2012年4月29日日曜日

5月12日(土)@リブロ池袋本店トークイベント ~ソーシャルデザインの動かし方~『「統治」を創造する』(春秋社)刊行記念



現在、リブロ池袋本店書籍館1F人文書売場・カルトグラフィアにて、「わたしたちの社会をデザインするということ」という選書フェアを展開していただいています。ぼくも30冊弱ほどコメントさせていただきました。先週の学習院大学での講義の帰りに寄らせていただき、しばらく棚の前をうろうろしてきたわけです(ちょっとアヤしい...笑)分野に囚われない選書をさせていただきました。

先日告知させていただいたように、関連して慎泰俊さんとのトークイベントが開催されます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

以下、リブロ池袋本店から引用。
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『「統治」を創造する』(春秋社)の刊行を記念して西田亮介さんと慎泰俊さんとのトークイベントを開催致します。
昨今「ソーシャルデザイン」という言葉が注目を集めています。社会問題の解決にあたって、政府や自治体を頼るのではなく、気づいたものが解決のプロトタイプを構想し、次々にプロトタイプを作成していくようなイメージで、必要な知見は法律、経済、政策、情報技術等々多岐に渡ります。
またこれらを有機的に構造化するのは、提案者の問題意識です。日本で始めてパートタイマーだけでLiving In Peaceを立ち上げた慎泰俊さんと社会起業家やソーシャルビジネス、そして情報と政治を研究する西田亮介さんがソーシャルデザインの現場における実践と動向を語り尽くします。

日時:5月12日(土)午後7時~
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
参加チケット:税込1,000円      定員:50名
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910 (お電話でのご予約も承っております)

【プロフィール】
西田 亮介(にしだ・りょうすけ)
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。1983年京都生。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了。同後期博士課程単位取得退学。同助教(有期・研究奨励Ⅱ)、中小機構リサーチャー等を経て現職。東洋大学・学習院大学・デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、国際大学GLOCOM客員研究員等を兼務。ソーシャルビジネスと社会起業家、新しい公共、情報と政治等を研究。共編著に『「統治」を創造する』(春秋社)、共編著に『大震災後の社会学』(講談社)等。

慎 泰俊(しん・てじゅん)
1981年東京生まれ。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て、現在はプライベート・エクイティファンドの投資プロフェショナルとして様々な事業の分析・投資実行・投資先の経営に関与。2007年にLiving in Peaceを設立し、カンボジアの貧困層の金融へのアクセスを拡大するため、日本初「マイクロファイナンスファンド」の企画や、児童養護施設向けの寄付プログラムの策定・キャリアセッションを行う。アジアソサエティの「アジアヤングリーダーズ」、世界経済フォーラムの「グローバルシェーパーズ」、AERA「日本を立て直す100人」に選出。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒(人権)、早稲田大学修士課程修了(ファイナンス)。著書に「15歳からのファイナンス理論入門(ダイヤモンド社)」、「働きながら、社会を変える(英治出版)」など。

2012年4月28日土曜日

経歴と業績一覧

経歴と業績一覧はブログサイドバーにもリンクを貼って載せていますが、よく編集者の人に尋ねられるので念の為再掲。2011年後半以後の仕事は基本的に全て集約していいて、それ以前のものもちまちまとフィードバックしています。研究者ルールではちゃんと雑誌や書籍のページ数なんかもいれましょうね、ということなので、日々チマチマとやっておかないと大変すぎるのです・・・(当たり前)。

https://sites.google.com/site/ryosukenishida/

2012年4月27日金曜日

4月28日発売『映画芸術』(439号)に、『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の鼎談掲載

4月28日発売の『映画芸術』(439号)に、『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の鼎談が掲載されています。これは純粋にとにかく楽しい鼎談でした。郊外、日本語ラップ、閉塞した社会、話題は多岐にわたりました。またどこかでお話できる機会があったらな、と今から思ってしまいます。

「一点の「真実」から映画の「リアル」は見える」

入江悠(『SR』監督)+真利子哲也(映画監督)+西田亮介(社会学者)

http://eigageijutsu.com/article/265589339.html

http://eigageijutsu.com/upload/detail/image/eigei439-thumbnail2.jpg.html





2012年4月21日土曜日

東洋大⇒京都へ

昨日は東洋大学で「コンピュータリテラシィⅡA」と「政策デザイン」、その後京都に移動。結局、前者が40人くらい、後者が100名ほどといったところか。開講日時が変わったからか、前年度から大幅に履修者が増えた。「コンピュータリテラシィⅡA」は開講3年目なので、だいぶこなれてきた。大学と学生の雰囲気も分かってきた。大学で連続した講義を担当するようになってまだ3年目なのでえらそうなことは言えないけれど、進行や内容の咀嚼、学生の傾向を踏まえて試行錯誤する余地を踏まえると、3年目くらいになってようやく質的に少し満足できる内容になってきたのではないかと思う。もしかしたら、ぼくが不器用なだけかもしれないけれど。その意味では「政策デザイン」は、まだまだ工夫の余地がありそうだ。もともと20名程度で、実際に問題発見・解決を行うことを想定していただけに走りながら授業の設計自体を組み直す必要もありそうだ。


授業終了後は「結」で、鳥竜田揚げ定食とコーヒー。クリステンセンらの『イノベーションへの解』を「政策デザイン」に活かせるか検討。直接的にはちょっと難しいかもしれないな、と思いつつ、「政策におけるイノベーションとは何か」を妄想。


その後、京都に移動。京都にはまだ桜が残っていた。今回は関西での共同研究の打ち合わせも兼ねて週明けまで滞在。来週はふたたび週の後半に、国際交流に関する助成金をうけていた博士院生の人たちの成果報告会でコメントするために京都に来る予定。まだ新学期が始まったばかりできちんと週の前半京都、後半東京というようにきちんとローテーションにならない。いや、もしかすると、このままずっとローテーションにはならないのではないかという予感もしている。

2012年4月18日水曜日

【業務連絡】東洋大学の「政策デザイン」は今週から1407⇒1305に変更になりました。

東洋大学の「政策デザイン」は今週から1407⇒1305に変更になりました。

時間割配置の関係か、大学で講義を担当して初めて人が(ものすごく)溢れた先週の「政策デザイン」ですが、適正規模に調整いただいた模様です。教室を間違えないように。

これでも想定規模よりかなり人数が多いはずですが、グループワーク含めうまく回るように工夫します。

2012年4月16日月曜日

【再掲】2012年4月24日(火) 14:00 ~ 17:30国際大学グローバル・コミュニケーション・センターFTMフォーラム シンポジウム「スマート社会のビジョンとテクノロジーを提言する」に登壇致します。

【再掲】2012年4月24日(火) 14:00 ~ 17:30国際大学グローバル・コミュニケーション・センターFTMフォーラム シンポジウム「スマート社会のビジョンとテクノロジーを提言する」<第二部>おパネルディスカッションに登壇致します。

平日午後ですが、無料参加できるイベントです。みなさまぜひいらっしゃってください。

以下、GLOCOM公式告知より引用。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
FTMフォーラム シンポジウム
「スマート社会のビジョンとテクノロジーを提言する」
http://www.glocom.ac.jp/2012/04/ftm.html


●開催日時 : 2012年4月24日(火) 14:00 ~ 17:30

●会場 : 全国町村会館 ホール (東京都千代田区永田町1-11-35) http://www.zck.or.jp/kaikan/access/index.htm

【プログラム】

<第一部>

14:00 ~ 14:10 ご挨拶
- 宮原 明(国際大学GLOCOM所長)

14:10 ~ 14:25 基調報告1(提言)「電力とイノベーション、雇用」
- 村上 憲郎(国際大学GLOCOM主幹研究員/教授,FTMフォーラム議長)

14:25 ~ 15:35 提言に基づくディスカッション
- 村上 憲郎(国際大学GLOCOM主幹研究員/教授,FTMフォーラム議長)
- 高橋 秀明(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授)
- 藤代 裕之(NTTレゾナント株式会社 新規ビジネス開発担当)

【モデレーター】
- 中島 洋(国際大学GLOCOM主幹研究員/教授)

<第二部>

15:50 ~ 16:05 基調報告2「ソーシャル時代の生産・消費・仕事」
- 庄司 昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員/講師)

16:05 ~ 17:15 「ソーシャル時代の生産・消費・仕事」に関するディスカッショ


- 河口 真理子(株式会社大和総研 調査本部 主席研究員)
- 川崎 裕一(株式会社kamado 代表取締役社長)
- 所 眞理雄(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役会長)
- 西田 亮介(立命館大学大学院 先端総合学術研究科 特別招聘准教授)

【モデレーター】
- 庄司 昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員/講師)

17:15 ~ 17:30 活動報告,今後の展開の紹介
- 砂田 薫(国際大学GLOCOM主任研究員/准教授)

●参加費 : 無料

●お申し込み: 4月19日までにウェブからお申し込みください。
 http://www.glocom.ac.jp/2012/04/ftm.html

【じんぶんや第79講】 チーム「統治」を創造する 選 "「いいね!」から始まる社会をどう描くか――変革を想像するためのヒント"

【じんぶんや第79講】 チーム「統治」を創造する 選 "「いいね!」から始まる社会をどう描くか――変革を想像するためのヒント"という選書を紀伊國屋書店新宿本店3F人文フロアで開催しています。


ぼくの巻頭言やコメントはこちらからも。
http://www.kinokuniya.co.jp/20120412154541.html

ぼくも学習院での講義の帰りなど、2度足を運んだのですが、選書に加えて関連書籍を配置していただいています。また近くにはTBS文化系トークラジオLIFE関連の書籍を扱う老舗(?)のLIFE堂も展開しています。

奇しくも初回足を運んだときには、ひさびさに某番組のプロデューサー某黒幕氏にばったりお目にかかりました。みなさまもぜひリアルな書店に足を運んでみてください。

2012年4月14日土曜日

NTTコミュニケーションズのメールマガジンで連載を始めました。

いろいろな縁で『With a Partner☆得だね!情報』というNTTコミュニケーションズのメールマガジンで連載を始めました。グループ加盟店向けに配信している媒体だそうです。連載名は「ICTと地域変革の道具箱」。いろいろな地域社会とICT活用事例を紹介していきます。

東洋大学「コンピュータリテラシィⅡA」「政策デザイン」

今日から東洋大学の「コンピュータリテラシィⅡA」と「政策デザイン」が始まった。東洋大学はこれで3年目になる。初めて講義を担当した大学でもあるから、思い入れもあるし学生の雰囲気も分かってきた・・・

...と思っていたら、今年初めて40人規模の教室が溢れるという経験をした。「政策デザイン」だ。廊下にまで人が溢れて、教室キャパの2倍以上人がいたと思う。人が多すぎて、スライドも見せられないし、そもそも暑くなりすぎていたため、進捗と評価、最低限の目的を30分×3回繰り返した。

「ちょっと東洋でも知られるようになったか・・・」なんて思っていたら、どうやらよくよく学生たちの話を聞いてみると、ゼミのある曜日や同時に開講されている科目の影響が大きいという。いずれにせよ慢心せず、今年も講義に取り組みたいと思う。なお「政策デザイン」は半期科目なので、後期は「行政システム」になります。何を題材にしようか悩んだのだけれど、日本のイノベーションシステムを扱おうとシラバスを書きました。せっかく昨年度まで中小機構にいたわけだしね。

ところで「政策デザイン」の「目玉」は、東洋大学6号館地下食堂の奥で営業している、日本の各地域のあまり知られていないおいしい食材を活用したおむすび屋さん「結」と、東洋大のOBで若き創業者の吉田さんのご協力のもと、極めて実践的な内容になります。今日は遅い昼食がてら吉田さんとお打合せしたのだけれど、聞くところによれば、あまり東洋大ではその手の実践的な講義は類をみないのではないか、ということ。詳細はまたいずれ。ちなみに「結」はおむすび屋さんだけれど、特大の唐揚げと、大学内で数少ないホットコーヒーが飲めるところもポイント。

「結」
twitter: https://twitter.com/#!/omupro
概要PDF: http://www.toyo.ac.jp/press/pdf/20100413_musubi.pdf



2012年4月13日金曜日

学習院大学「メディアリテラシー1」始まりました

今日から、学習院大学の特殊講義(メディアリテラシー1)が始まりました。学習院大学の講義は今季から。前期がソーシャルメディアの活用と、現代メディア史を、後期の特殊講義(メディアリテラシーⅡ)は情報社会論をやります。

...が、学習院での初講義で、メディアの操作卓の使い方がわからない、という残念な事態が生じ、教室に微妙な空気が漂ったのはご愛嬌か。次回からはスムーズに進行できる、はず。

学習院の講義棟

「【じんぶんや第79講】 チーム「統治」を創造する 選 "「いいね!」から始まる社会をどう描くか――変革を想像するためのヒント"」展開中@紀伊國屋新宿本店3Fじんぶんや

紀伊國屋新宿本店3Fじんぶんやにて、「【じんぶんや第79講】 チーム「統治」を創造する 選 "「いいね!」から始まる社会をどう描くか――変革を想像するためのヒント"」というフェアを展開しています。

『「統治」を創造する』(春秋社)の執筆者による選書フェアです。分野横断的なチョイスで、書評コメント入りの小冊子を配布しています。ぼくは今日学習院大学での講義の帰りにふらっと寄ったのですが、お世話になってきた某ラジオ番組のプロデューサー某黒幕氏にばったり出くわすなど、界隈のヒトもチェックしているかも?!

なお僕が書いた巻頭言は、下記の紀伊國屋書店さんのページからも読めます。14日の荻上チキさんとのイベントとあわせてよろしくお願いいたします。
http://www.kinokuniya.co.jp/20120412154541.htmlより引用)
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【じんぶんや第79講】 チーム「統治」を創造する 選 "「いいね!」から始まる社会をどう描くか――変革を想像するためのヒント"


紀伊國屋書店新宿本店月がわりブックフェア「じんぶんや」、今月は気鋭の若手研究者"チーム「統治」を創造する"の皆さんにご選書いただきました。また今回の選書に際し、『「統治」を創造する』の編著者である西田亮介さんに「巻頭言」をお寄せいただきました。

「巻頭言」

世間にはいま、否定的で絶望的な言説が溢れている。

そのほうが人々が飛びつき、話題になるためか、ますますその手の言説が出まわることになる。
2011年には東日本大震災もあったし、そもそも円高や少子高齢化という日本型システムの基礎の危機はそれ以前から存在していた。あまり慣れ親しんでしまったため、日本の社会保障と経済の構造は身動きが取れなくなってしまっている。
危機の反動からか、過剰なグローバル志向と、広範な普及可能性の乏しい定常状態待望論(今の生活水準を保ちたい)が姿をみせている。
これらはともに従来の日本社会が積み重ねてきた有形、無形の資産を捨て去る革命待望の言説だ。大転換を目指してゼロからスタートを切るのであるから、どちらの選択肢も日本社会が現在持っている競争優位を損なってしまうことが容易に予想される。
しかし、人口と内需、さらにわたしたちのエートスをしても、新興国、そして他の先進諸国と「同じ競争」をすることは望ましくないのではないか。むしろ同種の競争を回避し、あるいはほどほどに参加しつつ「残余」に徹底して注力することが必要であろう。
このような「軌道修正」では現状の諸条件を参照しつつ、さらに過去の日本社会の資産を活かしながら、新しいポジションを目指していくことになる。いや、そのポジションの位置さえ議論し探索しなければならない。
そのためにこそ統治の方法論の組み換えが求められているのだ。
現行の統治システムは約60年前の日本社会にとって、あまりにフィットし、ロバスト(堅牢)なものであった。ただし、当時それらを構想した統治者たちは、そのシステムが時限付きのものであったことを明言していた。
現状はどうか。...
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...続きは、紀伊國屋書店のページからチェックしてくださいね!




2012年4月11日水曜日

本日の研究室仮営業

研究室に名札がついた。それっぽい感じになってきた。ちなみに中は前回と大差なし。。。すぐ使わない書籍はこのまま箱詰でもいいんじゃないかという気もしてきたよ・・・


2012年4月10日火曜日

5月12日(土)19時〜@西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室 「西田亮介さん×慎泰俊さんトークイベント ~ソーシャルデザインの動かし方~ 『「統治」を創造する』(春秋社)刊行記念」

5月12日(土)に 「西田亮介さん×慎泰俊さんトークイベント ~ソーシャルデザインの動かし方~ 『「統治」を創造する』(春秋社)刊行記念」というトークイベントが池袋で行われます。

慎泰俊さんは、パートタイムでマイクロファイナンスを手がけるLIVING IN PEACEの代表です。実はインフォーマルに、二人でお茶がてらトークをしたことがあるのですが、極めて優秀な方で大変尊敬申し上げております。再びご一緒できることをとても嬉しく思います。

以下、リブロ池袋店さんの告知から引用。

またリブロ池袋店さんでは、選書フェア「わたしたちの社会をデザインするということ」を4月16日から開催いたします。かなり気合を入れた選書と解説を行なっておりますので、よろしくお願いします。

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『「統治」を創造する』(春秋社)の刊行を記念して西田亮介さんと慎泰俊さんとのトークイベントを開催致します。
昨今「ソーシャルデザイン」という言葉が注目を集めています。社会問題の解決にあたって、政府や自治体を頼るのではなく、気づいたものが解決のプロトタイプを構想し、次々にプロトタイプを作成していくようなイメージで、必要な知見は法律、経済、政策、情報技術等々多岐に渡ります。
またこれらを有機的に構造化するのは、提案者の問題意識です。日本で始めてパートタイマーだけでLiving In Peaceを立ち上げた慎泰俊さんと社会起業家やソーシャルビジネス、そして情報と政治を研究する西田亮介さんがソーシャルデザインの現場における実践と動向を語り尽くします。

日時:5月12日(土)午後7時~
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
参加チケット:税込1,000円      定員:50名
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910 (お電話でのご予約も承っております)

【プロフィール】
西田 亮介(にしだ・りょうすけ)
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。1983年京都生。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了。同後期博士課程単位取得退学。同助教(有期・研究奨励Ⅱ)、中小機構リサーチャー等を経て現職。東洋大学・学習院大学・デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、国際大学GLOCOM客員研究員等を兼務。ソーシャルビジネスと社会起業家、新しい公共、情報と政治等を研究。共編著に『「統治」を創造する』(春秋社)、共編著に『大震災後の社会学』(講談社)等。

慎 泰俊(しん・てじゅん)
1981年東京生まれ。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て、現在はプライベート・エクイティファンドの投資プロフェショナルとして様々な事業の分析・投資実行・投資先の経営に関与。2007年にLiving in Peaceを設立し、カンボジアの貧困層の金融へのアクセスを拡大するため、日本初「マイクロファイナンスファンド」の企画や、児童養護施設向けの寄付プログラムの策定・キャリアセッションを行う。アジアソサエティの「アジアヤングリーダーズ」、世界経済フォーラムの「グローバルシェーパーズ」、AERA「日本を立て直す100人」に選出。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒(人権)、早稲田大学修士課程修了(ファイナンス)。著書に「15歳からのファイナンス理論入門(ダイヤモンド社)」、「働きながら、社会を変える(英治出版)」など。


2012年4月9日月曜日

本日の研究室仮営業

今日の立命館大学衣笠キャンパスはいいお天気で、よい感じに桜が咲いていました・・・と、思ったら、スコールのような雨。

立命館大学衣笠キャンパス


本日の研究室仮営業。今日も書籍ダンボールをいくつか開封、収納。それから備品を買い足しました。ちょっとずつ研究室らしくなってきた・・・?

研究室仮営業


立命館大学は研究室で残留してもいいのかしら&体育館にはきっとシャワーがあると思うんだけど、当然教員も利用していいよね・・・?? わりと春学期は余裕があるはずなので、研究と仕事に集中したい。。

淡々と・・・

まとめてみた。

一応。

「講談社現代ビジネスとのやりとり」
http://togetter.com/li/285568

繰り返し「ミス」って説明されてるけど、わりと大手メディアがネットに向かったときの姿勢の根本的な問題を象徴していると思う。

大手の看板で、なかなか組みにくい大御所×若手って構図で企画して、ぼくらは無償仕事。だけど、講談社現代ビジネスは広告メディア&宣伝メディアでもあるわけだから資本の流れと直結している。ミスっていうけど、普通に考えて大手出版社の中の人が、ネット上の他人の音声コンテンツを勝手に書き起こして再頒布していいという著作権周りに対する認識を持っているはずがない(...と信じたいし、そういう認識だとしたら終わってる)。

いろんなネットベンチャーとか新興メディアがミスもありながら頑張ってるのに、相対的にブランドも資本も大きいメディアがこういう姿勢だったことがとても残念。

ちなみにコンテンツの中身は共有できるようちゃんとチェックしますよ。無償で。

結構ギャラにこだわってるように見えるかもしれないけど本質はギャラじゃなくて、大手メディアは大手メディアの挟持ときちんとした仕事をやってネットメディア業界(?)を引っ張ってほしいですよ、ってこと。

大手がデタラメだったら、新興メディアも推して知るべしってなってしまいがち。そりゃギャラはないよりは出るほうがいいけど、ぼくは普通に駆け出しだと思ってるから、面白いと思えば普通にノーギャラでもやりますよ。実際いくつも出てるしコンテンツ提供してきた。

番組の中身自体はすごく楽しい仕事だっただけに、結構残念。

週明け早々残念なエントリーですいません。とりあえず朝から忘れ物して大幅タイムロスしたけど、京都へ向い中。

(...職場について表現をちょっと修正。)

2012年4月8日日曜日

2012年4月14日(土)19:00~@紀伊國屋書店新宿本店「<紀伊國屋書店×WEBRONZAトークセッション> ソーシャルデザインの時代に」

2012年4月14日(土)19時〜@紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場びにて、「<紀伊國屋書店×WEBRONZAトークセッション> ソーシャルデザインの時代に」というお題目で批評家の荻上チキさんとお話します。

以下、告知と申し込み方法。
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◆講演会リリーステキスト

1.タイトル <紀伊國屋書店×WEBRONZAトークセッション> ソーシャルデザインの時代に

2. この閉塞感はどこからきて、どこへ向かうのか。公の意思決定がままならない時代、わたしたちはどのように「社会」(=ソーシャル)というものを考えていけばよいのだろうか。3・11以降の日本の未来図を描くために何が必要なのか。

大反響NHK「ニッポンのジレンマ」に登場するほか、メディア論における気鋭の論客として注目を集めている荻上チキさんと各方面で話題となっている、日本初のオープンガバメント入門書『「統治」を創造する』の編著者である、社会学者の西田亮介さんが熱く「ソーシャルデザインの可能性」について語り合う70分!

3.【出演者】
■荻上チキ(おぎうえ・ちき)
評論家。ウエブサイト<シノドスジャーナル>編集長。メールマガジン〈αシノドス〉編集長。1981年生。ウェブサイト、ブログ、ラジオ、インターネット放送等、さまざまなメディアで活躍する評論家。政治、経済、サブカルチャーにいたるまで幅広い言及と問題意識で若者の支持を集める。著書に『検証 東日本大震災の流言・デマ』『社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム』など

■西田亮介(にしだ・りょうすけ)
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。
1983年生。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了。同後期博士課程単位取得退学。東洋大学・学習院大学・デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、国際大学GLOCOM客員研究員等を兼務。ソーシャルビジネスと社会起業家、新しい公共、情報と政治等を研究。共編著に『「統治」を創造する』(春秋社)、共著に『大震災後の社会学』(講談社)等。

■日時2012年4月14日(土) 19:00~20:20(予定)/開場18:45
■会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
■定員 30名(お申し込み先着順。定員になり次第受付終了)
■入場料:無料
■受付方法:メール申込み
※メールにてお申込みを受付いたします。紀伊國屋書店・店頭ではお申込み頂けませんのでご注意ください。下記メールアドレスに表題<紀伊國屋書店×WEBRONZAトークセッション>参加希望とし、1)お名前、2)ご住所、3)お電話番号(携帯)をご明記の上、メールにてお申し込み下さい。折り返し、こちらより整理番号を返信メールにてお知らせします。当日は整理番号とお名前をご申告の上、ご入場頂きます。

■参加希望申込アドレス<m-katagiri@shunjusha.co.jp
■問合せ先   電話番号03-3255-9611(春秋社営業部 片桐)
※電話対応時間平日10:00~17:00迄
担当者不在の場合、折返しご連絡いたします。

また、開催日は直前まで他のイベントが開催されています。18:45分迄はご入場頂くことができませんので、18:45分以降、紀伊國屋書店新宿本店9階「特設会場」特設会場にお越し頂きたくお願い致します。お席は発行整理番号順にご用意いたします。

寺脇研『「フクシマ以後」の生き方は若者に聞け』の書評を書きました。

4月1日付けの『第三文明』5月号に、寺脇研さんの新著『「フクシマ以後」の生き方は若者に聞け』(主婦の友社)の書評を書きました。短いですが、寺脇さんのお仕事の変遷にも触れた渾身書評のつもりです。どこかで見ていただければと思います。



2012年4月5日木曜日

研究室仮営業2と博士人材シンポジウムの雑感

今日はイベント登壇だったため、研究室方面はほとんど進められなかった。
現在以下のような状態・・・これに加えてそのうちSFCの撤去作業もしないと・・・
ただ、どうやら別の場所にもそのうち業務用デスクをもらえるというお話もあるみたいだから、ここは荷物置き場に徹するということでもいいのかもしれないな・・・

研究室設営現在進行形

ゲスト講演をされていた、経産省の方のデータでひさびさに博士人材の行き先や現状を数字でみたのだけれど、さすがに他人事とは思えない。とはいえ、いま研究者の道を歩まんとするというのであれば、知らないよりは知っていたほうが絶対にいい。目を背けてもいつかは直視せざるをえないのであれば、早いほうがいいと思う。

ところで今日は言及はなかったけれど、20年で出生数が半分になるような急激な若年世代の人口減少はとくに私立大学から強い淘汰圧をもたらすわけだから、現状が急に好転するようなことはちょっと考えにくい。ようやく職を得ても、大学ごとなくなってしまいました、なんて恐ろしい時代がやってくる可能性も頭の隅っこにはおいておかなかいといけないと思う。これらはマクロのトレンドだから、国の無策、大学の無策云々を声高に叫んでも、ほとんどどうしようもない。先行世代の少数の成功事例を真似することもそれらは偶然の要素が強いため難しい。

むしろ現在進行形で新しい解を作っていくしかないというのが持論だ。専門人材を求める産業政策の観点で中小企業と博士人材のマッチングがトレンドだ。ぼくも民間や調査機関にいたこともあるからちょっとは勘のようなものはあると思うが、はっきりいって人文社会科学系の博士人材の場合「既存の仕事」はあまり存在しないか、あっても少数だと思う。

これは「だから、終わり」という話ではない。だからこそ、出口(企業、調査機関、行政等々)のニーズを把握し、それをもとにして新規に仕事を創造し、そのうえでその仕事に対応できるスキルとキャリア教育を作っていく...といったような出口から逆算したアプローチが不可避じゃなかろうか。今のところ省庁系の支援施策はマッチングやインターンが中心だけれど、自然科学系はともかく「既存の仕事」が存在しない場合には当然お見合いも成立しようがない。このあたりも細かく分けて考えていかないと・・・なんて思っていると、新しい土地でやるべきことは山積のようだ。まずはなにはともあれ、関西の現状等々についてのお話を聞き、いろいろな先生とお顔あわせできたこと、それから大学院生の人たちの「顔」がちょっと見えたのが今日の収穫だろうか。




『医療情報は誰のものか』


任意団体「市民のためのがん治療の会」さんに寄稿しました。

最近情報と政治というテーマに取り組んでいるけれど、情報と医療もいつかはやりたいテーマ。現場の先生方か企業の協力がないと難しそうだけれど・・・



西田亮介「医療情報は誰のものか」
http://www.com-info.org/ima/ima_20120404_nishida.html


2012年4月4日水曜日

シンポジウム「博士課程の地図を描く――大学院から未来のキャリアパスにつなげるために」

明日4月5日シンポジウム「博士課程の地図を描く――大学院から未来のキャリアパスにつなげるために」に登壇します。

立命館の名義で公開になる初めての仕事のはずです(名前はないですがw)。以下、立命館大学から。

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シンポジウム「博士課程の地図を描く――大学院から未来のキャリアパスにつなげるために」を開催します

近年、わが国で、博士人材の労働市場における「ポスドク問題」が、社会的課題として認識されています。博士の取得を目指す方は、この課題を十分理解したうえで、博士後期課程時代に専門職としての博士に見合った能力・スキルを獲得することが必要となります。
本シンポジウムでは、博士ポスドク問題の現状と課題、博士号取得後に社会で活躍するために必要な能力・スキルについて、徳島大学の樫田美雄准教授と経済産業省の進藤秀夫課長からお話を伺います。そして、博士号取得後のキャリアパスにつなげるための博士後期課程の過ごし方について、参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

対象

どなたでも参加できます。

開催日時・会場

2012年4月5日(木) 受付 12:30~

シンポジウム
13:00~16:00    衣笠キャンパス恒心館730教室/BKCキャンパスコラーニングハウスⅠ107教室(テレビ中継)


事前申込不要・参加費無料です。

プログラムの内容

衣笠キャンパス

【基調講演】 講演テーマ 「若手支援学からみた博士人材養成の未来」

講師  樫田美雄(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部准教授)

講師略歴:修士(社会学)。1992年筑波大学大学院博士課程社会科学研究科退学。筑波大学文部技官(社会科学系、準研究員)•筑波大学医療技術短期大学部講師、筑波大学助手を経て、1996年より現職。主な研究テーマは、エスノメソドロジー,相互行為分析、医療と福祉の社会学で、最新の刊行は、『いのちとライフコースの社会学』(藤村正之編、弘文堂、2011年)である。博士キャリアパスの活動としては、学会に所属する若手研究者を対象とした論文作成、研究費獲得のための指導等の企画に取り組んでいる。

【パネルディスカッション】

◆パネリスト
樫田美雄(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部准教授)
中村正(本学常務理事(教学担当)、応用人間科学研究科教授)
豊田兼彦(関西学院大学司法研究科教授)
岩間優希(本学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)

◆コーディネーター
佐藤達哉(本学文学研究科教授)


研究室仮営業開始

今週から本格的に立命館大学に通勤し始めた。ひとまず前の職場や住居から発送した書籍や資料を受け取り、仕事ができる環境を作るところから。幸か不幸か、キャンパスの中心から外れた博物館(?)の上にある、あまり人がいない研究室なので、ここにいると仕事に集中できそうだ。生協の購買で延長コード付タコ足コンセントやマグカップ、コーヒーなんかも調達。あと仮眠できるソファと冷蔵庫を入れたら完璧ではないか・・・などと思っていたのだが・・・

before


after


...ヤマトさんが定刻通りやってきて、あっという間に書籍入りダンボールで埋め尽くされてしまった。あとSFCからも書籍&資料を発送するはずなのだが、大丈夫だろうか・・・キャンパスは新入生に溢れているけど、いまのところ新入生には間違えられてはいない。今週中に仮営業の態勢を整えたいところ。

転居とそれに伴うお願い

この春から新しい職場環境にうつり、住居も横浜から23区内に転居いたしました。
ゲラや献本、資料等、毎月いろいろな方からいろいろなモノを送っていただいておりますが、自宅は転送設定しているものの、お手数ですがご一報いただけると嬉しく思います。前の職場などに送っていただいた場合、受け取れない可能性がありますので・・・

2012年4月3日火曜日

2012年度

2012年度が始まりました。
今年度から職場が大きく変わります。まず本務校が、5年任期で立命館大学になります。
大学院博士人材のキャリアパス創出が主たるミッションになります。
具体的な出口作りですので、産官学連携や人材開発を手がけてらっしゃる企業の担当者の方がいらっしゃいましたら、ぜひお話させていただきたく思います。
昨年度までと同様、東洋大学でも講義を担当します。
「コンピュータリテラシィⅡA」と「政策デザイン」。
前者はソーシャルメディアのリテラシーと情報社会論、後者は具体的な社会問題の発見・解決をグループワークで取り組みます。
新しく学習院大学では「メディアリテラシー」を担当します。ジャーナリストの藤代裕之さんの後継ですから、頑張らないと。
デジタルハリウッド大学大学院では、「マネジメントのための調査分析」。いわゆる、「リサーチデザイン」の演習です。
京都と東京を往復する生活は楽ではありませんが、それでも駆け出しの研究者として、気分を一新して進んでいきたいと思います。どうぞ改めてよろしくお願いいたします。