2012年7月17日火曜日

『日本2.0』発売開始


既にネットでは話題になっていますが、今日から『日本2.0』が発売になります。ご存知のように、思想家の東浩紀さん率いるゲンロン社のお仕事です。今回地方の消費社会化と自治に関する論考と憲法草案(おもに地方自治関連)で参加させていただきました(詳細下記)。

僕にとっては『思想地図』というのは特別な媒体なので、とても嬉しく思います。というのも、2008年の年末に当時NHK出版が版元だった『思想地図 vol.2』での論考と対談が、当時修士だったぼくの初めての紙媒体における単独仕事だったからです。そのときの論考も、やはりフィールドワークをベースにしたものでした。


ずいぶん、月日が経って、なんだか当時想像していた路線とはずいぶん違う方向に来てしまったような気がしなくもないですが、ふたたびこうして東さん、そしてゲンロンに移った『思想地図』とお仕事できることとてもうれしく思います(ゲンロンはいわゆる論壇誌等々と比べても大変丁寧な作り込みでした)。


ぜひお手にとっていただければ幸いです。

西田亮介,2012,「『不自由』な日本の地方――消費社会化は民主主義の敵か」『日本2.0――思想地図β vol.3』422-34.


楠正憲・境真良・白田秀彰・西田亮介・東浩紀,2012,憲法2.0」『日本2.0――思想地図β vol.3』102-212