研究室情報【進学、研究生、共同研究等希望者等向け】

西田亮介研究室について (about Dr. Ryosuke NISHIDA's Lab.@titech)
東京工業大学環境・社会理工学院社会・人間科学系 社会・人間科学コース 西田亮介研究室の研究室情報です。
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2012年4月5日木曜日

研究室仮営業2と博士人材シンポジウムの雑感

今日はイベント登壇だったため、研究室方面はほとんど進められなかった。
現在以下のような状態・・・これに加えてそのうちSFCの撤去作業もしないと・・・
ただ、どうやら別の場所にもそのうち業務用デスクをもらえるというお話もあるみたいだから、ここは荷物置き場に徹するということでもいいのかもしれないな・・・

研究室設営現在進行形

ゲスト講演をされていた、経産省の方のデータでひさびさに博士人材の行き先や現状を数字でみたのだけれど、さすがに他人事とは思えない。とはいえ、いま研究者の道を歩まんとするというのであれば、知らないよりは知っていたほうが絶対にいい。目を背けてもいつかは直視せざるをえないのであれば、早いほうがいいと思う。

ところで今日は言及はなかったけれど、20年で出生数が半分になるような急激な若年世代の人口減少はとくに私立大学から強い淘汰圧をもたらすわけだから、現状が急に好転するようなことはちょっと考えにくい。ようやく職を得ても、大学ごとなくなってしまいました、なんて恐ろしい時代がやってくる可能性も頭の隅っこにはおいておかなかいといけないと思う。これらはマクロのトレンドだから、国の無策、大学の無策云々を声高に叫んでも、ほとんどどうしようもない。先行世代の少数の成功事例を真似することもそれらは偶然の要素が強いため難しい。

むしろ現在進行形で新しい解を作っていくしかないというのが持論だ。専門人材を求める産業政策の観点で中小企業と博士人材のマッチングがトレンドだ。ぼくも民間や調査機関にいたこともあるからちょっとは勘のようなものはあると思うが、はっきりいって人文社会科学系の博士人材の場合「既存の仕事」はあまり存在しないか、あっても少数だと思う。

これは「だから、終わり」という話ではない。だからこそ、出口(企業、調査機関、行政等々)のニーズを把握し、それをもとにして新規に仕事を創造し、そのうえでその仕事に対応できるスキルとキャリア教育を作っていく...といったような出口から逆算したアプローチが不可避じゃなかろうか。今のところ省庁系の支援施策はマッチングやインターンが中心だけれど、自然科学系はともかく「既存の仕事」が存在しない場合には当然お見合いも成立しようがない。このあたりも細かく分けて考えていかないと・・・なんて思っていると、新しい土地でやるべきことは山積のようだ。まずはなにはともあれ、関西の現状等々についてのお話を聞き、いろいろな先生とお顔あわせできたこと、それから大学院生の人たちの「顔」がちょっと見えたのが今日の収穫だろうか。