.1】追加データ掲載あり。
http://ameblo.jp/sodateage-kudo/entry-11657917877.html
あともう一点、『若年無業者白書』についてのよくある「誤解」について追記しておきます。本白書、とくに第3部は「若者の失職期間が、携帯電話があれば短くなる傾向があり、パソコンを保有していると長くなる傾向がある」という結論を出していません

本白書の、とくに第3部の示唆は「調査対象の(≒育て上げネットの支援を受けていた)若年無業者のなかで携帯電話を持っている場合、無業期間が相対的に短くなる傾向があり、同じく調査対象の若年無業者のなかでPCを保有している場合、無業期間が相対的に長くなる傾向が見出だせる」というものです。

したがって、たとえば「携帯電話を持つ若者は失職期間が比較的短くなり、パソコン保有者は逆に長期化する傾向が認められた。」という結論を、本白書からは導くことはできません。まず「携帯電話を持つ若者」一般についての知見を本白書は示唆しているものではありませんし、さらに因果関係の存在の有無についても提示しているわけではないからです(本白書は現状あくまで相関関係の存在を示唆しています。テクニカルには回帰モデルの説明変数の変数選択はあくまで分析者によるからです)。

携帯電話やPCの役割についてはより細かい分析が必要ですが、たとえばスマートフォンかどうか、オフィス系ツールがインストールされているかどうか、ツールを使いこなすことができるかどうか、ネットに接続しているかどうか等々の視点と組み合わせた追加調査を行うことで、これらのコミュニケーション・ツールが若年無業者の無業期間に与える影響についてより正確に理解することができるようになると思われます。

ともすれば、この手の記述はセンセーショナルなメッセージとなってしまいがちですので、ご注意いただければ幸いです。また追記すべき事項がありましたら、追記していきます。

※ 『若年無業者白書』紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


『若年無業者白書』Kindle版→

2013年10月28日月曜日

『若年無業者白書』刊行記念イベントの様子

「育て上げ」ネット 工藤さん

「育て上げ」ネット 工藤さん

...西田

東京会場には13社のメディア(確か)をはじめ、多くのみなさまにご来場いただきました。

10月30日(水)の大阪でのイベントの申し込みはこちら→


※ 紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


Kindle版→

『若年無業者白書』の発行イベント@東京を行いました。

昨日10月27日に『若年無業者白書』の発行イベント@東京を行いました。共同研究を行っていた若年無業者の支援を長く手がけてきたNPO法人「育て上げ」ネット理事長工藤啓さん、同じく新宅圭峰さん、西田で、今回の白書から得られた知見を、クラウドファンディングで資金提供いただいたみなさまや、マスコミ各社の方向けに先行して報告させていただきました。

ブロガーのイケダハヤトさんが、実況中継に来てくれました。

イケダハヤトさんの実況まとめ→
http://togetter.com/li/582288

育て上げネットスタッフの方の実況まとめ→
http://togetter.com/li/582301

また社会部が強い『毎日新聞』が、昨日のうちに電子版の記事を出してくれました(ぼくの肩書が「特別招聘教授」となっているのはご愛嬌。正しくは「特別招聘准教授」です。30歳で教授だったら大学業界的には大事件ですので・・・)。

「若者就労支援:「若年無業者白書」出版 NPOが支援データまとめる」
 http://mainichi.jp/select/news/20131027mog00m040022000c.html

10月30日の大阪でのイベントの申し込みはこちら→
http://kokucheese.com/event/index/119284/

※いくつかいただいた誤植の指摘はなるべく早く修正のうえ、改めて育て上げネットさんの方から告知が出ると思われます。

紙版(ただし、500部しか作成しておらず、製作コストの問題でおそらく増刷は困難です)→


Kindle版→

2013年10月26日土曜日

『若年無業者白書』のKindle版できました。

『若年無業者白書』のKindle版できました。電子版につき製作コストが低いので、こちらは定価700円とだいぶお求め安い価格になっております。設定ミスかもしれないけど、ぼくが見た時点では、Amazonプライム会員価格で0円となっていました・・・



2013年10月25日金曜日

『西日本新聞』10月20日朝刊読書欄に、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)書評が掲載されました。

『西日本新聞』10月20日朝刊読書欄に、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)書評が掲載されました。

http://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_column/article/47309

選挙のない平時に読んでほしい一冊(前著もあわせて2冊)です。選挙が来ると、またバタバタするのですから・・・



前著もよろしくお願いします。


2013年10月23日水曜日

大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ最終回@10月16日

一連の、「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ最終回」の、暫定的な最終回を10月16日に行いました。良い提案になっていると思うのだけど、これを実際にどこまで具体化できるかは、また別の政治的交渉の場で、そこは(も)ぼくの仕事・・・



2013年10月20日日曜日

国際公共経済学会第28回研究大会@慶應日吉キャンパス12月7日(土)、12月8日(日)

国際公共経済学会第28回研究大会@慶應日吉キャンパス12月7日(土)、12月8日(日)。大会テーマは「2025年のICT」。ゲストも大変豪華です。以下、現在確定のプログラムです。ぼくもネット選挙に関するパネル企画を担当しています(以下、国際公共経済学会から引用)。

---
日程:2013年12月7日(土)~8日(日)
会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス
12月7日(土)
10:00〜12:00 Ⅰ 院生セッション
Ⅰ—A 奨励賞報告Ⅰ—B 奨励賞報告Ⅰ—C 奨励賞報告

12:00~ 13:00理事会

13:00〜15:00 Ⅱ
Ⅱ—A 2025年のICTビジネス
伊藤昭浩 (名古屋学院大学)
大木洵人(シュアール)
川上量生(ドワンゴ)
夏野剛(慶應義塾大学特別招聘教授)
コーディネーター
仲上健一(立命館大学)
Ⅱ—B 2025年のデジタル教科書
白石真澄(関西大学)
代田昭久(武雄市教育委員会教育監)
中村伊知哉(慶應義塾大学)
コーディネーター
石戸奈々子(CANVAS)


15:10〜17:00 Ⅲ
Ⅲ—A 2025年のICTインフラ
菊池尚人(慶應義塾大学特任准教授)
野村宗訓(関西学院大学)
山田 肇 (東洋大学)
コーディネーター
谷脇康彦
内閣審議官(内閣審議官・内閣官房情報セキュリティセンター副センター長)
Ⅲ—B 2025年の電子書籍
池田敬二(電子出版制作・流通協議会)
植村八潮(専修大学・出版デジタル機構会長)
落合早苗(hon.jp)
瀬尾太一(写真家・日本写真著作権協会常務理事)
コーディネーター
山口翔(名古屋学院大学)




12月8日(日)
10:00〜12:00 Ⅳ
Ⅳ—A  次世代研究部会セッション 2015年のネット選挙
生貝直人 (国立情報学研究所)
石戸 諭 (毎日新聞社 大阪社会部)
前田浩智 (毎日新聞社 政治部部長)
松原真倫(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)
山口翔 (名古屋学院大学)
コーディネーター
西田亮介(立命館大学特別招聘准教授)
Ⅳ—B一般報告

13:00〜15:00 Ⅴ
Ⅴ—A 2025年のICT社会ー官民の役割分担を踏まえてー
石川准(静岡県立大学)
南場智子(DeNA)
西田亮介(立命館大学特別招聘准教授)
樋渡啓祐 (武雄市市長)
コーディネーター
松原聡 (東洋大学)
Ⅴ—B Ciriec International

15:10〜17:00 Ⅵ
Ⅵ—A 2045年世界と日本のICT(技術と競争力)
生貝直人 (国立情報学研究所)
稲見昌彦(慶應義塾大学)
猪子寿之(チーム・ラボ)
境真良(経済産業省)
林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学)
水口哲也(慶應義塾大学特任教授)
コーディネーター
中村伊知哉(慶應義塾大学)
Ⅵ—B 一般報告
17:00~18:00 総会
18:00~ 懇親会

2013年10月17日木曜日

chilly morning

寒かったけど、相当いい波だった。朝から湘南各所の駐車場もいっぱいでした。


2013年10月16日水曜日

安倍宏行さんの、新しいウェブメディア「Japan In-Depth」に寄稿しました。

元フジテレビで、プライムニュースの解説委員を長く務めていらっしゃった安倍宏行さんが、独立して新しいウェブメディアを起業されました。その名も「Japan In-Depth」。ぼくもプライムニュース時代からお世話になっているので、さっそく寄稿しました。やや煽り気味のタイトルですが、ぼくからの民主党へのエールです。与党経験が組織のなかで風化する前に、地方基盤が崩壊する前に、一刻も早く立て直しを行ってほしいと思っています(政策的には、みんなの党に共感する点が多いのですが、やはり地方基盤や与党経験を加味すると、次の政権交代を考えるとき現時点では民主党を考慮しないわけにはいかない、というのが個人的な考えです)。

「民主党は今こそ「攻めのネット選挙」に取り組むべきだ」
http://japan-indepth.jp/?p=684

※追記
瞬間最大風速的に、16日のアクセスランキング、第一位だったそうです。

2013年10月13日日曜日

『三田評論』のネット選挙特集

慶應義塾の機関誌『三田評論』の最新号がネット選挙の特集を組んでいます。大石裕先生司会の座談会に参加いたしました。

・田中愛治・井原康宏・西田亮介・李洪千・大石裕,2013,「メディア政治のなかのネット選挙」『三田評論』1171: 10-27.

また特集のなかの山越修三先生の「『ネット選挙』の捉え方――政治コミュニケーション論から批判的に考える」では、前著を引用いただいていました。


2013年10月12日土曜日

Lucky

「自分がやった仕事には確かに意味があった」と感じることができる機会は、そう多くはない。研究者という仕事には、とくにそういうところがあるかもしれない。書いたものがベストセラーになるわけでなし、一人でする仕事も多く、「手応え」のようなものはなかなかえられない。研究とはすぐに誰かの役に立つものでもない。ところが昨日はそんな瞬間が1日に2回も訪れた。具体的にはどこかで書くかもしれないけど、確かに「この仕事は誰かの役に立ったのだ」と思えた。研究はもちろんすぐに役に立つものでなくてもよいと思うけれど、誰かの役に立つなら、むろんそれに越したことはないはず。未だにそんな機会は指折り数えるほどしかないから、昨日はまったくもって行幸みたいなもので、しっかり覚えておこうと思った。

2013年10月10日木曜日

autumn or summer?


シモンズフィッシュに加えて、久々にシングルフィンロングボードも引っ張り出してきたら、まったり楽しかった。

EDNAもチェック。
http://www.t-sticksurf.com/staff/diary.cgi?no=1134

2013年10月9日水曜日

NPO法人「育て上げ」ネットさんとの共同研究の成果のひとつ『若年無業者白書』の刊行と刊行記念イベントのプレスリリースです。

今年度、就労支援などを手がけるNPO法人「育て上げ」ネットさんと共同研究を行っています。その成果のひとつとして、『若年無業者白書』を10月27日に刊行します。その刊行と刊行記念イベントに関するプレスリリースです。

http://www.sodateage.net/delivery/1310_hakusyo.pdf

10月2日に「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を担当しました。

10月2日に「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を担当しました。大学院生のみなさんの提案を受けながら、設計事務所からもかなり具体的な提案がでてきました。今日も関連して、随分長い会議がありました・・・大変ですが、頑張ります・・・

http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12221/date/10/year/2013

2013年10月8日火曜日

10月5日にj-waveの新番組「PRIME FACTOR」の第一回ゲストに呼んでいただきました。

10月5日に、コンサルタントのショーンKさんがナビゲーターを務めるj-waveの新番組「PRIME FACTOR」の第一回ゲストに呼んでいただきました。テーマは「25年後の東京」。キーワードとして、マクロ、メゾ、ミクロとして、「集中と格差」「地方のパワー」「SNEP(孤立無業)」を提案して、議論してきました。ハードなテーマたちにもかかわらず、わりとゆったりとお話したつもりでいたものの、終わってみれば、スタッフの方々から「ちょっと(話が)硬い」と・・・よく言われるので、自分では気をつけてたつもりなんですが・・・ラジオ難しいですね。またこんな機会があれば頑張ります。

(番組サイト)
http://www.j-wave.co.jp/original/primefactor/

(ショーンKさんと番組後にツーショット)
http://www.j-wave.co.jp/blog/primefactor/topics/


2013年10月7日月曜日

エッセイ: 春秋社のPR誌『春秋』10月号に三宅洋平さんの選挙運動について書きました

春秋社のPR誌『春秋』10月号に三宅洋平さんの選挙運動について書きました。三宅さんの選挙運動の新しさはネット選挙の実践というよりは、コミュニケーションの形式の変化ではないか、といった内容です。大手書店店頭で入手できるはずです。新著でも少し言及したのであわせてぜひ。

西田亮介,2013,「『ハーメルンの笛吹』は若者を動員するのか、それとも民主主義の危機か――2013年、ネット選挙解禁の裏側で」『春秋』552: 7-10.




2013年10月6日日曜日

専修大学KS(川崎・専修)ソーシャルビジネスアカデミーでゲストレクチャーをしてきました。

昨日、10月6日に昨年に引き続いて専修大学KS(川崎・専修)ソーシャルビジネスアカデミーでゲストレクチャーをしてきました。この事業は川崎市と専修大学の協働事業のようです。活発な質疑応答をいただき、つつがなくゲストレクチャーを終えたような気がします、たぶん。

2013年10月4日金曜日

大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ

なぜか業務で「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」というワークショップを担当しています。2015年春に完成予定の新しい施設に大学院生用のリサーチ・コモンズを設置するのですが、その設計と内装に当事者でもある大学院生の要望も取り入れていこうというものです。

先日これまでのワークショップでの提案などをもとにして、設計事務所から図面が上がってきたのですが、それをもとにして空間の配置を議論しました。院生たちからの空間に対する提案がなかなか創造的でした。16日に今回の提案を受けて、さらに設計事務所さんが提案してくださる図面への意見と、ソフト面等のコンテンツの提案するWSを行います。使い勝手の良い、新しい施設ができるとよいですね。




2013年9月30日月曜日

「大学教員準備プログラムの発展を目指して」に参加しての所感

先日、担当している大学院キャリアパス推進室の業務で、東北大学高等教育開発推進センターが主催する大学教員をめざす大学院生の全国交流会「大学教員準備プログラムの発展を目指して」にオブザーバー参加してきた。現時点では大学院、とくに博士課程のキャリアパス支援を本格的に行っている大学は、先方の調べでは立命館を含めて10大学程度に留まっているようだ。昨今、文科省から特別経費を得ている東北大のようなケースもあるものの、プレFDや国立大学の研究科裁量予算、個々の教員の提案科目として行っているケースが多いようだ。その意味では私大として、十分とはいえないものの、2010年から博士キャリアパス推進室(2013年に「大学院キャリアパス推進室」に改組)を設け、教学研究一体となってこの問題に取り組んでいる立命館は比較的先駆的なケースといえる。とはいえ、共通教育推進機構の沖先生が中心となっている、極めて実践性が高い「PFF(Preparing Future Faculty)プログラム」も、「大学院キャリアパス支援プログラム」も総じて、参加者数が伸びない。これは交流会に参加している(したがって、相対的にキャリア問題に関心が高いと思われる)国立大の院生でさえ、研究以外の活動に時間を割くことに抵抗感を表明していた。PFFプログラムも基本的に人材の供給サイドへのテコ入れであって、そもそも本当に採用のときにこうしたプログラムの受講やサーティフィケートが有効に機能するのかは正直よく分からないという問題を抱えている。少なくとも断言はしにくい。また人材の採用、つまり需要側へのテコ入れなしに、プログラムを拡充していくことへの疑問がないわけでもない。そもそもポスト数が絶対的に足りていないのだから、その根本対応ではないということもある。とはいえ、現実の大学教育の現場では、研究力もそうだが多様な能力が必要とされていることもまた事実で、両者を両目でにらみつつ、プログラムの開発と、制度側のテコ入れを行うことが求められているように思った・・・と、口でいうのは簡単なのだけど、具体的に仕事に落としていくとなると大変難しい問題であるということを再確認させていただく良い機会だった。

沖縄オフ



あまりに疲労困憊だったので、9月最終週はちょっと長めに沖縄で、パソコンも開かずにリフレッシュ(幸か不幸か、スマホでメール返信等は事足りてしまった)。学部や大学院の頃には宮古島や石垣島はいうに及ばず与那国島にも足を運んだくらいには頻繁に沖縄に行ったものだけど、今回はしばらくぶりだった。那覇周辺はまた開発が進んだものだけど、北部はそうでもなかった。米軍基地移転問題で騒がれている、辺野古近くの大浦湾には初めて訪れたけど、それは美しく、人のいない静かな海だった。かなりリフレッシュさせてもらって、すでに京都で新学期を迎えている今日此の頃です。

定期ポスト:業績一覧更新

業績一覧更新しました。ただし、7月〜8月にかけてのメディア出演、コメント等はまだ集約しきれていません。とりあえず掲載号を送っていただいたものは、箱に入れてあるので、また手が空いたときにでも・・・

以下、西田の業績一覧(含む、学歴、職歴等)サイトで、ときどき思い出したように更新しています。
https://sites.google.com/site/ryosukenishida/

2013年9月23日月曜日

最近の講演、研究会報告一覧

ここしばらく告知するヒマもなく8月末〜9月にかけて講演や研究会等でお話する機会が多かったのですが、いずれ業績一覧に転載する前のまとめとして、メモがてら集約。

・田代光輝・風間良明・西田亮介・坂本東生,2013,「2013年夏・ネット選挙を振り返る」@2013年8月30日国際大学GLOCOM.
西田亮介,2013,「ネット選挙の概要――2013年参院選と毎日新聞社共同研究から」@2013年9月1日民主党三重県連.
西田亮介,2013,「市場・メディア・民主主義―『ネット選挙』を超えて―」@2013年9月7日国際公共経済学会次世代研究部会第1回サマースクール「西園寺会議」基調講演.
西田亮介,2013,「日本のソーシャルビジネスと地域イノベーション――「二律背反」を越えて」@2013年9月11日明治大学理工学部・情報コミュニケーション学部集中講義「情報コミュニケーション学」ゲストレクチャー.
西田亮介,2013,「ネット選挙解禁とその展望」@2013年9月12日VOX Global Japan株式会社朝食会.
・「新世代コンテンツメディア研究会第2フェイズ」第1回討議@2013年9月12日一般社団法人 電子出版制作・流通協議会.
・「アーキテクトはどこへ」(貝島桃代・家成俊勝・藤村龍至・西田亮介)@2013年9月15日DesignEAST04.
西田亮介,2013,「ネット選挙解禁の成果と課題」@2013年9月18日民主党三日月大造議員朝食会.
西田亮介,2013,国際大学GLOCOM2013年度FTM研究会第1回「地域コミュニティの自立を支えるエネルギー」討議@2013年9月18日国際大学GLOCOM.
西田亮介,2013,「ネット選挙解禁は何をもたらしたのか」@2013年9月20日情報通信総研「地域通信市場と情報技術に関する研究会〔地域通信市場研究会〕」研究会.
・NHK鳥取放送局作成、中国地方放送「フェイス」2013年9月20日「離れた"ふるさと"応援します!」コメンテーター。

2013年9月21日土曜日

新刊単著: 『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)

新刊単著、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)が発売になりました。2013年のネット選挙の概要、ネット選挙を端緒とするメディアと民主主義の関係などを論じています。よろしくお願いします。


2013年9月20日金曜日

ウェブコンテンツ: 「ネット選挙、原発問題が炎上するメカニズム――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から(5)」

情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア時代の情報流通と制度設計研究会での報告が朝日新聞社のwebronzaで公開になりました。

西田亮介,2013,「ネット選挙、原発問題が炎上するメカニズム――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から(5)」
http://astand.asahi.com/magazine/wrculture/special/2013091300008.html?iref=webronza

2013年9月16日月曜日

7年前、何をしていたか。7年後、何をしているか。

イケダハヤトさんが、東京オリンピック招致決定直後に「7年前、何をしていたか。7年後、何をしているか。」というエントリをアップしていた。それに触発されて書いてみることにした。別に7年前である必然性はないけれど、こんなことでもない限り、まず思い返してみることもあるまい。

・7年前に何をしていたか。
7年前といえば、2006年。この年はよく覚えている。挫折の年として。というのも、学部留年が決定し、合格していた修士課程への進学を流してしまったのと、同時に2度目に受験したら、不合格になってしまったのだ。その結果、いわゆる社会的に所属のない状態が半年ほどできてしまった。今から思い返せば笑い話だしあまりにささやかな挫折だが、それまで勢いだけでわりと順調に来ていたので、これは結構なショックだった。そして所属のない状態というのが精神的に応えるものだということを知った。幸い3回目に受験したら通ったので、その状態は半年ほどで済んだが、想像力を拡張する(させられる)経験になった。

・7年後何をしているか
7年前に30歳になったときに単著が2冊、共著、論文が多数あって、メディアの仕事を引き受けたりしているとは微塵にも思っていなかった。当時はまだ外資系のコンサルタントブームのようなものがあって、いずれはそういった分野で仕事したいなあなどと思っていたからだ。だから、その後博士課程に進学して、大学で助教をやって、ましてや準公的機関で2年間働いて、大学に勤めるというような進路はとても想像していなかった。

イケダさんは「生きているかさえよく分からない」というようなことを書いていたけど、それもなんとなく共感する。今の仕事の任期が終わったあとにうまくキャリアが連続するかもよく分からない。昨今の大学業界の情勢ではまったくもって不透明だからだ。若干働き過ぎな感じもしなくはない。キャパシティの向上が回収していくところもあるから、あくまで現時点の主観だ。もっと多面的に競争してみたい気もするし、むしろゆっくりしてみたい気もする。とりあえず元気にやっているというところを最低ラインに起きつつ、またいくつかアティチュードとして決めている「絶対に、やらない仕事」のラインを死守しつつ、「絶対にこれをやっている」などということは決めずに、柔軟にいたほうが楽しいのかもしれない。

さて、7年後、2020年に、ぼくは、あなたは、日本はどうなっているのでしょうか。

2013年9月15日日曜日

新刊単著:『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』目次と「はじめに」がアップされました。

9月20日に発売になる新刊単著『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)の目次と「はじめに」が公開されました。7月の参院選を中心に、海賊党、行政の情報化などの話題に触れています。

http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/news/5196


2013年9月14日土曜日

新刊(共著):『ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論』

新刊が出ました。
NHK Eテレビ『ニッポンのジレンマ』の収録を、起こして、加筆修正したものになります。地域活性化の回に出てます。


2013年9月4日水曜日

講演:2013年9月1日「ネット選挙の概要 ――2013年参院選と毎日新聞社共同研究から」@民主党三重県連

先日、民主党の三重県連で公演してきました。地方でも、ネット選挙に対する関心は高まっているようです。他方、関係の方々もそこまで手が回っていないのが現状のようでした。ネット選挙の概要と小手先で、新しいソーシャルメディア等々を使っても仕方なくて、きちんとガバナンスのなかに組み込んでいかないと意味が無いですよ、というお話をしてきました。

「ネット選挙の概要 ――2013年参院選と毎日新聞社共同研究から」@民主党三重県連

こちらは呼んで下さった、民主党三重県5区支部長藤田大助氏のブログです。
http://www.f-daisuke.jp/blog/2013/09/01/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E6%88%A6%E7%95%A5/

2013年9月2日月曜日

国際公共経済学会次世代研究部会サマースクール「西園寺会議 (9/7・8)」の開催

国際公共経済学会次世代研究部会サマースクール「西園寺会議 (9/7・8)」を、来週末に立命館大学西園寺記念館にて開催します。非会員の方も含めて事前連絡をいただければ、参加可能としております。下記、国際公共経済学会次世代研究部会より引用。

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Ciriec次世代研究部会サマースクール「西園寺会議 (9/7・8)」の開催

Ciriec次世代研究部会では2013年9月7日、8日の二日間にわたって、次代を担う若手研究者(研究年次の浅い研究者・年齢不問)の討論・情報交換の場を創出すべく研究合宿を開催します。合宿は基調講演及びライトニングトークを中心とした、フリーディスカッション(初日)と、研究大会同様の個人研究報告(二日目)を予定しています。

※日中のプログラムについては一般見学も受け付けておりますので、8月31日までに氏名・所属・連絡先を記載の上、 japan@ciriec.com までご連絡ください。(会場施設での宿泊受付は締め切っておりますので、宿泊が必要な場合は各自ご手配頂けますようお願い致します。)

■9月7日(土)
15:00                 集合(西園寺記念館玄関前にお集まりください)
15:30                 自己紹介(各自5分ずつ研究テーマと併せて)
16:30                 基調講演 西田亮介(立命館大学)「市場・メディア・民主主義―『ネット選挙』を超えて―」
16:50                 コメント 生貝直人(国立情報学研究所) 山口翔(名古屋学院大学)松原真倫(慶應義塾大学)
17:20                 コメントへの応答 西田亮介
17:30                 全体討論(※1)
19:00                 懇親会「石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ焼肉」にて
22:00                 帰寮
22:00                 エンドレス討論「研究者としての野望について」
※1 参加者全体で基調講演「市場・メディア・民主主義―『ネット選挙』を超えて―」をふまえ討論を行います。各自、西田亮介著『ネット選挙』を一読の上、論点を用意ください。

■9月8日(日)
10:00                 個別研究報告 午前の部 (各20分報告+質疑10分)(※2)
○座長 山口 翔  (名古屋学院大学)
○報告
岩出 和也 (東洋大学) 「情報サービス産業とそれを取り巻く法/制度の変化」
成原 慧  (東京大学)「何が「自主的」な規制なのか」
小河 智佳子(東洋大学)
12:00                 昼食(当日案内)
13:00                 個別研究報告 午後の部
○座長 生貝 直人(国立情報学研究所)
○報告
工藤 郁子(PR会社) 「産業としてのソーシャル・ムーブメントーーキャンペーンの展開と限界に関する検討」
赤坂 亮太(慶應大学)「賠償資力と社会規範を考慮した法的責任ルールに関する検討」(仮)
藤木 秀明(東洋大)「地域の再生・活性化に求められる金融機関の新たな役割についての考察」
15:00               終了(退館)
※2 発表資料は各自用意下さい(20部程度)。

【参加費】
2,000円(宿泊費他、食費含まず)

【場所】
立命館大学 西園寺記念館(衣笠セミナーハウス)
衣笠キャンパスへのアクセス手段→ http://goo.gl/oxSgu

【参加者】西田 亮介(立命館大学)、生貝 直人(国立情報学研究所)、山口 翔(名古屋学院大学)、松原 真倫(慶應義塾大学)、花田 真一(金沢星稜大学)、山田 航(兵庫県立大学)、菅野 寛(アスコ上水道部)、藤井 大輔(運輸調査局)、工藤 郁子(PR会社)、赤坂 亮太(慶應義塾大学)、藤木 秀明(東洋大学)、岩出 和也(東洋大学)、成原 慧(東京大学)、小河 智佳子(東洋大学)

【オブザーバ】松原 聡(東洋大学)、植野 一芳(大東文化大学)

Ciriec次世代研究部会 運営委員会

生貝 直人、西田 亮介、松原 真倫、山口 翔

2013年8月27日火曜日

ウェブコンテンツ: (特別インタビュー)日本独自の民主主義と政策マーケティングに向けて

今年の7月に収録したものが、発掘されました。このテーマ、いずれきちんとまとめたい。。資料集めたり、収集したり、取材したりしてる。

「(特別インタビュー)日本独自の民主主義と政策マーケティングに向けて」
http://www.mpi-net.org/wordpress/20130707145731


2013年8月26日月曜日

ウェブコンテンツ:「ネット選挙とは何だったのか?」

ネット選挙後に、BLOGOSのニコ生で収録したものを、文字起こししたものですね。とはいえ、編集していないので、BLOGOS側で書き起こしたものでしょう。他社でも何度か経験がありますが、「BLOGOSもやるのか」と大変残念な気持ちになりました。コンテンツそれ自体は、ネット選挙にかかわったネット企業の担当者が登場してきて、(たぶんニコ生に出演するのに慣れていないので)わりと素の発言が多くて、資料価値があるんじゃないでしょうか。個人的には三浦博史氏と直接お目にかかるきっかけになって、よかったです。

「ネット選挙とは何だったのか?」
http://blogos.com/article/68111/

2013年8月24日土曜日

新刊案内:『ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論』(朝日新書)

共著の新書が9月13日に発売になります。『ニッポンのジレンマ』の収録に加筆修正したものです。




ところで、Amazonの著者の並びを見て欲しいのですが、これは50音順でもなく、ABC順でもない。何の並びだろうか、と思っていただけど、知名度順だろうと思い至りました。もっとがんばろーと思います(棒

2013年8月22日木曜日

登壇予定:「2013年夏・ネット選挙を振り返る」

来週、8月30日(金)18時〜のイベント@glocomです。
(以下、GLOCOMから引用)

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2013年夏・ネット選挙を振り返る

日時2013年8月30日(金)午後6時~8時
会場
国際大学グローバル・ コミュニケーション ・センター
(東京都港区六本木6-15-21ハークス六本木ビル2F)
地図: http://www.glocom.ac.jp/access/
登壇者
【ネット参謀】田代光輝さん(多摩大学情報社会学研究所客員研究員)
【技術的立場】風間良明さん(株式会社トークるん)
【研究的立場】西田亮介さん(立命館大学大学院特別招聘准教授/
                      『ネット選挙解禁がもたらす日本社会の変容』著者)
【当事者的立場】坂本東生さん(板橋区議)、ほか打診中

概要

2013年7月の参議院通常選挙から、いわゆるネット選挙が可能になりました。有権者のより深い政治参加や透明性の高い政策論議の実現への期待もかかるネット選挙ですが、選挙戦当事者の視点、技術の視点、ネット参謀の視点、研究の視点から今回の「ネット選挙」では何が実現でき、また何が欠けていたのか論じていただくとともに、フロアとの討議を通じて今後のネット選挙やネットを使った市民の政治参加のために何が必要なのかを明らかにしていきたいと思います。
  
参加費

無料
お申込み方法

下記URLよりお申し込みください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGVySVBmdU1uZnFGZWV6RkZoa003a3c6MA#gid=3

   定員に達した場合、お断りすることがございますので、お早めにお申込みください。
   ウェブからのお申込みフォームが利用できない場合には電子メールでお問い合わせください。

お問い合わせ

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小島/仁平/工藤 Tel: 03-5411-6675 Mail:info_erp[at]glocom.ac.jp

2013年8月21日水曜日

新刊の予約始まりました:『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)

新刊単著の予約がAmazonで始まっていました。『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)。2013年7月の衆院選とネット選挙の話題をまとめつつ、その課題と展望を論じ、派生的に、行政の情報化(鯖江市等)、政党の情報化(海賊党)などについて論じています。取材にいろいろ伺ったので、多くの事例を盛り込んでいます。来月20日発売ということになっています。よろしくお願いします。




(これより先に、共著の新書が発売されるはずですが、そちらの宣伝開始はまだみたいです...)

2013年8月19日月曜日

「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」3回を担当しました。

今夏から、新たに本学で「新棟A(衣笠キャンパス 大学院施設)リサーチコモンズ具体化検討ワーキンググループ」の担当となり、関連して、「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」3回を担当しました。

(1回目)大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12042/date/7/year/2013

(2回目 同志社のリサーチコモンズ見学)大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12059/date/7/year/2013

(3回目)大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12078/date/8/year/2013

現在、本学には複数のキャンパス、建物の増設、改築の企画があり、その設計プロセスに実際の主たる利用者でもある大学院生の要望を取り入れていこうということで、このようなワークショップを試みています。第2回には本学近隣で、学部生向けのリサーチコモンズを設計している同志社大学の今出川キャンパスの見学にも伺いました。最近のリサーチコモンズ等々を巡る動向を見ていても感じますが、自分たちが利用する空間を自分たちの手で作り上げていくとうのはひとつのムーブメントなのかもしれません。だとすれば、大学院生を巻き込んで、という本学の取り組みも、かなり新しい取り組みのひとつなのかもしれません。

2013年8月17日土曜日

2013年8月15日木曜日

「さとり世代は存在しない」――社会学者 西田亮介

オルタナSのウェブインタビューが公開になりました。廣原暁監督の新作映画『HOMESICK』に関連したインタビューです。

「『さとり世代は存在しない』――社会学者 西田亮介」
http://alternas.jp/study/news/41796

2013年8月14日水曜日

マル激トーク・オン・ディマンド 第642回(2013年08月03日) ネット選挙解禁で見えてきた日本の政治の本当の問題 ゲスト:西田亮介氏(立命館大学大学院特別招聘准教授)

社会学者の宮台真司先生とジャーナリストの神保哲生さんのネットの長寿番組。今月冒頭に収録したものが、公開されていました(有料)。

マル激トーク・オン・ディマンド 第642回(2013年08月03日)
ネット選挙解禁で見えてきた日本の政治の本当の問題
ゲスト:西田亮介氏(立命館大学大学院特別招聘准教授)
http://www.videonews.com/on-demand/641650/002886.php

2013年8月13日火曜日

2013年8月10日土曜日


仕事が煮詰まってたので、日の出頃にさくっと。今週は台風でちょっとは波上がるんですかね。朝から横浜新道や高速の下りが凄いことになってた・・・

2013年8月9日金曜日

「バルス祭」は「日本人の文化的特質」のなせるワザなのか

天空の城ラピュタ:“バルス祭り”貢献 視聴率18.5% http://mainichi.jp/select/news/20130805k0000e040143000c.html
天空の城ラピュタを見ながら、ソーシャルメディアで「バルス」 とつぶやく人が多かったという。この記事によれば、「毎秒14万3199ツイートとツイッターの世界最高記録を更新」したそうだ。

関連して先日、某A新聞の記者さんから「こういった現象は日本人の文化的特質なのでしょうか」(大意)的な取材のお電話があって「マスメディアの視聴者数と、ソーシャルメディアの普及率を掛けあわせた現象ではないでしょうか」とお答えして「コメント確認させてくださいね」と申し上げたものの、例の如く一向に連絡がなくどんな形で記事になるのか、それとも記事にはならないのかさえよく分からないので、一応ここにそうお答えした理由(?)をざっくりと書いておく。

まず視聴率18.5%ということは概ね、視聴者数は750万人程度と考えられる。ビデオリサーチ社によると、視聴率1%につき、407,540人の視聴者がいる計算らしいから、ラピュタの視聴率18.5%だとかけあわせると、約750万人程度の人たちが見ていたことになる。
「視聴率からの視聴世帯・人数の推定」『ビデオリサーチ社』
http://www.videor.co.jp/rating/wh/13.htm
個人のスマートフォンの普及率は、総務省の『平成24年通信利用動向調査』によれば、31.4%らしい。ラピュタの視聴者は若年世代に偏っているのではないかと想像されるものの、このあたりはよくわからないのでひとまずざっくり先の約750万人にかけあわせてみると、約240万人。このうちおよそ20人に1人程度がバルス祭りに参加して、先の「毎秒14万3199ツイート」に至ったと見なせば、それなりに「さもありなん」と思える気がする。

マスメディアが全国的に系列化していて、これだけの数の同時視聴者数を確保できる国は多くはなく、そのうえインターネットとソーシャルメディア、スマートフォンも普及している国となると、日本以外になく、結果として世界記録になったのではないか、ということだ。たとえばアメリカはCATV網が主流のためエリアごとに分断しており、韓国はネットの普及率は高いもののそもそも総人口が日本の半分程度と少ない。

むろん粗々な数字を、ざっくりと計算してみただけなので正確さはさておくとして、「バルス祭りは日本人の文化的特質!」よりは推論として妥当に思えるのですが、どうでしょうね。

※ざくざく暗算なので、計算間違いがあったらごめんなさい(・_・;)

2013年8月7日水曜日

北海道大学大学院公共政策学連携研究部附属公共政策学研究センター研究員になりました。

8月1日付けで、北海道大学大学院公共政策学連携研究部附属公共政策学研究センター研究員になりました。先日、ラウンドテーブルに参加させていただいたことがきっかけで、吉田徹先生、研究部長の山崎幹根先生のご尽力によるものです。



※追記
本務は立命館のままです、念のため。

2013年8月5日月曜日

「昭和の超克」と「成熟」の物語――映画『HOMESICK』から

廣原暁監督の新作『HOMESICK』の公開記念イベント(2013年8月4日)として、対談にご指名いただいた。司会は、批評家の渡邉大輔氏が担当した(そのときの様子は下記URLに)。

http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=7466

廣原監督は、現在27歳で、海外のコンペにも積極的に出品し、高い評価を得ている映画界の逸材だ。そして、本作も大変に興味深く拝見させていただいたので、上記URL先のトークイベントでも少し論じた内容を、以下に、もう少し掘り下げてみたい(軽度ネタバレ注意)。

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『HOMESICK』は2つのキーワードが絡み合ってストーリーが進行する。ひとつが「昭和の超克」、もうひとつが「成熟」だ。前者はこの10年の新しい問いで、後者はおよそ創作物において普遍的な問題設定でもある。本作はある意味では、素朴に「貧しかったが、温かく幸せな昭和」をノスタルジックに描く『ALWAYS 三丁目の夕陽』と対をなしている。

本作で描かれるのは、むしろ昭和という「宴の後」と、それをどのように乗り越えるのか、という切実な問いだ。夢のマイホーム、昭和においてはその食卓を温かく囲んだはずの家族、潰れるはずのない仕事。本作では、いずれも自明性を欠く。マイホームは管理物件になって、手元を離れようとしている。家族はバラバラだ。父はペンション経営、妹は世界を旅する放浪家(グローバル人材?)、母はいない。主人公は、突如非正規と正規の中間のような職を失い、「ここ」に留まっている。いずれも現代的な選択肢だが、1人として幸せを確信した登場人物はいない。

絡んでくるのが成熟の問いかけだ。三人の少年たちが、主人公のもとに押しかけてくる。極めて昭和的な方法で。そこには携帯も、PCも、DSも登場しない。一瞬、3人の子どもたちと、主人公が相互依存的に居場所と承認を獲得するかに見えるが、ストーリーは別のあり方を提示する。筆者の理解では、誰も成熟しないし、昭和を超克しない。結局のところ、現代の自明性の基礎には昭和的な関係性や資源が存在し、それを超克することはできず抱えて生きていくしかないという提示のように思えた。本作は時折「サトリ世代」の感性を切り取ったと評されているようだが、世代というよりも私たちが生きる現代の社会構造とその本質を静かに提示する。
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なお、本作の公開を記念して、廣原監督の過去作等もオーディトリウム渋谷で上映するようだ。

http://a-shibuya.jp/archives/7291

2013年8月3日土曜日

日本記者クラブで講演したら、記念品にネクタイをいただいた・・・

先日、日本記者クラブで講演して来た。

西田亮介,2013,「ネット選挙とジャーナリズム」@日本記者クラブ研究会「参院選後の日本 民意をどう読むか」(2013年8月2日).
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2013/08/r00026047/

日本記者クラブはウィキペディアによると、1969年設立のナショナル・プレスクラブということになるらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

内幸町の10階建てで、10階にはレストランアラスカの支店が入っている(お昼をごちそうになりましたが、おいしかった)。

7,80人の、現役と、マスコミ各社のOBの方などがいらっしゃったようだ。質問も多数いただき、話題提供としては役割を果たせたのではないか。過去の講演者リストを見せていただいたのだがやはり誰でも知っている重鎮クラスの先生方が大半で、かろうじて湯浅誠氏が近い年齢に当たるかもしれないが、少なくともそのリストのなかでは最年少だった気がする。場違いな印象は否めないものの、有難い機会だった。毎日新聞との共同研究もそうなのだけど、「その道、何十年」クラスの方々と議論させていただく機会というのは、やはりいろいろと学ぶことがあるのである。

ところで、記念品ということで日本記者クラブのロゴ入りネクタイをいただいた。しかし先日の日曜討論ではさすがにネクタイを締めたものの、数年ぶりのことだった。せっかくだから、またマスコミ仕事があったときなどに、ネクタイを締めてみることにしたい。玄人受けしたりするのだろうか。



※追記 
動画がアップされていました(日本記者クラブ公式)。


※※追記
配布資料の抜粋をアップしました。